峠でASPITE PRO 24Cをテストしました

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Attack!299で使ったタイヤはIRCの新型クリンチャータイヤ「ASPITE PRO 24C」。約一ヶ月前から使っており、ちょい減りの状態でしたけどそのまま使った。

今後、IRCではASPITEがクリンチャーのシリーズ、FORMULAはチューブレスに限った名称となります。ASPITE PROはオールラウンド用レースタイヤのトップモデル。タイヤスペックなどについては過去記事検索をお願いします。

ここまで乗って自分には空気圧は6.8barが最適と判断。6.4barくらいだと快適だけど、コーナーリング時の剛性感が足りない感じ。7を越えるとちょっと硬い。あくまで好みだし、体重次第。ズレながらのコーナーリングより、グリップさせてターンする感じがこのタイヤには向いているようなので、それを活かすようにしてみた。チューブレスであれば、タイヤの変形を活かせるように低圧にし、そうしても転がり抵抗は低いままなので両立することが可能。

峠の下りではすばらしいグリップを発揮。おそらくは24Cという太さから接地面を広く確保することが出来ているのか、グリップしているけれど不安感はかなり少ない。最も大きな理由はタイヤ自体の構造とコンパウンドによるものと思われる。

安心して倒せるし、グッと踏ん張れる。ライン修正もあらゆる場面で可能だし、ブレーキングでもすばらしい性能で言うことなし。細い接地面とエッジ感に乗っているのとは全然違う感覚。

ただ、路面が濡れていたりするコンディションでは空気圧を上げるほどタイヤが変形しにくいので気をつけなくてはいけない。これは決してこのタイヤに限ったことではなく、欠点ということでもない一般的な話。むしろ24Cという絶妙な太さのチョイスによってこのデメリットは軽減されるように思う。

26Cもラインアップされているのでより安定感を重視したチョイスをすることもできるし、ASPITE PROにはウェットタイヤもあるので穴がない。RBCCコンパウンドとウェット用パターンは速さを意識したレースでのウェットチョイスとしてアリ。26Cとの使い分けは、ユーザーの目的に合わせれば良い。

スピードが上がってくると浮いたようになる感覚のタイヤもあるが、70キロ以上でも全く不安なく、そこから一瞬でスピードも殺せて、狙ったラインへスパッと入ることができた。ライダー側に余裕が出来る良いタイヤ。

ASPITE PROのおかげでとても楽しくダウンヒルを楽しむことが出来ました。

あ、峠の下りは決してギリギリまでは攻めてはダメですよ。ご心配なく、昨日の下りもまだ鼻をかく余裕くらいありますw

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