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どうにも天候が不安定なのです
先月から行くよ行くよと言っている南会津なのですが、裏磐梯で雪は降るわ、渋峠も吹雪くわで、なんとも山の天気が良くなりません。4月の終わりでも降雪はありますが、今年は影響する幅が広いなあといった印象があります。
さすがに20℃近辺で生活している今のぼくには、10度は寒いのです。若い人は元気でクリアできるでしょうけど、ぼくにはもう無理です笑。ふつうに風邪引くと思います笑
そんなわけでトレランにいくことに
走る場所を変えようと思って地図を眺め始めたのですが、グラベルでめぼしいところが見当たりません。あるにはあるのですが、日帰りでは無理だったり、あるいはクルマを運転するのがダルかったりで、気分が乗りません。そう、最近はとくに車の運転がだるいんですよね…。鉄道のほうがラクです。
無理して自転車に乗ることないかな?と思って、もう1つの運動系の趣味であるランニングに切り替えることにしました。先々週くらいから丸ちゃんとトレランに行こうとか、飲みに行こうなんて話していたんですが、具体的な予定はありませんでした。今回、グラベルライドからトレランに切り替えて、場所は高尾周辺にしますということを「行ってきますね」の意味で連絡したところ、「行けます!」との返答。というわけで、高尾山口駅から陣馬山までの往復トレラン旅が企画されました。
準備
自転車でもトレランでも、はたまたふつうのランニングでもですが、補給は大切です。
補給が必要なものは
・糖質
・水分
・電解質
です。
この3つさえあれば大丈夫です。
でも、この3つ以外の成分を摂取していても、1つでも欠けてしまってはダメです。
というわけで、まずはクルマにとってのガソリンともいえる糖質から。
今回持っていた補給はこちら。
・MAURTEN DRINK MIX 320 CAF 100 x 2コ
・MAURTEN GEL 100 CAF 100 x 2コ
・KODA エレクトロライトパウダー x 6コ
・KODA エナジージェル x 3コ
総カロリー数は1191kcal
おにぎり、パン、ようかんなどを使用する方もいますが、ぼくは内臓の負担を軽く、吸収はできる限り早いものを摂取するようにしています。MAURTEN製品は胃での滞留時間を限りなくゼロにし、胃の負担を大幅に軽減。摂取してから5分程度で小腸にたどり着き、吸収を開始します。パンやおにぎりの場合、吸収を開始するまでに3時間程度、吸収を終えるまでに5−6時間かかるため、今回の行動時間を5−6時間で終えるプランの中では胃に残るだけで終わってしまいます。自転車でも、100km前後の距離ですら、吸収し終える前に帰宅することになるでしょう。
KODA ジェルは予備です。もし、何かの怪我をしてしまったり、トラブルが起きた場合、行動時間が2−3時間伸びてしまうケースが考えられます。運動していなくてもエネルギーを消費します。低温時は一層の注意が必要です。そのため、KODA エナジージェルを持っておきます。多糖類のみで構成されており、味つけも薄味のため、身体への負担が少なく、また使い勝手がいい製品です。
KODA エレクトロライトパウダーは、電解質のみをパウダーにした製品です。500mlの水に1つ溶かすと、ナトリウムを440mg摂取することができます。これはポカリスウェットにすると、約900ml分にあたります。しかし、真夏になると1本では足りなくなります。なぜなら、夏場の運動を1時間行った場合、平均して約900mgのナトリウムを発汗によって失うからです。そうなると、500mlにエレクトロライトパウダーを2本溶かして摂取する必要があるということです。体内の電解質を失ってしまう場合、軽度であれば痙攣やめまいなどで済みますが、中程度以上の症状として低ナトリウム血症や低カリウム血症に陥ってしまうケースがあります。ぼくの場合、消化器系の症状に対して自覚を得ることが多く、消化不良や食欲不振に陥ります。そのための対策として、エレクトロライトパウダーを多めに携帯しています。今回は気温が14度からスタートし、22度近辺までしか上がらない予報でしたから、水分摂取を片道1000mlと予測。そのうち半分をドリンクミックス、もう半分をエレクトロライトパウダーとしました。もし、天候の予測を大幅に上回る気温上昇があった場合、袋でのエレクトロライトパウダー濃度を2倍にすることも考慮しても、3つあれば足ります。しかし、こちらも予備を持ちます。
一緒に行くメンバーがいる場合、各々が自分なりの準備を行うものの、忘れる場合や準備が不足する場合もあります。そのため、ぼくはパーティ全体で使用する可能性も加味し、予備を単独行より多めに持つように心がけています。

欠かせないアイテム
アグレッシブデザイン
・トップアスリート サンプロテクト ファイター
・トップアスリート アロマスクリーン“タロス”
かんたんに言えば、日焼け止めと虫よけオイルです。
使っている人にとっては欠かせない製品でしょう。
ファイターは今回の5時間を越える行動時間、かつ汗をたくさんかいた状況であっても、1年でもっとも紫外線が強い季節の中でぼくを日焼けから守ってくれました。
タロスは虫が嫌う天然精油の芳香スプレーです。医薬品ではないので、虫除けではありません。
■本品は医薬品ではありません(雑貨)。
■効果が長持ち
■スーッとした冷感効果で夏の暑い時期におすすめ
■他の忌避剤との併用が可能
■運動中の塗り足しも可能
■持ち運びに便利なコンパクトスプレーボトル
■用途:衣類、布製品などの芳香・防臭
■使用方法:靴下・リストバンド・帽子・衣類などに10cmほど離してスプレーする
蚊や蜂のほか、ヒルにも効果がありますので、山中行軍には最適です。
いざというときのために
何があるかわかりませんので、持っていきます。自転車でも、けっこう山の奥深くまで入ったり、人気のないエリアを好むケースがありますので、持って行く方が安心です。
・SOL エマージェンシーブランケット(一人用)

5時間しゃべりっぱなし笑
当日は7時に待ち合わせ。到着して、トイレに行って、ドリンクや補給の準備を整えます。これを落ち着いて、ちゃんとすることが大切です。5時くらいまで雨が降っていたため、路面は柔らかくなっていることが予測できますし、気温も14度くらいなのでやや低め。駅周辺は20度でも、標高800mの気温は約16.5度。そこに風が吹くと、体感温度は更に下がりますので、15度以下になるケースも考えられます。最初は薄手のアウターシェルを着ておき、気温と体温の上昇とともに調整していくようにしました。
持ってきた補給食のうち、往路で摂取する可能性がある分をすぐに手を伸ばすことができる位置にいれておきます。ちなみにトレラン用バッグはパーゴワークスのRUSH 11Rを使用しています。背負いやすく、ポケットがたくさんあり、収納力の高さがすばらしいバッグです。ぼくは荷物をやたらと減らすのは好きではないので、ベスト型は好みません。しっかり背負えるタイプを好みます。
スタートは7時42分、雨の影響を考慮し、現在登り専用となっている6号路ではなく1号路から登り始めました。夏の暑い日は6号路がいいですね。1号路は人が多いためランニング禁止なので、歩いて山頂まで向かいます。山頂までは約47分でした。
山頂でトイレに行って、さて!ということで奥高尾エリアへ入ります。
一丁平〜城山〜小仏〜景信山〜明王峠を経て、陣馬山まではスタートから約2時間30分。帰りも約2時間30分。下り基調なので帰りのほうが短い時間で走れるはずなのですが、早朝と比較して他の登山客が増えてきたりし、あるいは疲労によって途中でスローダウンせざるを得なかったりもしました。ケーブルカーの駅で天狗焼をパクパク。疲れた身体に甘いものが染み入りました。
トータルで約5時間(経過時間は6時間15分)、距離は27km、獲得標高は1550mのコースでした。
ガーミンでの計測によると、
消費カロリー:2310kcal
推定発汗量:2682ml
ということでした。
これを次回の補給計画に活かしましょう。











