MERIDA SCULTURA ENDURANCE 300

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これは良いバイクです

いきなりですが、買いましょう!これ笑

SCULTURAはレース用バイクですが、SCULTURA ENDURANCEはエンデュランスなライドをする方向けのロードバイクです。つまり、無酸素域よりも有酸素域で走る時間を増やしたい、ロングライドにフォーカスしたSCULTURAのシリーズです。

グレードは上から
 6000
 5000
 4000
 300
と4つあり、300はアルミフレームとカーボンフォークのフレームに、TIAGRAを組み合わせた完成車で、とてもバランスの取れた乗りやすいロードバイクに仕上げました。

SCULTURA ENDURANCEはグラベルロードではありません。そうではありませんが、一度のライドの中でオフロードが1割くらい占めるような乗り方をイメージしています。メリダはMTBで定評のあるメーカーです。グラベルは不整地という意味であり、舗装路とは異なる凸凹としたコンディションでの自転車の走らせ方について、MTBで培ったフレームづくりが大いに生きています。昨今、ロードバイクブランドとしても定着したといえるメリダは、その中の代表的モデルであるSCULTURAをより幅広く使える多用途なロードバイクとして作ったもの、それが「SCULTURA ENDURANCE」です。

初心者が乗って納得

タイヤが32Cと太めであることも影響してはいますが、なによりフレームの作りがよく、軽快さとしっとりした安定感のバランスがすこぶるいいバイクです。安定感がある場合、それはグラベルロードのようなダルさになる場合もありますが、あくまでSCULTURAとしての乗り味が基盤にあるので、何でもできるロードバイクという表現はぴったりだと思います。

ペダリングがとてもしやすいのも特徴です。カーボンモデルでも同じですが、ペダリングが気持ちいい。レースバイクにおける気持ちよさは、力のない人に対して諸刃の剣になるケースがあります。しかし、SCULTURA ENDURANCEでは優しさとゆったり感の中での気持ちよさなので、むやみにケイデンスを上げさせてくることもなく、幅広い速度域とケイデンス域で気持ちよく走ると感じられます。

それと下りをとても安定して走れます。最新世代のロードバイクでは軒並み性能がぐんとあがったとはいえ、SCULTURAよりも数センチは長いホイールベースのおかげもあり、素晴らしい安定性を発揮してくれます。下りが良いということは、高い速度域で乗りやすいということに加えて、バイクがまっすぐ進むということです。「ハンドルを切らなければ真っ直ぐ進むのは当然だろう」と思うかもしれませんが、意外とそうではありません。前に進むことで、自然にハンドルが切れてしまいやすくなるバイクもあります。ただ、安定感を高めすぎた場合、コーナーリングに入りにくかったり、バイクが立ってしまうケースがありますが、SCULTURA ENDURANCEはそういった性能のバランスが本当に素晴らしいんです。

あえて言及するならば、コンポーネントが10速でも11速でも、初心者がロードバイクに乗って楽しむ際には、大きな違いにはなりません。ギアが1枚多いか少ないか、それだけの違いです。105より一つ低いグレードにあたるTIAGRAですが、モデルチェンジごとにコストを下げてきた機械式105に対しては、それとほぼ同じ価格なのがTIAGRAです。見た目も、触った感じも、105とはほぼ同じにしか感じません。10速版105だといってもいいでしょう。一つだけ完成車に対して交換を推奨するなら、28Tまでしかないカセットスプロケットでしょう。上位にあたりカーボンフレームモデルでは、32Tまでのスプロケットが採用されていますが、この300にはコストダウンのために28Tが採用されています。バイクのポテンシャルを考えますと、32Tまであるカセットスプロケットに交換をすることをおすすめします。

さあ買いましょう笑

ぼくは基本的に嘘をつくのが苦手ですし、文章に書いていることと店頭でしゃべることがほぼ変わりありません。とにかく、SCULTURA ENDURANCEは良いバイクなので、「乗って良いバイク」が欲しい場合には、選択肢に入れておくべきだと思いますし、買うべきバイクだと思います。

一時期は在庫不足だった自転車ですが、段々と戻りつつあります。
このSCULTURA ENDURANCEも、47、51、53というボリュームソーンのサイズは在庫がありますし、それよりも小さい41、44に関しても、まもなく入荷する予定です。

MERIDA SCULTURA ENDURANCE 300
253,000円