とてもかっこよく仕上がりました

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絶妙なバランス

「自転車はブランドでも、素材論でもない」
この自転車に乗ると、それがよく分かります。

やはり自転車はバランスだなと思います。ファッションと同じですね。高いものを買う、いいものを身につける、しかしバランスを欠いてしまっては着こなすことができない。

完成車は完成しているべきですが、乗る人にとっては完成していないケースも有りますので、そこは目利きが必要です。ホイールが、ハンドルが、一つ一つのパーツに固執せず、全体を俯瞰してみる努力。そして、細部は実際に触れて確認。

カラーも大事です。同じカラーでまとめれば良いというものではありません。色数は多すぎてはダメですし、それぞれの色が占める割合はメインとサブ、あるいは差し色という役割があります。

このROADREXの良さは
 それほど高くない
 どこでも走れる
 なんでもできる
これに尽きます。

現在、自転車に乗る人で自己アピールが上手な人の多くはロードバイクに乗っていますので、あたかも”遠くへ行くことだけが楽しい”と思ってしまいますが、そうではありません。自転車は”好きな場所を自転車で走ること”が楽しさの根源にあり、それを誰もが楽しめるのがEバイクです。

遠くという概念も人それぞれです。距離も様々、地形も様々。都市部に住む人の多くが距離を走るのは平らなところにお住まいだからであって、決してそれがもっとも楽しいからではありません。

山に行きたい、でも練習が必要。それが原因で平坦なところ以外を走る機会を減らすのであれば、気持ちよさを味わいにEバイクに乗るというのは素晴らしいことだと思います。

なお、何度も言いすぎてしつこいのですが、Eバイクが運動にならないというのは大ウソなので、信じてはいけません。ロードでバリバリ走るライダーさんの考える運動の概念には当てはまらなくても、お医者さんの言う適度な運動には最適です。

ミヤタサイクル ROADREX6180
328,900円(税込)

※写真はカスタム仕様です

ハンドルバーは完成車でもワイドなものが装備されているのですが、ドロップが浅く、ハの字が強いバーへと交換しました。オフロードにおいてバイクをコントロールしやすいですし、オンロードでもリラックスして走ることができます。

今回はホイールも交換してみました。WH-RX570の650Bです。最近、シマノのミドルグレード以上のホイールに言えることは、”間違いない”ということです。チューブレス仕様で、前後とも左右非対称リムで、ストレートスポークで5万円ちょいというのは異常です。ホイールは軽さではなく、剛性と信頼性が大事。特にEバイクでは。

タイヤにはコンチネンタルのTERRA SPEEDをチョイス。サイズは40C。チューブレスレディ仕様ですから、まずはホイールにインストールしてみようとエアを入れました。ビードは上がりやすく、イージーでした。しかも、シーラントなしの状態で全然エアが抜けません…。これ、リムの出来も素晴らしくないと実現しないわけですが、タイヤ側のエアシールがちゃんとしてないと無理と、相性も大事。走った感じは転がりが軽く、軽快です。

パターンはシンプル。こういうのがいいんです、これでいいんです。