もっと調べてちゃんと作って欲しい

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最初に。

今回書くようなことはいわゆるネガキャンではありませんので、よろしくお願いいたします。製品の良いところだけ、褒めるだけ、それに困ると「かっこいい!」と書くだけのブログやメディアに飽き飽き、そんな声も増えてきましたので、また一つタブーを廃して自身を持って言えることは言っていくスタイルでいきますので、よろしくお願いいたします。

「チューブラータイヤに比べて運用コストと手間を省けることで、ここ最近ホビークロッサーの間に浸透してきたCXチューブレスタイヤ。REGACROSSは後発として市場にある従来品よりも高い完成度を狙い、2年間という開発期間を経てデビューを飾っている。」

とあるんですが、???という感じです。

チューブレスCXタイヤの市場はIRCが作り、IRCが支えてきました。アメリカでの評価は大変高いものになりましたし、日本国内でも相当な支持を得ています。もはや、チューブラーが無くてもレースが出来るという環境設計が可能だということです。

しかし今のパナレーサーのどのタイヤからも、私は魅力を感じません。この製品はまだ分かりませんが、これまでの製品リリース過程からは期待しにくいと思います。すでにあるグラベルキングもパターンが微妙で、北米ニーズから製品化しているMTBタイヤと同様に使い難い。あのサイドのコの字パターンとか、絶対要りません(笑)チャレンジとかでも同じですけど、あの手のパターンだとサイドの張り出し狙うようなんですけど、舗装路でクニュクニュするので怖いでしょうね。だから、パチパチカットするのが一般的です。ニッパーでやると豆できますw

そこを全部ダイヤ目にしてきたIRC、さすがわかってるメーカーです。ちゃんと開発・テストされてるメーカーです。

ロード用チューブレスに関してもパナレーサーは後発として市場投入してきたんですが、まるでその開発過程を想像できないというか、”なんも考えてない”としか思えないし、”チューブレスの良さ”を真剣に考えて開発しているんでしょうか。

チューブレスなのにトレッドの頂点を厚いままにしてるし、Type-Lはただでさえ剛性不足な感じなのに28Cリリースするその狙いも分からないところです。実際、これらの件について展示会で伺ったのですが、これと言った理由がないという回答でした。つまり、テストしてないってことだと理解しました。

その使用感も性能もIRCに遠く及びません。あれはちゃんと開発されているのか疑問しかない。正直、三船雅彦プロデュースのMASSAタイヤ以外のパナレーサーは使う気がしない。MASSAタイヤの出来は素晴らしいので、ダメなのは開発過程なんだと分かる。

先日来店された某沖縄の方も、「パナのタイヤに良い思い出が無くて、MASSAタイヤ使うまで嫌だったし、MASSAタイヤ以外使わない」とまるで同じことを仰ってました。

そう言えば、国内ロードトップカテゴリーでもパンクが多発したり、Tubのふんどしがズレたりと昨年から良いことなしってイメージです。

だから、多少でも期待が持てそうなタイヤをちゃんとリリースして欲しいと思います。タイヤを作る技術は確かだろうと思いますが、R&Dが適当すぎますよ、ここは。

でも、その技術から作られるモノはちゃんと作れば信頼性のあるものができるわけです。当店ではRエアチューブを常に在庫していますが、やはり海外生産品に比べて大変モノが良いです。 

がんばってね、パナレーサー。

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