意図して動かさない

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身体の動き関係全般的に言えることですが意図的に動きを作ることは「百害あって一利無し」と思って下さい。

◯◯をする時に、☓☓を使うという意識をするならば、その運動ではなくもっとシンプルなフィットネスの中で意図し、それを身体に記憶させ、その身体に素直に従うのが良いと思います。

私が今、最も意識しているのは大腰筋の緊張を解く作業です。大腰筋は腰椎から大腿部までをつなげている筋肉で、簡単に言うと大腿骨を持ち上げる筋肉です。

ですが、大腿四頭筋という腿にある筋肉の一つである大腿直筋によっても大体を持ち上げることが出来ます。

大腿四頭筋をメインに股関節を屈曲させた場合には、ガニ股の傾向が出てきます。

大腿骨は大腰筋によって引き上げる方が効率的です。大腿四頭筋から無駄な力を抜くことができれば、自然と大腰筋が働きやすくなるという考えです。

片方で5ミリQファクターを縮めると、トラックバイクのそれに限りなく近づけられます。

骨盤の幅はある程度体格に準じます。それ以上にペダル位置が広ければ、ガニ股にせざるを得ません。

Qファクターを拡げた方がスプリンターは良いなんて話からドカンと踏めるなんて言いますが、多分勘違いか妄想だと思います。その方が感覚で話したとしても、論理的回答としてはおかしいでしょう。また、結果が出ていることと論理的正解とがトップアスリートの世界で一致しないことがよくあります。

ポイントは大腰筋の緊張を解くこと。すると、膝は上がりやすくなり、大腿四頭筋からも無駄なストレスが減り、脚がストンとその重さだけで下がるはずです。

膝痛の原因の多くはペダルのせいではなく、踏み過ぎと踏み方です。それもおそらく解消されるはずです。

一生懸命ペダルを上から踏もう踏もうと頑張っても進まない理由は、下死点を上手く通過できないからなのですが、どうやっても上手く通過させることが出来なければ、こういったことを疑ってみても良いかと思います。

店頭ではそういった体験をして頂けるように準備しておりますので、是非ともご来店下さい。

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