ヨーロッパでの経験

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2015-06-28 14-34-32

レースに興味がない方にとっては全然面白くもない話です。

まだ、全日本選手権の話ですよ(笑)

あ〜、こういう所が「ヨーロッパでの経験」ということなのかぁと思い出しつつ現場でも考えていました。

最後まで多く残れたときの勝負勘とか位置取りとかタイミングとか。レースの流れとか。無線がないと余計にその力で差が付く気がしました。

レースを観るのにより一層面白くなる要素としては、素人ながらにスプリント練習をしてみると、観る眼が変わりますよ。「上手いなぁ」ってところがわかります。

海外ではロードレースをしているんでしょうね、いつも。そこが違うんだろうなぁと男女とも感じました。

国内のレースは”勝ち”ばかり狙っている気がして、どうにも違和感はあります。ヘタにコンチネンタル登録しちゃっていると、スポンサーに対しての価値観は勝利になるんでしょうから、外国人も多く入るし、無駄なアタックはなくなる。それが強くなる為になっているかどうか…。それが証明された気がします。

それと男女ともなんですが、スプリンター不足というか、実力のあるロードレーサーの欠如が顕著だと思いました。多くのチームに実力者が分散してしまい、チーム数は増えたけど、それを埋める頭数の半数は付いていくだけという感じ。だから、ある程度チームとして動いてしまうと弾数が足りなくなる。半数以上を外国人に頼ったチームは動くことすらできない。決め技を持つ選手が足りませんよね。つまり、個人の力が下がっているんでしょう。

総じてみるとこんな感じ。コースは良かったんだけど、ちょっとレースとして今一歩な充実感。再三再四ですけど、だったら距離は短くしないとダメだと思います。

このレース距離において、前にいないと負けてしまうというプレッシャーから最初の19人は疲弊しただろうし、それが無駄だと分かっていながら乗らざるを得なかった気がします。その中では、アンカー、ブリッツェン、UKYO、AISAN、EQUADSが積極的に動いて”レースにしよう”としてくれていた事には現場で感動しました。

いや、スプリントで完全勝利を確信できるメンバーがいないからこそ、動かないといけないのかも知れませんが…。難しいっすねー、今回のコースは。

各チームとも動きつつも、行きすぎずに主導権を離さなかったUKYOには賞賛。

ブリッツェンの戦略

最初の逃げメンバーに増田が入っていた時点で、彼は狙っていないのか?と思ったんですが、決めていなかったのか、最初と最後で想定が変わったのか?土曜日のレースを観ていれば、というか誰でも気づくことですけど、逃げ切りなんてこのコースではあり得ない。つまり、スプリント力の無い選手は勝てない。だから増田が勝てる可能性は低い。僕は鈴木真理をエースにすべきと思っていたけど、土井ちゃんのアタックに反応したのは鈴木真理だったのか、鈴木譲が11人に入れなかったことが原因だったのか。その前の面手・畑中・井上を追うときも働いたのが原因なのか。あとから追ったけども、時すでに遅しで後手に。

鈴木真理ブログ

増田と鈴木譲がエースだったのか。前週のTTから増田は絶好調だったんでしょうね。脚もあった。とにかく、全部のアタックに反応してしまった増田。勝つ為にすることが何だったのか?一勝を挙げる選手とそうではない選手の違いかも知れません。ん〜、なんだろうなぁ〜。

最初の逃げにはアベタカを送りたかった…けど、TOJでの落車がねぇ。

話は堂々巡り。あ〜、こんな話を飲みながらしたいんですけど〜。

誰かぁ〜(笑)

そして、與那嶺vs萩原。

全日本選手権ロードレース2015 エリート女子「スプリントで絶対に勝てる自信があった」萩原麻由子 磐石のロード連覇達成(cyclowired.jp)

萩原麻由子コメント引用
「コースは思っていたよりもタフでなく、日本だけでなくアジアでよくある集団で走る展開でした。ブレーキもかけたほどです。與那嶺さんが前に出ないのはいつものパターンなので、展開も含めて焦らず自滅しないよう落ち着いて走りました。ラスト2周からの彼女のアタックは強かったですが、いつものことなので最後まで一緒ならば負けることはない、スプリントでは彼女に絶対に勝てる自信がありました。」

萩原の圧勝でしたね。終始付き位置なのはいつものパターンと落ち着いて展開を見守りつつ、最後は勝ち抜いた萩原。

素人目にですけど、荻原さんと金子さん以外の女子選手はフォームがちょっと厳しい感じがしました。バイクのサイズが小さいからではなく、漕ぐときの身体の使い方が。何でだろう?女子選手ってあまりフィッティングしてないですか?総数が少ない中で相対的にフィジカルが強い人が出っ張っているという印象がして、全体的なレベルアップはイマイチ感じませんでした。

例えばこんな感じとか、二人とも辛そう…

面手 利輝に注目。

最近、私が注目している選手。エキップ浅田(EQUADS)所属の23歳。海外でプロとして活躍する道を切り開くにはギリギリの年齢。あと1年か、2年か。それでダメなら、自転車は諦めないといけない。だから、去年と今年と全然違う走りで面白い。167センチという小さな身体だけにフォームはメチャメチャ(笑)だけど、こういう選手好きです。山本元喜もだけど、最後は顔を斜め45度に傾けて気合いですね(笑)

全日本選手権ロードレース2015 エリート240km(面手 利輝のブログ)

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