何が問題なのか

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キャノンデール・ドラパックのチーム存続危機問題はあっという間に知れ渡っていますね。

ここ数年、同チームは常に危機的状況だったわけですけど、ヴォータースGMはナントカやりくりしてきたわけです。むしろ、ウランやロランの活躍によってコストパフォーマンスの高さを発揮したわけですが、ここに来てスポンサー撤退。

むしろ目立っていたのでは?と思いますが、ガーミン時代と比較すると確かにパワーダウンしています。唯一のアメリカ国籍チームということで、アメリカに向けてのアピールだったとするなら、アメリカでのUCIワールドツアーの位置づけというのがどんどん低くなっている可能性があるんじゃないかと思います。ランスショックから全く立ち直ってない(立ち直れない)のかもです。

2016年時点でキャノンデールの予算は1000万ユーロでした。2017年もそれほど大きく変わるとは思えません。

2017年のスポンサー一覧
http://slipstreamsports.com/sponsors/

700万ドルが不足するとなると、複数のスポンサーが下りた可能性がありますよね。他国ですと、選手のように代理人のようなコーディネーターがいて、彼らがスポンサーをまとめてチームにつけるようなこともするらしいです。つまり、コーディネーターにそっぽを向かれると追い込まれる可能性はありますね。運営会社のスリップストリームは発足当時からスポンサーの架替に右往左往してきた歴史がありますから、ここに来てついに…という声もあります。

ヴォータースGMはゼロ・トレランスを掲げたGMとしては筆頭に挙げられたわけですが、一方ではチームからドーピング陽性をいくつか出すなどその様子は矛盾してきました。また、低いコストで選手を使い倒すという話もあり、評判としては良い部分と悪い分が色々と見えてきます。

根本的な責任はUCIにあるでしょう。

ワールドツアーというリーグの中で働く選手を支える構造の無さ、これはずっと言われていることです。それを逆手に取って、「自転車チームのスポンサーになるには格安」という声もありますが、それは違うでしょう。

これだけコロコロと出入りがある土壌が問題の根底にあり、それを解決しない限り同じようなケースはまた生まれるでしょう。これまでにもあったように、です。