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走る前の準備に
最近はとっても暑くて、皆さんダメージを蓄積させているのではないかと思います。年齢が増すと、日々のコンディションの差がとても大きくなってきます。また、その調子がコントロール不能になってきます笑
ぼくは、なにもしないと、1年の中ですごく良いという日は3日くらいしかないのではないか?と思うくらいなので、40歳前後からは何かしらの走る前の準備が必要になりました。
筋膜リリースを知っていますか?
筋膜リリースとは、筋肉を包む「筋膜」の緊張や癒着をほぐすことで、筋肉の柔軟性を高め、痛みやこりを軽減する手法です。筋膜には、浅筋膜と深筋膜がありますが、筋膜リリースでアプローチするのは主に浅筋膜。皮下脂肪のすぐ下にあり、筋肉を束にして覆っている薄いストッキングのようなものです。
材質は主に繊維と水分でできています。繊維の弾性と張力が姿勢と運動の維持・コントロールと外部刺激からの保護の役目を担っています。筋膜は筋肉を包み、筋繊維同士や他の組織とスムーズに滑り合うための「潤滑剤」のような役割を果たしています。ところが、筋膜が硬くなったり癒着(他の組織とくっつく)したりすると、この滑りが悪くなり、以下のような影響が出ます:
- 筋肉がスムーズに収縮・伸展できなくなる
- 可動域(動かせる範囲)が狭くなる
- 動かすときに痛みや違和感が生じる
- 他の部位の筋肉が代償的に働き、姿勢が崩れる
シンプルに言えば、筋肉が固くなるという感じですし、収縮と弛緩がうまくできず、関節の可動範囲も狭くなります。
大事な点がもうひとつ
筋膜の役割は大きく4つ
- 支持・安定
- 老廃物の排泄と免疫機能
- 感覚を受信する
- 組織間の滑りを生み出す
ですが、意外と気づきにくいのは3つ目です。
筋膜内に筋肉およそ8~10倍もの感覚”受容器”が存在し、様々な自由神経終末や感覚神経終末が存在する。これら圧力、振動、ストレッチ、剪断力を感知し、反応し、脳に伝える。筋組織内に存在する受容器終末が今までそ役目を担っていると考えられていましたが、この発見により、筋組織内受容器筋膜を傾聴する、もしく受け渡しをする役割を担っていると考え方がされてきています。受容器は自分の筋肉を自分の脳で感じて理解するためのセンサーだと思ってください。これが機能しないと、自分の動きが良いのか悪いのか、それがわかりません。
つまりわかりやすく言えば、自分で自分の動きがより分かるようになったりし、思い通りに動かせるようになるという感じです。
どうするか
フォームローラーやマッサージボールなどを使って、圧をかけながら筋膜にアプローチします。運動前後のケアや、デスクワークによる姿勢不良の改善にも効果が期待されます。血流促進や可動域の向上にも役立ちますが、強くやりすぎると挫滅してしまうなどし、逆効果になる場合があるため、適度な圧で行うことが重要です。筋膜の水分をならしてあげるくらいの感覚でよいと思います。
筋膜リリースは、運動後の回復として行うというイメージが大きいと思いますが、ぼくは運動前にすることをおすすめしています。自転車に乗る前に、日焼け止めを塗ってから定着するまでの30分間で筋膜リリースを一通り行うことが可能だと思います。
ぼくは、セルフ筋膜コンディショニングについて多少は学んでいるので、やり方に関してもレクチャーが可能です。
ウソだろうと思われるかも知れませんが、かなりの効果があります。ただ、過度な負荷を与えたり、生活ストレスなどによりまた硬くなってしまいますが、就寝前や運動前に筋膜リリースを行うことで身体がよく動くという実感ができると思います。
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やってみてください。思った以上に気持ちいいですし、効果もしっかりあります。手技によるマッサージの方が効果的にも思えますが、技術力次第でかなり変わりますし、失敗の可能性もあります。それと比較すると、筋膜リリースは安定的に、しかも好きな場所で、好きな時間に効果を得ることが可能です。
なお、Amazon等で類似品が販売されていますが、ぜんぜん違うのでよした方が良いと思います。とはいえ、「違うけど効果はあるだろう」と思う方もいるでしょうが、実際に使ってみるとわかります。気持ちよさも効果もかなりの差があります。
