2026モデル MERIDA SCULTURA 4000

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2026年モデルはカラーリングにご注目ください

2026年モデルのSCULTURA 4000です。すでに入荷しています。カラーは2色展開で、もう一色の方もそろそろ入荷する予定です。これまではチームカラーとそうではない単色という2色展開でしたが、バーレーンへのバイク供給が終わり、2026年はトップチームへの供給なしという影響があるか、ないかわかりませんが、いつもとは異なっています。

それにしてもきれいな色です。

2027年からはスーダル・クイックステップへのバイク供給が決まっているという噂なので、それを予見するようなブルー基調にもみえてきますね笑

リムブレーキ時代とは違う「ミドルグレード」の意味

とはいえ、SCULTURAの魅力はカラーだけではなく、中身です。

SCULTURA 4000を「ミドルグレード」とするのは単純すぎてしまって、全然伝わらないのです。リムブレーキ時代はタイヤクリアランスしかり、ブレーキシステムが足かせの一つとなっていたことで、ロードレースモデルとその廉価版しか作ることができませんでした。

しかし、2015年からブレーキシステムがディスクに変わり始め、ついには2018年くらいになるとほぼすべてのモデルのディスク化が完了しました。しかし、ディスクブレーキを前提として最初から設計されたモデルの登場は2021年のREACTOまで待たなくてはなりませんでした。その翌年、2022年にはSCULTURAも完全ディスク専用モデルとして開発した世代がデビュー。この2車種はそれまでの同車種とはまったく異なる性格付けに特化させたモデルです。

以前はロングライドをする人も、レースをする人も、同じ車種に乗っていました。しかし、同じようなジオメトリや設計ではいずれかの人びとに合わない自転車ができてしまいます。
そこで
トップグレード(CF4):レース用途
ミドルグレード(CF2):より広い用途
という区分けをしていました。
他メーカーの多くもそうでした。

しかし、ディスクブレーキ専用モデルとなって以降、エンデュランスロード、グラベルロードとロードバイクジャンルの細分化設計が可能になってからというもの、SCULTURAとREACTOにはレースモデルとして今までよりさらに尖らせた設計が施されることになりました。

その結果、ジオメトリはCF5とCF3で共通となり、
トップグレード(CF5):プログレードのレース用途
ミドルグレード(CF3):アマチュアグレードのレース用途
という使い分けになりました。

以前は、SCULTURAのミドルグレードは「初心者でも乗りやすく、ロングライドにも」という印象でしたが、今のSCULTURA 4000は「明らかに速く、その速さを維持しやすい」という印象です。さらに、のり味は全体的に上質になっており、「ミドルグレード感」はほとんど感じません。コストカットしている感じはしません。正直、けっこうしっかりしたレーサーバイクなので、SCULTURA 4000に合うのはヒルクライムやロードレースの中で何かしらの目標を立ててトレーニングをするライダーになると思います。レースっぽいことから引退したぼくにとってはちょっとオーバースペックだと感じるくらいですし、そこはSCULTURA ENDURANCEとの使い分けになってくると思います。

よく聞くのは「CF5の必要性」です。必要か、必要でないかといえば、まあ必要ないでしょう笑。それでも買うのは自由ですし、その方がいいと思うのも自由です。むしろ、明確な具体的目標を立てずに楽しむ場合、そうした自由さの中で楽しむのにストレスはないでしょうから、プロ選手と同じ自転車を乗って挑むのは大きな楽しみになるのでしょう。

2026年モデルのカタログ配布中

すでに紙のカタログは届いています。ただ、以前のように無限に配るという大勢ではないので、当店での購入をご検討頂く方にのみ配布しております。