Category Archives: パワートレーニング

左右差の修正は必要かどうか

[左右差は必要かどうか]
これは1つのキーポイントでしょう。

今回は私の答えを書きます。とても大事なノウハウですが、どうやら「全然問題ない」あるいは「絶対大事だ」と誰にでも一方的な意見を言う方もいるようですから…一応私の意見を記しておきます。

ビギナー層にとって左右差は大事だと思います
右と左の出力差がどの程度かは、自身のペダリングを解析し分析・対策を行うのに大変役立つからです。しかし、その左右差は修正可能かどうかというと、完全には難しいでしょう。自分自身の左右差はどのような理由で発生し、それがどの程度まで修正可能かわかれば、それ以降は必要なくなるでしょう。

ビギナー層にとって左右差以上に大事なのは、左右を合わせた出力を計測することが出来ることです
出力するパワーゾーンによって左右差の割合は変化しますが、ある程度速い人にそれが見られなかったり、軽微な範囲に留まることが多くなります。しかし、ビギナー層やあまり大きな出力を出せない人の場合、それが顕著に出るでしょう。例えば、Vo2maxトレーニングをする際に左右差が2%と8%まで変われば、48%x2=96%となり交差4%から42%x2=84%となり交差16%にもなります。300Wで踏んでいるつもりでも288Wしか出ていなかったり、あるいは252Wだったりしてしまいますし、むしろ348Wまで大きくなるかも知れません。FTPを大きく超える領域で踏む場合にペダリングの質が低い場合、片側計測では全く違うトレーニングになってしまう可能性があります。これは見逃せない大きな問題です。左右差をある程度把握している場合、パイオニアのSGXーCA500を使用する事で単純な倍化ではなく左右に偏らせたコピーを行う事も可能となります。

レーサー層は気にしなくていいのか?
もちろん、目的は左右差を正すことではなく、左右を合計した出力を上げることです。ゆえ、どんなトレーニングをしたとしても、最終的に出力アップをすることができれば万事OKとなります。左右差によってトレーニングゾーンが変わってしまうことは気にした方がいいかもしれませんが、私は結果として強くなっている(目的の種目で結果が出ている)ならOKだと思います。それに加えて故障の原因になっていないことです。

私の場合
私の場合には当初左右別々に計測を行っていた期間があり、それによって最大2%ほどの差があり、右の方が弱いことまで分かっています。これが逆転(つまり左が強い)することはまずなく、左右対称に踏める場合はあります。その上でワークアウトを行っています。現在でも左右を合わせた数字の計測が可能であればその方がよいと思っていますが、一定のモチベーションを維持しつつトレーニングを継続することが最も大事なので、その為にあらゆる環境要因を変更しようとは思っていません。

当店ではそのようなニーズや現在の状態を、ローラー台に乗っていただいたり、あるいはFTPテストを受けていただくことで相談や判断の種にしています。
トレーニングに最も大事なのは左右の差ではなく、左右合わせていくつか?という事です。その点において、片側計測で問題ないライダーとそうではないライダーがいるということです。

自分だけで判断するのではなく、パワーメーターに詳しく、実際にトレーニングを常日頃から行っている人に聞くことが大切です。

パワーメーターは群雄割拠

ここ最近この手のネタばかりでスイマセン(笑)
でも、やはり熱いんですよ。僕の周りでは…ですけどね。年齢が増すほど、機材を買って楽しむことに限界をきたし、自分自身の変化を楽しむスタイルも魅力が増すと思います。そこでの時間の確保が難しいほど、あるいは効率的に行おうとするほど、パワーメーターが必要になってきます。

以前は高価でした。
以前は40万近く支払える人だけが使うものでした。しかし、SRMの時代はもう終わったと思います。むしろ、安いものが際限なくリリースされている昨今、まるでホイールを買うように「同じ重さなら安い方がいい(これも誤りですが…)」として、「数字が出るもので一番安いものはどれなのか?」という視点も目立ってきました。

日本語のバイヤーズガイドって無いんですよ
海外ではそれがあります。それぞれのメーカーのメリットとデメリットをフラットな視点から書いている記事があります。しかし、日本では広告記事ばかり、比較記事がありません。

というわけで、今回はちょっと前のこの記事をピックアップします。
Kona Bike Count 2017 Power Meter Analysis
https://www.dcrainmaker.com/2017/10/kona-bike-count-2017-power-meter-analysis.html

なぜKONAで比較するのか?という理由は、彼らが持っている全ての時間やコストを利用するからです。まぁそれなりの所得の方が集まるのは事実なので…買えるなら一番いいものを買おうという意識が大変高いマーケットなのです。
※ここ最近発売された(あるいは予定にある)Favero Assioma、Vector 3(未出荷)、Stages Dual(未出荷)はまだ多く含まれていません

あくまでもお金に余裕のある人達が選ぶものなので、低コストのモノはシェアが小さくなります。また、片側計測のものも小さくなります。また、広告力や流通もキーです。

日本でもこのようになるとか、なりつつあるということではありません。あくまでもKONAの現状ということでご理解下さい。

しかしすごいですね。全体の6割がパワーメーター装備(笑)


まさに群雄割拠
2012年位にはSRMとPOWERTAPがその半数を締めていたのですが、今ではとても多くのメーカーが参入しています。その中ではERGOMOがなくなり、LOOK/POLARはほぼ死滅しました。GARMINが大躍進しているようです。VECTORは3になり、ポッド不要となったので今後は急激に伸びるでしょう。ただ、VECTORが他に比べて特に優れているという部分は見当たらないため、流通による成長がその理由だろうということです。GARMINはどこのお店でも売っています。価格的にはQuarqとほぼ同等です。問題はコストとペダルであることです。他のペダルを選択したいというニーズは、クランクを変更するよりも保守的で大事な部分だと言えます。特にQファクターに関する要素は顕著でしょう。

SRMはその時代の終わりを迎えようとしているように見えます。お金がなくて買えない私ではなく、KONAを走る人なのでSRMを買う余裕くらいある人がほぼ全員でしょう。しかし、減っている。つまり、それだけの価格に価値がないと判断されているということになります。

STAGESは左側しか無いというデメリットを拭えず、KONAではどんどんシェアを落としています。ゆえ、左右計測可能なモデル(Stages LR)をリリースする予定です。片側しか計測できないのであれば、もっと安いモデルはありますから、その価格的優位性の無さがその原因だろうということです。

ROTORは着実に伸ばしていますが、特別優位性を感じることはないようです。あえて言うならそのデザインだけでしょうか。それでも一定数に好まれているようです。

パイオニアは昨年と比較して数字が倍になっています。まだ伸びる可能性はあるようですが、プロチーム使用による効果が大きいようで、その点に派手なアピールが鍵になりそうです。パイオニアは日本国内でのシェアは大きく、日本で使う限りは”最も困らない道具”だと思います。

最近私が注目しているのはPOWER2MAXです。新しいNGecoは低コストで両側を足した出力を計測することができ、その点で我々貧乏人が使うには抜きん出ています。ウィークポイントは流通ですが、ちゃんとしたショップで買う限りは困らないと思いますが、近くに取扱店がない場合には別でしょう。マグネット不要で、どんなフレームにでも取り付けることが出来るというのも大変なメリットです。

パワーメーターは高いからいいわけでもなく、安いもので済ましていいわけでもなく、使いみちとトレーニングへのプロセスにしっかりアプローチする事が必要なのです。

もう一つの選択肢がもうそろそろ登場

自転車に乗る時間が限られた人ほどパワーメーターを必要とする
その理由については散々書き続けていますので、今回は詳しく掘り返しませんが、やはりそのパワーメーターも20万30万もしてしまうと導入するのは遠い夢となってしまいます。

それをそこそこ買いやすく、ハイレベルなサポート、ペダリング効率という新たな指標、そして自社製コンピュータで武装したのがパイオニアです。

このペダリングモニターによって、日本国内のパワーメーター市場は活況を得ています。


そこに新たな選択肢が追加されます。
「power2max NG eco」です。

power2maxは、ドイツ製のクランク型パワーメーターです。創業メンバーは元々自動車用ワイヤレス製品を開発しており、その技術を生かして趣味の自転車へ技術の適応を考え始めたのがきっかけであり、構想から5年の年月を経て商品化されました。開発のコンセプトとして「高品質=信頼性及び再現性の確保」「摩耗部品がないこと」「使いやすい」「費用効果の高い」製品をモットーとしており、これにより、常に進化し続けながら高性能低価格クランク型パワーメーターを提供しています。ANT+規格対応のサイクルコンピュータにて表示が可能であり、フレームやチェーンリングなど大多数のモデルに対応しております。また、プロツールチーム等(Movistar Team、Bore-Argon18 Team、JLT Condor Team)にも供給しており、実績のあるパワーメーターです。

特徴は
 designed2fit – 市場で最も多くのフレーム・チェーンリングが取付可能
 simple2use – 取り付けるだけで動作、マグネット不要でケイデンス測定
 built2resist – 全天候において使用可能な耐久性と防水性能
 Precision of at least ±2% – 高精度±2%、自動校正、温度補正
 Designed, engineered and made in Germany – ドイツ製
 ANT+ Standard – 多くのサイクルコンピュータと互換性のあるANT+
 Left-right balance – 左右差を計測可能
です。

これまでpower2maxでType-Sという製品が定番でした。そこに追加されたのが「power2max NG」です。これは±1%というさらなる高精度を発揮し、Bluetoothにも対応、充電式になりました。”NG”はNew Generationの意味です。


今回新しく発売される「power2max NG eco」はpower2max NGをハード的にほぼそのまま使用し(NG ecoは充電式ではなく電池式)、ソフトウェア面で簡易化を計ることでコストダウンを行った製品です。

ハード的にはNGなのですが、ソフト的にはType-Sに類似します。

Type-Sから削られた機能は
 左右差
 ペダルスムースネス
 トルク
です。

しかし、この削られた機能はソフトウェアを書き換えることでアップグレードをすることができるように設計されています。費用は各々50ユーロ。まずは低コストで導入し、その人それぞれの必要性に応じてアップデートできるというのは素晴らしい設計思想だと思います。やはり、ファームアップデートできないというのは後々困ります。

つまり、ハードはNGで中身はType-Sなんですが、一時的に幾つかの機能が削られたのではなく、正確には停止されているということです。


power2max NG ecoはFSA GOSSAMAER PROで78000円(税別予価)
PCDは、
 130
 110
 110-S
の3種類。

110-Sはシマノの4アームピッチに対応したモデルで、シマノ純正チェーンリングを使用することができます。110はFSAオリジナルの110ピッチのみに対応し、FSAのオリジナルパワーメーターであるPowerBoxはこの110の寸法になっており、power2maxのOEM製品です。

チェーンリングは付属しませんが、130や110-Sであれば手持ちのクランクからチェーンリングを移植することができますので、コストはとりあえずゼロ。

GOSSAMAERで何か問題があるのか?
きっとありません。クランクの違いは確かに足に伝わることがあります。しかし、”トレーニングキット”という意味においてならば、”なんでも良い”でしょう。チェーンリングはシマノが使えますし、楕円も使えますし、なんでもござれです。

なかなか魅力的な製品だと思いませんか?
シマノコンポーネントユーザーの方も、あるいはSRAMやカンパなどシマノ以外のコンポーネントを使用されている方にも、約8万円で信頼性の高いパワーメーターを導入することができます。

フロントシングルにされる方にも良いでしょう
power2maxは色々なメーカーのクランクで発売されていますが、センサーを取り付けしたからフレームに取り付けることができなくなるということは基本的にありません。つまり、ほぼどのフレームにでも取り付け出来ます。シクロクロスなどではタイヤクリアランスを拡げる関係上、クランクアームとチェーンステイの間隔が狭いことがありますが、power2maxであれば問題ありません。

フロントシングルにする場合、センサーやバッテリーケースが接触してしまったり、出っ張ってしまったりするケースが有り、取り付けが難しいことがあります。しかし、power2maxであればどのようなニーズにも対応できるでしょう。

ダイレクトマウントタイプのリヤブレーキを採用したフレームにも取り付けが可能です


ROTOR3Dなどにも対応しています。
すでにROTOR製クランクを使用中の方には最適なパターンです。センサーのみを購入し、現在使用されているクランクアームを取り付けします。詳しい情報は今月末頃にリリースします。

ステッカーのカラーを選べます。
購入時にステッカーの色を選べるのもpower2maxが持つ特徴の1つでしょう。

現在位置ヲ補足セヨ

お正月からテスト!テスト!テスト!
やる気がすごいです(笑)
三ヶ日開けたばかりの4日からいきなりFTPテストが2件も。

これが実に奥深い
現在はFTPという言葉が知れ渡っていますから、それを上げることが良いことだとも知れていると思います。しかしですね、同じFTPでもその中にある実体走力に差があり、またその出し方にも差があり、また伸びしろにも差があったりする事が、テストを沢山見れば見るほど面白い。FTPが高くても走れない人が出てきますが、その理由も分かってきます。

総じて言うと、スキルとパワーはシンクロする
総論を簡単に言うと、結構練習していますという方でもペダリングスキルに乏しい場合はパワーも出ていません。むしろ、パワーが出ているケースはペダリングスキルに優れています。つまり、FTPテストによってその方のペダリングスキルが顕になり、パワーも分かり、精神的な強さも見えてくるのです。

今シーズン、ヒルクライムやロードレースやエンデューロレースなどの目標を掲げるのであれば、その前にまず現実を知り、その目標が達成可能であるという自信をつけることをオススメします。

「今自分がどこにいて、どの方向に向いていて、どのくらいの速度で歩いているのかわからなければ、いつゴールに辿り着くのかはわからないからです。」

FTPテストはただテストをするだけではありません
FTPテストはただテストを行うだけではありません、これが全てのスタートです。受験勉強で模試を受ける。それはスタートを切るのに必要なことです。自分の実力を知り、こうなりたいとイメージしていた目標までの距離を知り、それを埋めるために必要な要素とアプローチを知ります。

まずあるべきは物を売ったり買ったりすることではなく、サイクリストとしての能力を上げることだからです。その能力はパワー、メンタル、スキルを総合したものになり、それをアップさせる過程においてホイールが必要になったり、フレームを変更したり、パワーメーターを導入したり、あるいはウェアを買ったりするでしょう。

”バイクフィッティング”というのも、パフォーマンスアップの為に適したなタイミングで最適な形で行うことが必要ですから、まずフィッティングありきではないと思います。パワートレーニングを行う過程において、フィッティングが必要になることはあるでしょうから、その時に行えばよいでしょう。

私の場合には、パワーをベースにその人のプロフィールを知り、ペダリングの様子からその理由を分析し、アドバイスを行います。まずはテストを行い、そこからフィッティングやトレーニングを考えていきましょう。

テストはいつでも可能です
当店のテストはただテストするだけではなく、定期的に行っているパワートレーニングセミナーの内容もかじりながら、今後のトレーニングの進め方について相談する時間も作っていますし、今後のフォーム改善に向けたアドバイスや、体型や生活スタイル等を考慮した最適な目標設定についてのアドバイスも行っています。ゆえ、ローラーでFTPテストセッションを行う時間で1時間、その他の相談に1時間弱は使い、トータル5000円です。それほど高い金額には設定していません。

お申込みは電話やメール、店頭でどうぞ
営業時間中であれば基本的にいつでもテストの予約ができます。ご自身の体調等を加味し、都合の良いスケジュールを教えてください。可能な限りアレンジいたします。お申込みをお待ちしています。

FTPテストのご予約はこちらから

ライバルはやってますよ!あなたもやらないと、置いてけぼりですよ!

バロックギアは楕円ギアではありません

楕円ギアを使っている方の感想としてよく聞くのは「足を使わされる」というものです。

私の持論ですが、楕円は何れのメーカーでもTTやトライアスロンには有用だとお伝えしています。

デッドポイントでのトルクの抜けがむしろ問題になる状況がある(ダンシングが苦手)のと合わせて、トルクの上がるポイント(90度付近)にインパクトを与えようとペダリングしてしまうので、何れにしても90分程度までの短時間・一定出力向けだと思います。

バロックは楕円ではないのです
34、36、39とありますが、各歯数により形状は異なります。それぞれの歯数を使う人には一般的に共通したペダリング特性や出力が異なります。真円で34を好む方と39を好む方のペダリングは大きく違うと想像しやすいでしょう。楕円ではそれらを考慮せず単純化して商品にしているので、うまく合わないケースも出てきやすいでしょう。

バロックギアを製造・販売しているメーカーのスミスさんはパイオニアペダリングモニターのデータを大量にサンプリングし、傾向を解析し、数学によってチェーンリングの形状を決定しています。私のデータも開発段階でサンプリングデータとして協力させて頂きました。

自転車というのは速く走るにはつらさを伴うものですから、より速くはより辛いと思います。しかしながら、バロックを用いることで速い状態を継続しやすくすることが可能になるというものです。
※個人的な感覚ですが、遅くても速くてもつらさは一緒です(笑)

バロックギアでは
 ・ ダンシングできます
 ・ ペダリングを変えるのではなく、修正され、真円を回す際にもメリットを生みます
 ・ 登りでケイデンスが落ちにくくなります

シマノ4アーム用であれば、貸出しますのでご相談下さい
歯数は36、39、シマノ4アーム用です。
期間は最大14日間、料金は2500円です。

ご希望の方は電話(03-6658-4977)やメール(mailto:info@biciclettadimattino.com)で、まずはお問合わせからどうぞ。

 ※ 取り付けとシフト調整を依頼される場合には、別途工賃(4200円〜)が発生します。貸出期間中の使用あるいは取り付け作業等において、故意・偶然に関わらずギアを破損させたり、使用に差し障る変化を起こしてしまった場合、使用不能になった場合には、製品の定価となる18144円を頂戴いたします。返却時には清掃頂くようにお願いします。

レンタル終了時、バロックギアをご注文・お買上げ頂いた場合には、レンタル料金を全額返金いたします。

スミスが提案する非円形ギア、「Baroque-Gear」とは
http://www.smith.ne.jp/products_02.html

高回転か、低回転か

私のブログも流行に乗っていこうと思いますよ!
人間は是非論が大好き。自転車で常に言われてきたことの1つと言えば、」ケイデンスが遅いのと速いのとどっちが良いの?というやつです。

個人的には一定の解答を出したところでして、個人的にもホットな話題でした。

まずはこんなコラム


「高回転でパワーを出すトレーニング、高回転でのペダリングを行う意味」
ハイケイデンスの話をすると、遡って出て来る選手が誰でもどうでも良いのですが、大事なのはその意味です。極論を言うと、”回転数が低くても高くても同じようにトルクが出ていればどっちでもいい”となるのでしょうけど、人間の運動に当てはめるとそう言ってられません。

で、ここから先は私の感覚、理解、言葉による説明。

あくまで私の感覚によるので、違うよという人もいるでしょうが、書くからにはある程度一般化出来るとの自信はあります。自転車は楽をして勝つスポーツです。楽と言っても適当に漕いで勝てるわけでも、辛くないわけでもないですから、正確には無理なく高負荷を続けることが出来ることが正義となります。

「あー、キツイなー」の感覚としては
 筋肉がキツい
 心肺がキツイ
の2種類あると思っています。

ものすごく雑に言うと、前者が低ケイデンス、後者が高ケイデンスの元で体に与えるインパクトと考えています。更に雑に言うと、後者は結構耐えられるけど、前者はもう無理な感じです。もちろん、普段から運動量が少ない人が激しく運動をすると心拍数はすぐに上昇してしまうでしょう。しかし、心拍数とキツさが実は比例していないことについて普段から運動をし、それを自己研究している人ならば感覚的に、あるいはデータ的にも理解されているところでしょう。

例えば、自転車でもランニングでもワークアウトを開始した当初は非常に辛い。しかし、しばらくすると、キツさが減ってくる。そんなことってありませんか?辛く感じていないのに心拍数はキツイときよりも高いことってありませんか?

さらに大雑把に言い続けると、「心肺的なキツさは気のせい(笑)」とも言えます。
※もちろん気のせいではないですが…

それと比べて、筋持久力が低下した場合の感覚やイメージについて言うと、”もう動けない”という感じです。筋疲労により、疲労していない周辺筋群まで機能しなくなることで可動範囲が減少し、筋力が低下するというイメージになります。そして、これは”気のせい”だと思って乗り切ることが困難であり、復活することがない…。

ゆえ、如何に自らの筋持久力の範囲を超えないかどうかが鍵であると思います。

その為には同じ出力であっても、回転数を上げて出力を上げるほうが有利だと思います。

でも、でもでも…高回転の罠はここに潜んでいます。”高回転が良い”と見聞きし、すぐにそれを開始するケースが多いでしょう。私もそうでした。年齢が若かったり、体重が比較的軽いケース、あるいは速筋繊維の発達があるケースではやりきれることもありますが、多くは挫折します。

スムーズでトルクフルでないままに高ケイデンスにしますと、心拍数は上がり、乳酸がバンバン出て足が止まってしまいます。


原因はペダリングにトルクがかかっていない、つまりきれいに回っていないことが原因です。

その状態で高回転をすると、ペダルを踏んで足を早く動かしてしまい、スムーズに骨格で足を速く動かすことをしていません。まずは低回転でトルクフルなペダリングを実現するために、低回転でも踏まずに同じ出力を発揮する練習をしましょう。


練習方法やフォームについてのご相談をお待ちしております。
まずは、フィットネステストから始めましょう。

テストはいつでも可能です
当店のテストはただテストするだけではなく、定期的に行っているパワートレーニングセミナーの内容もかじりながら、今後のトレーニングの進め方について相談する時間も作っていますし、今後のフォーム改善に向けたアドバイスや、体型や生活スタイル等を考慮した最適な目標設定についてのアドバイスも行っています。ゆえ、ローラーでFTPテストセッションを行う時間で1時間、その他の相談に1時間弱は使い、トータル5000円です。それほど高い金額には設定していません。

お申込みは電話やメール、店頭でどうぞ
営業時間中であれば基本的にいつでもテストの予約ができます。ご自身の体調等を加味し、都合の良いスケジュールを教えてください。可能な限りアレンジいたします。お申込みをお待ちしています。

ご希望の方は電話(03-6658-4977)やメール(mailto:info@biciclettadimattino.com)で、まずはお問合わせからどうぞ。


参考までにこんな情報も
パイオニアいいですよ、ホントに。
キャンペーンは2月末までです。

またやりますよ、パワトレ店内セミナー

今週末にやります。24日だと一応クリスマスイブなのでアレかなぁと思って、土曜日にしてみました。

パワーメーターは持っているけれどイマイチ活用できていない方や、成績が数年滞っている方や、年齢を重ねてきてこの先がちょっと心配になってきた方まで、どなたでもご参加下さい。

「目的別パワートレーニングの初め方 [シクロクロス編]」
日時:23(土)17時〜19時半
料金:3000円
※自転車等必要ない座学です

年内もまだFTPテストできますよ

年内は28日までの営業です。それまでの間にもFTPテストを実施可能ですよ。

これはちょっと前にテストを受けて頂いたKさんがFacebookにポストして頂いた内容です。店舗でのフィットネステストはまだあまり多くのお店でやっていないと思いますので、受ける人が少ないでしょう。

FTPテストはただテストをするだけではありません

FTPテストはただテストを行うだけではありません、これが全てのスタートです。受験勉強で模試を受ける。それはスタートを切るのに必要なことです。自分の実力を知り、こうなりたいとイメージしていた目標までの距離を知り、それを埋めるために必要な要素とアプローチを知ります。

まずあるべきは物を売ったり買ったりすることではなく、サイクリストとしての能力を上げることだからです。その能力はパワー、メンタル、スキルを総合したものになり、それをアップさせる過程においてホイールが必要になったり、フレームを変更したり、パワーメーターを導入したり、あるいはウェアを買ったりするでしょう。

”バイクフィッティング”というのも、パフォーマンスアップの為に適したなタイミングで最適な形で行うことが必要ですから、まずフィッティングありきではないと思います。パワートレーニングを行う過程において、フィッティングが必要になることはあるでしょうから、その時に行えばよいでしょう。

私の場合には、パワーをベースにその人のプロフィールを知り、ペダリングの様子からその理由を分析し、アドバイスを行います。まずはテストを行い、そこからフィッティングやトレーニングを考えていきましょう。

テストはいつでも可能です
当店のテストはただテストするだけではなく、定期的に行っているパワートレーニングセミナーの内容もかじりながら、今後のトレーニングの進め方について相談する時間も作っていますし、今後のフォーム改善に向けたアドバイスや、体型や生活スタイル等を考慮した最適な目標設定についてのアドバイスも行っています。ゆえ、ローラーでFTPテストセッションを行う時間で1時間、その他の相談に1時間弱は使い、トータル5000円です。それほど高い金額には設定していません。

お申込みは電話やメール、店頭でどうぞ
営業時間中であれば基本的にいつでもテストの予約ができます。ご自身の体調等を加味し、都合の良いスケジュールを教えてください。可能な限りアレンジいたします。お申込みをお待ちしています。

ご希望の方は電話(03-6658-4977)やメール(mailto:info@biciclettadimattino.com)で、まずはお問合わせからどうぞ。

まずはFTPテストから

先週から本日にかけて、FTPテストが続いています。
パワーメーターやパワートレーニングに興味をお持ちの方が、まずはどの程度の実力なのか測定をしたいというご要望は多く、来週以降もテストの予定が何件か入っています。

今の自分に満足していない
皆さん、テストをされる方は今の自分に満足しておらず、5年先も10年先も、今と変わらず自転車を楽しみたいと思われている方です。その為には、自転車とは言えスポーツですから、まず体力がないと楽しめる範囲が狭まってしまいます。それを受け入れる人もいれば、受け入れられない人もいます。

今後はこれまで好きなように走っていたけれど
「これまではやりたいようにやっていたし、それで伸びていることを実感できていたけれど、そろそろちゃんとやらないとダメそうだな…」と思われていませんか?そのモチベーションをもとにしっかりとしたロジックにおいてトレーニングが出来れば伸びると思いますが、ただがむしゃらにやっても続きません。大事なのは続けること、続けられる自分なりの方法を見つけることです。その為に使うのが数字、パワーメーターなのです。

テストはいつでも可能です
当店のテストはただテストするだけではなく、定期的に行っているパワートレーニングセミナーの内容もかじりながら、今後のトレーニングの進め方について相談する時間も作っていますし、今後のフォーム改善に向けたアドバイスや、体型や生活スタイル等を考慮した最適な目標設定についてのアドバイスも行っています。ゆえ、ローラーでFTPテストセッションを行う時間で1時間、その他の相談に1時間弱は使い、トータル5000円です。それほど高い金額には設定していません。

お申込みは電話やメール、店頭でどうぞ
営業時間中であれば基本的にいつでもテストの予約ができます。ご自身の体調等を加味し、都合の良いスケジュールを教えてください。可能な限りアレンジいたします。お申込みをお待ちしています。

FTPテストのご予約はこちらから

宇都宮シクロクロス遠征レポート その2

シクロクロス宇都宮遠征レポートのその2です。

機材、コース、パワーデータについてちょっとずつ掘り下げます。

[機材は前回までと同じです]
カンチブレーキ仕様のMERIDA CYCLOCROSSフレームに、6800アルテグラ、ホイールも6800。今回のタイヤは前後共にSERAC CX TUBELESSです。前後ともノーマルをチョイスしました。

シクロクロスのホイールにはロードみたいに派手なやつをチョイスしちゃう方も少なくありませんけど、私はあまりお薦めしません。オフロードの場合にはフレームやホイールの剛性にゆとりのようなものが必要で、ハンドルの遊びみたいなものだと捉えてください。ディープリムにすることでスポーク長が短くなり、レスポンスは増します。その代わり縦に硬くなり、捻れにくくもなります。それを利用できるフィジカルがレースの最後まで維持できる人は少なく、むしろリム外周の重さが足かせになることでしょう。

空気圧は試走を前1.8、後1.7で行い、そのままレースまで走りました。前のアツを高めに設定したのは、コーナーであまり潰れないようにするためです。確実な根拠があってのことではなく、何となくそんな感じを意識して使ったというところ。

相変わらず、メリダのシクロクロスフレームは使いやすくて、軽いし、速い。シクロクロス車らしく瞬間的な加速が得意です。重量も軽いですが、走りが軽いのはすごく好印象。低身長なのでホリゾンタルのバイクは振りが重いのでロードでも好きではないですし、シクロクロスの場合には加速命なところがあるので余計にそれは気にしています。ホリゾンタルにすると担ぎやすいとカタログには書いてあると思いますが、実際に大きな差がつくのはそれ以外の区間だろうと思います。乗れる区間で差が付けば、それを担ぎ易いからと逆転できるもんではありません。

先週、2017年モデルのディスク仕様フレームを入手しておいたので、頃合いを見計らってカンチ仕様からディスク仕様へと乗り換えます。フレームのカラー、ジオメトリまで全く同じ(笑)乗り換えやすいのは良いことです。

やはり、ディスクになりますとブレーキそのものの制動力やクセ(ロックしやすいかどうかやレバーのサイズなど)についての話題が多いですが、実際には自転車の走らせ方が違うんです。フォークは自転車のフォークとしての従来の役割から、強力な制動力を支える骨組みへと変わります。リヤはまだ2本のステイに因って役割分担が出来るのですが、フロントフォークではそれができません。

それでも、その味付けに関してはメーカーによる差が非常に大きくなっています。ですから、一概に”ディスク仕様”だと十把一絡げには出来ないでしょう。それに加えて、ホイールの役割も変わってしまうので、カンチ仕様とディスク仕様で乗り方も走行ラインもブレーキングポイントも全く違うものになるでしょうね。特にはディスク仕様にした上、ディープリムを使い、それにチューブラータイヤを履かせているケースではとても乗りにくくなる場合もあるのではないかと思います。あ、これはディスクロードも同じです。基本的には剛性の塊方向へ振れたものをどこでどうやって従来のバイクに近づけつつバランスを取るかというところがポイントになります。

ペダルの件についてはその1に書きましたので概ね割愛します。Qファクターは大事なので、MTB用でも狭められるものをリリースして欲しいです。今一度、全メーカーのペダルを総括しておきましょう。


[コース]
今回のコースは基本的にスピード&パワーのコースでした。ただし、キャンバー区間(スキーで言う片斜面のようなもの)をトラバースする際や砂セクションや激坂登りではパワーとテクニックの両方が必要になりました。特に差がつきやすかったのはキャンバー区間でしょう。乗るか下りるか、はたまたどこで乗るか。難しい判断です。

荒川の河川敷の法面を走るようなイメージですが、路面コンディションは泥なのでスリップダウンしてしまう感じが続きます。法面の上を走るか、下を走るか、それも選択ですし、どのギア比やケイデンスを選択するかも課題です。あるいは一度自転車から下りてしまうと、ドロドロなので漕ぎ出そうと思っても前輪が埋まってしまったり、横に流れてしまうので漕ぎ出せない状況でもあります。難しいですよね(笑)

私の場合には前がクリアであれば乗っていける部分が多かったのですが、ラインを塞がれてしまったり、あるいは焦っていたりすることでミスを誘われました。そういうところでのミスは大きいです。ちゃんと前を抜くタイミングで抜いておかないとダメです。

それにして楽しいコースでした。難しさがちょうどよくて、挑みがいがありました。コース幅は広くて追い抜きもしやすかったです。


スタートループでは800〜600Wを6本インターバル。1分47秒の平均ワットが346W。その後の通常ラップはNP:83-87%FTP、AVE:90-100%FTPという感じ。通常ラップ中はいつもどおりのギザギザっぷりでオンとオフの繰り返し。その他に20-30秒踏み続ける箇所が2箇所ありますけど、全体的にメリハリを効かせることができなかったという点を反省しています。今後は有酸素域の強化を行うように考えています。

次戦は「1/7 CX千葉 第1戦」です。

こちらはレースデータです。