BESV PSF1で輪行旅 第2弾

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ラクだった!

いやー、よかったです。この日は寒かった!けど、たびには満足でした!

結論から言ってしまうと、「PSF1を買うべき」です笑

何が良いかというと、まず輪行がラク。その上でEバイクだから走ってもラク。ラクしかない笑
だから、どこかの街を探索したり、観光したり、美味しいものを食べたりしたい人は買うべきです。

「他の折りたたみでも良いのでは?」
と思われるかも知れません。まず、Eバイクではないものは走るととってもつらいです。辛くないような感想を述べている人もいますが、その人たちはつらいことに耐えられる我慢強い人だと思います笑。

本当に短い距離やまったくの平坦であれば、人力自転車(ペダルバイク)でもできるかな?と思うでしょう。しかし実際には、今の自分が旅をしたい場所が都合よく平坦ばかりではないでしょう。そればかりか、”いい景色はたいてい高いところにある”ものです笑

というわけで、ちょっといい感じの折りたたみ人力自転車を買う予定であれば、予算をプラスし、PSF1を買うべきだと思います。PSF1でこんな旅をしてみてはいかがでしょう。手軽で気楽でいいですよ。


三浦半島へ

神奈川県に住まわれている方は、三浦半島が近いでしょうから身近だと思います。こちらからはそこそこ距離があるので、あまり身近な認識でないわけですが、なんと都営浅草線沿線でもあるウチからは、京急に接続され三崎口駅まで一本で行くことができます。電車を選べば、三崎口まで乗換なし!帰りも青砥行きに乗れば乗換なし!すばらしい!乗り換えは輪行にとって敵なのであります!笑

コロコロ♫

PSF1には、追加オプションとして装備させることができるリヤキャリアがあります。これにはローラーがついています。このローラーにより、平らな路面であれば折りたたんだPSF1をコロコロと転がして移動することができます。キャリア自体の重量は加わるものの大したことではありません。ぼくが色々遊んだ結果、Eバイクにはキャリアを装備することで、幅広い楽しみを味わえるようになります。下の動画では転がす様子が左右にぶれていますが、押しているのが左手であり、撮影しつつなので、実際にはまっすぐ走ります。ただ、ローラーの直径は50ミリで、ホイールベースや車幅もあまりないため、時速3km程度である方が良いと思います。それ以上の速度でグイグイ移動することは無理です。やや大きめなスーツケースを押している程度の負担を想像してみましょう。また、段差は慎重にクリアすべきだと思います。

しかし、それらの点をトレードオフしてもメリットが余りあるほどなのが、このコロコロ♫ですね。今回の旅でも、自転車を担いだのは一度切り(階段40段ほど)です。都内の地下鉄にもエレベーターがありますから、まるで自転車とともにしている旅とは思えません。予め答えておきますと、ぼくは混雑する駅からの輪行を出来る限り避けています。エレベーター、改札、構内などあらゆる場所で快適に過ごせます。こちらかどれだけゆっくり歩いても、相手方がヤル気ならぶつかります。そうなると大変気分が良くないので、自ずから避けるべく行動しています。なお、出発時間も考えています。今回は平日なので、最寄りの駅から乗車した時間は7時ちょうどくらいです。早めに通勤する方はおりますが、そこまで大混雑はしません。列車が進む先では、通勤コアタイムに衝突する場合がありますが、PSF1は大変コンパクトで、なおかつ自立するため、列車内での捌きに不自由しなかったことを追記しておきたいとおもいます。

気温低し、風強し

というわけで約2時間後、三崎口に到着しました。「三崎マグロ駅」となってます笑

ここはぼくの思い出の地の1つです。母と一緒に来たのを覚えてるんです。この駅前で写真を撮りました。そして、バスで油壺マリンパークへ行きました。水族館の中のことはまったく覚えていませんが、この駅は見覚えのある姿です。

そんなわけで油壺マリンパークへ。21年9月に閉園してしまい、現在はキャンプ場になっています。当時、正面入口をはいったところにはムカシホホジロザメ(メガロドン)の顎の骨格があったり、敷地奥の展示室の中にはメガマウスの標本や模型があったりしました。ここのチョウザメは開園時期からの長寿で、閉園時の2021年で国内最長寿の49年目でした。また、イルカショーで頑張っていたバンドウイルカのうちの一頭は、これまたショー開始時からずっといる個体で、なんと40歳オーバーは国内最長寿。他の個体も結構な長寿だったのですが、現在では国内の様々な場所へ引っ越しして暮らしているようです。ぼくはやはり寂しいです。閉園するとわかってから、娘とすぐに行きました。娘とは2度目でした。これから何度来るのかななんて思っていたコロナ禍、まったく人がいなくて「大丈夫だろうか」と思っていたんですが、いいきっかけにんってしまったのでしょうね。

サイコンはこれ

サイクルコンピュータにはGARMIN EDGE 1030 Plusを使っています。今から買うなら、トレーニング系の機能をごっそり省き、EDGE530と同価格になったEXPLORE2が良いともいます。利点は大きな地図、タッチパネル操作、地図も見やすく、とにかく計算が速くて便利です。スマホとは使い分けるとよいと思います。当初はEバイクにスマホを装備していたぼくですが、さすがに端末の価格とあわせて、その中に入っているデータ類を失ってしまうのは痛すぎるので、リスクを考えて止めました。

ゆっくり走るほど楽しい

できるだけ長い距離を走ろうと思えば、止まっている時間などありません。「そんな時間は作ることができない、もったいない。」となります。走るときも一生懸命になってしまいます。それはそれで、自分への挑戦としては意味があるでしょう。楽しいと思います。しかし、その変わり失うものは自分以外の何かへの観察眼です。それはこのブログで何度も何度も書いています。その両方をやりきることができるという方がいれば、それは素晴らしいことだと思いますが、ぼくには無理でした。

また、旅は1人もいいものです。1人のほうがより自分をみることができます。自分以外のものに興味がわき、そこにいる自分をメタで確認するのです。歳をとったぼくにはそれが必要です。若い人は、前述した挑戦することを楽しむほうが好きでしょう。これは肉体的、精神的な加齢が関わるものだと思います。

キャベツ畑がたくさんありました。それまで三浦半島に野菜というイメージがなかったので、新しい発見ができました。ぼくが知らなかっただけでしょう笑。雨戸を閉め切った戸建てが並んでいました。まるで建て売りのニュータウンのようですが、これはなぜ?別宅?クルマが盛んに通っている国道から、すっと脇道に入り込むと、そこにはヨットハーバーが現れました。岬の突端、まるでこの先に何があるのかわからないような、まるで荒れた道を進んだ先には、灯台と磯場が現れました。そのどれもが、予定されていなかったことで、先を急いでしまったら出会えなかったことばかりです。

先を急ぐばかりではなく、ふと立ち止まって考えることも必要ですね。速く走ることで、これまであまりに多くの事柄を見逃してきてしまったのかと想像できます。

昔やったなあ、これ

これは、以前観光に行った先のホテルかどこかで遊んだ覚えがあるゲームです。4つ揃えないとビンゴしないのに、ボールは5つしかない地獄仕様。1つしかしくじれません笑。しかし、当時はそんなことは関係なく、遊んだものです。あらためてよく見ると、地図らしきイラストはまったく実在している地名でもなく、かなり適当だということがわかりました笑。ヨーロッパなのか笑?地形はどこかに似ているかも笑?とは思いました。地名を一つ一つ読んでいくと笑えます。赤い複葉機に乗る意味は、やはりレッドバロンなのでしょうか?レッドバロンで検索するとオートバイ販売店が出てきますが、それではなく、第一次大戦当時のドイツ(当時はプロイセン)空軍のエースパイロットであったマンフレート・フォン・リヒトホーフェンのことです。あくまでイメージでしょうかね。なんとなく、峰不二子感も…。

城ヶ島

城ヶ島は北原白秋が一時期住んでいたという場所なので、白秋の記念館があります。城ヶ島へ渡る橋のすぐたもとです。まあ、白秋のことに詳しい方は、ポジティブな理由でこの地に来たわけではないことはご存知かと思いますし、人間的にもかなり問題の多かった人であることはご存知かと思いますが、その白秋も城ヶ島や三崎の風情ある景色に随分と癒やされたということでしょう。しかしこの日は寒かった笑。城ヶ島といえば、らき☆すたの実写エンディングで出てきたなーと思い出しましたのは、帰ってきてからでした。と言っても、このネタがわかるのは40歳以上の特定の男性だけですよね…

地層、断層が満載

この地は海底にあった地形が隆起してできたもので、かつては海の底でした。言葉ではそのように表現するのもの、あまりにスケールが大きすぎて自分でもイメージしきれません。海岸線沿いには見事な地球によるアート作品をみることができます。白い泥岩と黒い左岸との時代によるコントラストがはっきりわかります。いくらみていても飽きません。城ヶ島には関東大震災により、一夜のうちに隆起した地形などもあります。

夏になったらまた来たい

最近になって、ようやく海に入ることも楽しみ始めたぼくです。海を見ていると癒やされますね。単純なやつなので、そんなもんです。ただ、海は夏が良いと思います。暑いけれど、遮るものはないけれど、フルパワーで燃える太陽の光を全身に浴びて、暑さに喘ぎながら眺める海は最高なのであります。iPhoneで撮影した写真というのは季節感がありませんね笑。雲の形から夏でないことはわかりますが、まるで体感気温0度とは思えません。

洞穴に奥まで入る勇気なし

それ以上のことはありませんでした笑。携帯のライトで照らすとまだ奥があるようでしたが、怖がりなのでこれ以上無理でした笑。次回、生贄となる方が同行していた場合には、その方を先頭に、ぼくは後ろから安全なことを確かめた上で見守りたいと思います笑

こんな地形もあります。クルマでも来ることができる場所ですが、自転車であればもっと気軽です。最近使い始めたのがこのヘルメットでKABUTOの「FM-X」という新製品です。4月にニューカラーも出ますが、今発売しているシリーズもシンプルで使いやすいです。ぼくは4月以降の法施行に対応するため、このFM-Xを使います。街乗りにもいいでしょう?

マグロも堪能しました

お昼は城ヶ崎灯台の近くにあるお店で中とろマグロと釜揚げしらす丼、それに地もののタコぶつを頂きました。とっても美味しかったです。いい旅だったと思います。

バッテリー残量は?

気になるバッテリー残量について。カタログスペックでは、バッテリー満タンで95km / 70km / 55kmという各モードでの走行可能距離のところ、30km/425mを走った結果、42km / 31km / 23.6kmという結果になりました。BESVもシマノ同様に、各々のユーザーが走っていた様子からシミュレートし、走行可能な距離数を推定して表示します。三浦半島はやはり坂が多く、この日は風も強かったこともあり、30kmという距離にしてはけっこうな山岳コースだったと言えそうです。



PSF1のアシストへの味付けは、モード1の場合にゼロ発進ではそこそこトルクが出るものの、速度が10kphを越えるとシュッと弱くなるため、斜度のある登坂時にはわりと踏まされます。ここはSTEPSでいえば5080と似ています。ゆえ、そのような坂道でもきっちりラクさを味わおうとする場合、モード2を利用する必要があると思います。もちろん、走行中に自在に切り替えることができますので、使い分ければ良いでしょう。バッテリーを長持ちさせるコツは、体重を減らすことですね笑。実はそれが一番効きます。バッテリーの残メモリ表示は4/5ありますが、走行可能距離数を信じるべきなのは、これまでEバイクで遊んできたぼくの経験から言えることです。

写真では残量表示は4/5となっていますが、このあとすぐに3/5になりましたので、走行可能な距離数の表示とある程度シンクロするとわかります。