軽くて使いやすいキッズバイク「ZIT」の紹介です

この記事は約 4 分くらいで読めます

よく考えられた自転車

ブランド名は「ZIT」といいます。まだあまり有名ではない名前ですから、不安に感じるかも知れません。また、一般的に量販店に並びやすいキッズバイクと比較して、ちょっと値段も高かったりするかも知れないので、本格的で”自転車が好きな親が子供に与えるもの”だと思ってしまいがちかも知れません。

でも、このZITは子供のことを考えた、子供にとって自転車を楽しむことを実現するために最良の選択肢を考えた製品です。似たようなブランドがいくつあると思いますし、当店では以前のキッズバイクを取り扱っていたのですが、メカニックとして触った感触ではZITがダントツで総合的に良い製品だと思います。

「ZIT」はライトウェイプロダクツジャパンという日本の代理店が作ったブランドです。日本の子どもたちに自転車を楽しんでもらうためにつくりました。スペックだけを優秀さとしてアピールするブランドはいくつかあるものの、実際に触ってみると、ちゃんと動くようにするために組立てで苦労することが多いのはキッズバイクの特徴でしたが、この「ZIT」はほんとうによくできており、ダメ出しするようなポイントが見当たりません…

あまりによかったので、うちの娘にも買ってあげることにしました笑

遊ぶのが楽しい自転車

自転車に乗ることが楽しい!と心から感じてもらえるキッズバイク。

ペダルを漕げるようになった瞬間、普段車で行っている公園に自転車でたどり着いた瞬間、達成感と自尊心で満たされた最高の笑顔に出会えます。軽くて思い通りに走れるZITは子どもの移動範囲をさらに広げてくれて、何よりも楽しい親子の時間を作れます。

2歳児~8歳児までの自転車を乗り始める瞬間の子供たちに試作品を試してもらい、一番早く、上手に乗れる設計を追求。クラス最軽量(*2020年7月 代理店調べ)の5.8kgという車体の軽さに加えて、軽量タイヤ、軽量ホイールで初めてのペダリングでも加速がスムーズ。安定性の高いステアリング設計で大人が軽く背中を支えてあげるだけで、はじめての自転車でも楽しく練習して、すぐにペダルが回せるようになります。

「よく作ったなあ」

キッズバイクを企画するのって本当に大変なんですね。組み立てるのもとても大変。まず、子ども用のパーツというのはあるようでないし、あっても種類が少ない。購入するコストに上限があるので、やりたいことを全部できない。そして、頑張ってもそんなに儲けにならない笑(実際にそうです)

でも、ライトウェイプロダクツジャパンはそれをやり遂げてくれました。まずそこがすごいことです。きっと、世界でもこんなにちゃんと自転車として作ったキッズバイクはないと思います。

良い点を挙げればきりがないですし、組んでみると「むむむ!」と唸ることばかりです。だから、自転車が好きになって、その自転車で遊ぶことでいろいろな楽しい時間を過ごしたり、あるいは子ども自身の成長を促したりすることを期待される場合、この「ZIT」を買い与えることが最良の選択の1つだと思います。

サイズは14インチ〜26インチまで用意されています

「ZIT」は最初14〜20インチで企画されましたが、いまでは22、24、26インチが追加されました。18インチまでがシングルギア、それ以上のリムサイズは多段変速となります。オプションとして、キッズバイクモードになるBBカバー、補助輪、泥除け、前カゴなども用意されています。

価格は44,550円〜55,000円です。

通販では買わないほうが良いと思います

あえてはっきり書きますが、「ZIT 通販」で検索し、割引があったり、ポイントが付いたりするお店で買い、自宅へ配送されるのを待つのは、頭がいい買い方のようですが、子供にとって最良の選択かどうかといえば、違うと思います。

「ZIT」が大切にしているのは、子どもたちが使いやすい自転車であり、楽しいと感じてくれる経験です。それには正しい使い方や扱い方、あるいは愛着をもって大事にすることなどを教え、学んでもらう必要があるでしょう。そこで欠かせないのはお店や親との会話だと思います。

ぼくはこどもに直接話しをし、説明をし、親も子供も納得した上で買ってもらい、使ってもらうことが必要だと思います。また、整備をするお店も必要だと思います。通販で買うというのはイージーですが、大切にしないといけないことまで省いてしまっていないかと心配になります。

これは以前書いたコラムです
「通販で自転車を買ってはいけない」
https://www.biciclettadimattino.com/blog/?p=37847