Eバイクで行く温泉旅

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行ってきました

場所は栃木県の奥鬼怒。一般車両が一切入ることができない、まさに秘境。交通手段はハイキングを2−3時間する、自転車でいく、あるいは宿のバスに乗る(宿泊者限定)の3種類。そんな山奥にある温泉ですが、平日でもそこそこ人が多い場合もあります。しかし、ハイカーの多くは昼過ぎには下山を始めますので、ぼくらは昼過ぎに到着するように計画します。すると、誰もいないので落ち着いて過ごせます。

秋ですね

東京で過ごしていると、まだ暑い日もあり、秋が短く感じますが、北関東に行くと少し違う印象になりますね。秋は止まっているとそうでもありませんが、走りつづけるとだんだんと体が冷えてきます。ある程度以上に冷えてしまうと、なかなか戻りません。それこそお湯に浸からないとダメです。ですから、秋冬はゴールに温泉があったり、途中で一休みできるルートが好きです。

クルマとは違う旅

クルマで行く旅は制限もありますが、楽しいものです。自転車には独特のラクさがありますね。行き帰りは乗っているだけでいいですし、その後の時間に自転車に乗らなければ飲酒も可能です。渋滞もありませんから、予定通りに到着できます。低い確率で事故等が起きるものの、クルマのそれと比べればたいへん安定しています。以前も書いていますが、Eバイクを輪行するためには、約20キロ弱の自転車を担ぐ必要があります。これはなかなか大変です。しかし、駅を選び、担ぐ区間を短くするなど工夫すれば、現地についてからの自由さがネガティブを補ってくれます。ただ、誰にでもできるものではないですから、ご自身で可能かどうか考えてみてください。

体力があればあるほど楽しめる

ロードバイクやスポーツ自転車に慣れている人や体力に自身のある人は、Eバイクがなくても大丈夫だと思うかもしれません。ただ、Eバイクとはいえ自転車ですから、自分でペダリングをしないと前には進みません。まったく力も体力も不要なのではなく、あればあるほど楽しめます。アシストの強さも、力のある人なら弱めに設定できるでしょうから、同じバッテリー容量で遠くまで、あるいは高いところまで登れるでしょう。ですから、ペダルバイクでそこそこ走れる人でもEバイクを楽しむことはできますし、グイグイ踏むことでけっこうな強度の有酸素運動をすることも可能です。ぼくはこうした旅でまったく体力を使っていないわけではなく、ぼくの体力とEバイクをあわせてできる事を楽しんでいます。

もう荷物は担がない

今回のパニアバッグの重量は約6キロ。この重さをバックパックで担ぐのは困難です。夏は背中が熱々の汗だくになるでしょう。「慣れている」という人でも、どちらが良いかといえば、ない方がいいに決まっています。Eバイクの場合、荷物を積んでも走ることがつらくなることはありませんので、ぼくはキャリアを装備することを前提に考えるべきだと言っています。ただ、オフロード走行については影響が出ますので、グラベルであったり、トレイルをしっかり走る場合にはない方が良いでしょう。とはいえ、荷物をこれだけ積んで走ることができるというのは大きなメリットを生みます。特に旅をする場合には、安心してプランを練ることができるようになるでしょう。

使用した車種はこちら

ミヤタサイクル ROADREX i 6180(即納できます)
407,000円(税込)

カラー:ブラックxブルー、ブラックxグレー
サイズ:430、490

Eバイクは想像以上に自転車です

いまだに
「ラクなだけでしょ」
「チートでしょ」
「ふつうに自転車のほうがおもしろい」
と言われますが、それはすべて食わず嫌いであり、嘘でしょう。

想像以上に自転車、というか、「これは苦しいことを一切排除した、楽しいだけの自転車だ!」となる。ほんとになる。日本国内のアシスト減衰のお陰で航続距離も断然伸びる。日本のような地形をツーリズムとして楽しむには合理的な仕様です。

Eバイクって、自らが望む用途のために自転車を利用できなかった人が、イージーに利用できるようにするための自転車です。ぼくの言い方では、まさに自転車がまさに自転車たるための自転車がEバイクであるとなります。つまり、誰もが自由に移動(旅)ができるというシンプルさが魅力の根源です。

ご来店いただければ、Eバイクのリアルな話をいくらでも、”あなたが買うまで”してあげますよ。というか、興味を持ってぼくの話を聞いて、それでもEバイクが欲しくならない人はいません。なお、ぼくはEバイクを5台所有してます

プラス10万円の付加価値

ロードレックスの購入を検討される場合、あるいは現在”旅をするための自転車”を検討される場合、グラベルロードというワードからも引っかかると思います。

グラベルロードは20万くらいからありますし、40万以上のものもあります。ロードレックスは税込40万円なので、「グラベルのほうが安いからまずはそっちから」なんて言うのはカンタンですが、本当にそれでいいのか?と考えてみるべきかと思います。グラベルロードの場合には、「軽いほうが良いだろう」と考えるわけですから、カーボンフレームの完成車が欲しくなりますね。そうすると、価格は40万円に近づいていきます。やってみたいという理想と生活の中で実現可能な現実に折り合いをつけ、どちらの選択をするかを一緒に相談しましょう。

一台買ったら数年は乗るでしょう。また、ある程度の年齢になると買い替えスパンは更に長くなりますし、体力の衰えは年々加速していきます笑。いや、笑えないんですけどね笑。

つまり、今の自分の体力で行けるところも、2年後には行けなくなるかも知れないということです。「いや、そうならないように頑張るんだ」という気合は素晴らしいですが、実際にはどうでしょう?今まで積み上げたものがないなら、年をとった時の体型維持が難しいように、なかなか困難だと思います。

そこで、”適度な運動”を続けることができるEバイクに投資すべきだと思うわけです。”ゼェゼェハァハァ”は健康を作る上でも必要ありません。必要なのは”適度な(強度のきつすぎない)運動”です。

Eバイクとならば、2年後も、5年後も、更に多くの景色や地域文化を楽しむことができます。

春は雪解けを、夏には深い緑を、秋には紅葉を誰にも邪魔されずに堪能できます。風の音、虫の音、川のせせらぎを感じながら、自分と自然との間に自転車しかない孤独を、ただただ感じて楽しむ時間は素晴らしいものです。

ペダルバイクを買う予算に対して、プラス10万円をすることで、自転車のつらい部分、楽しくない部分を除去し、自転車の楽しい部分だけをつないで、思いついた時に気軽に気楽に遊ぶことができることがすばらしいことです。

ジオメトリの優秀さ

ロードレックスは舗装路でも、オフロードでもよく走ります。”走る”とはモーターが力強いだけではなく、凸凹の上で効率よく前進できるという意味です。氷の上で走れるでしょうか?あるいは粘土の上で走れるでしょうか?極端に言えばそういうことであって、路面状況に変化があってもスムーズな舗装路のときと同じ様に進むことが求められるいいグラベルバイクの条件となります。

その場合、ベースにするのはロードバイクでも、シクロクロスバイクでもないほうが良いでしょう。しかし、多くのグラベルロードはそうなっています。メリダの開発者はその疑問に気づき、画期的なジオメトリを開発しました。ロードレックスはそれを参考にし、未舗装路での素晴らしい走りを実現しています。

ドライブユニットとバッテリーのバランスの良さ

ドライブユニットもバッテリーも、大きく力強ければいいように思いますが、完成車にした際のコストも上がってしまいますので、そのバランスは大事です。シマノはナチュラルなトルクの出し方をするので、まるで自分が漕いでいるかのような気持ちよさを味わえます。不自然なモーターによる押し出し感はありません。

ロードレックスは、コンポーネントの選択も含めて、あるいはキャリアダボなどの拡張性も含めて、40万円強で買うことができる最高のバランスだろうと思います。

秋冬に向けてEバイクを買おう

秋冬はEバイク遊ぶに最適な季節の一つです。いや、もっとも向いているかもしれません。坂を登っても大汗をかかないので、汗冷えに悩まされることもまれです。また、上着を着たまま走ってもオーバーヒートしてしまうこともなく、天候の変化に対して必要なウェアを持ち運ぶこともできます。

少々寒くても、漕ぎ続けることがつらくないので、自転車での旅も楽しく行うことができます。

ロードレックスで一緒に遊びましょう。
この秋冬は最高の旅ができると思いますよ。

ROADREXで何キロくらい走れるのか?
https://www.biciclettadimattino.com/blog/?p=42024

ROADREX i 6180 初回便まもなく予約完売
https://www.biciclettadimattino.com/blog/?p=42186