ホイールはリムで決まる

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PR1600 SPLINEがアップデート

こんな記事が上がっていました。

DT Swiss PR 1600 Spline アルミロードホイールのエントリーグレードがアップデート(cyclowired)

アップデートは前回の展示会で知らされていましたが、そのリリースがあったということです。主にはハブのフリーホイール部分のアップデートなので、大きな変更はありません。「大きな変更がない」と聞くとがっかりするかもしれませんが、DT SWISSだからこその、DT SWISSらしいアップデートに、ぼくとしては「やっぱりいいな」と思ってしまいました。

エントリーグレードではない

まず、PR1600はエントリーグレードではありません。シクロワイヤードさんがなぜこれをエントリーであると言いたいのかわかりませんが、前後で10万円を超えるホイールでありますし、スペック的にも「これがエントリー???」と思います。

DT Swiss PR 1600 SPLINE 23
リム:DT Swiss スリーブジョイント アルミ クリンチャー チューブレスレディ
リムハイト:23mm
リム幅:内20 / 外24mm 幅
フロントハブ:DT Swiss スプライン、350 ベース、スチールベアリング、Ø12 x 100mm
リアハブ:DT Swiss スプライン、350 ベース、スチールベアリング、 36T スターラチェット、シマノ ロードHG 用 ASL フリーボディー、Ø12 x 142mm
スポークDT Swiss エアロコンプ
ニップル:DT Swiss プロロック スクオルクス プロヘッド アルミ
最大重量:120kg
価格:フロント:46,200円(税込)、リア:63,800円(税込)

ぼくはふだん乗っているSCULTURA ENDURANCEにER 1600 SPLINE 23を使っていますが、エントリーという印象ではまったくありません。十分に楽しいですし、軽快に走ります。

DTの製品名には意味がある

DT SWISSのホイール製品名は
 製品ジャンル名 + 目標重量 + 特徴名 + リムハイト
で表されています。

たとえば、ジャンル名は
 R:スタンダードロード
 ER:エンデュランスロード
 CR:クロスロード
 GR:グラベルロード
 PR:パフォーマンスロード
 AR:エアロロード
などと表されます

上記の接頭語の後ろに「C」が付きますと、カーボン製であることが表されます。SPLINEなり、あるいはOXICはリムやハブに使われている特徴的なテクノロジーを表します。

つまり、「PR 1600 SPLINE 23」は
パフォーマンスロードカテゴリーで、1600gを目標重量に開発され、SPLINEという特徴があり、リムハイトは23mmであるということです。

と、スイス製品ですが、文化的にはドイツ語圏に近いがゆえ、ドイツのクルマにもよく見るような近いネーミングセンスにより、製品への理解がわかりやすくなってきます。

ホイールの要はリムである

「やはりホイールの要はリムなのだな」ということを、DT SWISSのホイールを使うたびに感じます。その上で、小さなアップデートを着実に実行していくことで、ハズレのない製品群を組み上げるのは見事です。

昨年は、DT SWISS ASIAの方とも直接お話をさせて頂く機会を得られたことで、ぼくのDT SWISSに対する信頼は増しました。

ホイールを組む人ならわかっていることだと思いますが、ダメなリムはどう組んでもダメなんですよね。

よく、ハブがもっとも大事であるという主張がありますが、ぼくにはまったくわからないところです。リム、ハブ、スポークの中では最も優先順位は低く、重要とは言えません。まず、真円精度の出ていて、重量バランスがよく、適当な剛性のリムがなければ、どうやっても、どう組んでも、いいホイールにはなりようがありません。むしろ、いいリムは普通に組めばいいホイールになります。スポークは味付けを変える具材で、ハブは添え物のようなものですから、いいリムがあれば変わった組み方をする必要性はなく、特異なハブも必要はありません。特に、ハブに要求する軽い回転に対して、夢を抱くのは理解しますし、気持ちはわかりますが、費用対効果が大変薄く、単に道楽として楽しむものだと思います。

ぜひ、DT SWISSのホイールに興味を持ってみてください。
いつでもご注文をお待ちしております。