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キャッチーなタイトル
でしょう?わざとです。まあ、こういう方が開く人多いかな?と思いました。
GCNによるロードタイヤのテストがありました。その動画が今回の元ネタです。Youtubeでは、最近になって多言語に対して自動的に吹き替えて再生する機能が追加されましたから、日本語で理解できるようになりましたので、見てみてください。
ぼくにとって、今回の結果にはなんら意外性はありませんでした。むしろ、これは以前から継続して思っていることだけれど、人間の感覚は意外と敏感かつ優れているんですよね。 ぼくがずいぶん前から30Cを選択し、プッシュしていたのは同じように感じたからです。
結果
28C〜40Cまでテストしたが、空気抵抗はほぼ同じでした。今回はトレッドのないタイプを使用しているため、純粋に前面投影面積の相違だと思います。ほぼ差はないんですね。実際には40C以上では特に、トレッドパターンがついている場合、やや抵抗が増すと思いますが、実際にぼくが走っている感覚について述べると、「いうほど差はない」と思います。
転がり抵抗は30Cがもっとも優れていました。 動画の中でも言っているとおり、荒れた路面、あるいはビギナーや上手くない人が走る場合、実際に速く走れるタイヤは変わると思います。速いということは危ないのではなく、むしろ逆で、ポテンシャルが高いので安全でしょう。
この結果から、28Cを選択するデータ上のメリットはなく、35C以上での抵抗増があるということは、安定性も増すということだと思います。SCULTURA ENDURANCEが32を標準としているのもわかります。 まあ、メーカーもチームもデータ取ってるので、選手の感覚だけで選んでいないと思います。ですから、レースでも30Cが増えていますね。
ぼくの感想
28C、あるいは30Cは、かれこれ5年以上前からいくつかテストをしてきました。一つ前の世代のタイヤでは、太くなった際に感じる抵抗がとても大きかったのを覚えています。しかし、最近のタイヤは良くてきているので、太さが増した際の抵抗増、あるいはそれに関する最適化に関して、リムと合わせる形で何歩も進んだように感じます。チューブレス構造はもちろんのこと、チューブドタイヤでも同じような進歩はあるように思います。
それでも、「30Cより28Cの方が軽く感じる」という人はいるでしょう。動画内でも言っていますが、何を楽しいと感じるかは人それぞれです。リムブレーキロードがよいと感じる人もいます。選択は自由です。
以前から思っていますが、速いと感じるタイヤと、実際に走ると速いタイヤは異なることが多いと思います。その意味では、データ上で優れていても走ってみたら速くなかったということはあるのでしょう。
ぼくをある程度知っている方は、ぼくが「データ上優れているので〇〇を使うべき」と断言する人間でないことはご存知かと思います。ただ今回は、自分の感覚がデータで裏付けられるという機会でした。パワーメーターでもそうなんですが、「〇〇Wでた(自分ではよくわかってない)」より、「きっと、〇〇W出ているはず(たしかにあっていた)」がよく、目指すべきところであって、データを見る意味なのだと思います。