Category Archives: トレーニング日記

日々のライドでの気づき、思い。ペダリング探求者のヒントになれば幸いです。

トレーニング日記 7/21

トレーニング日記 7/21
暑さのため、出力5%落ち、心拍5%増しって感じ。出力の継続時間を長く出来ない。具合が悪くなるのにも神経質になろうとすると、とてもじゃないけど走りに集中はできない。5分集中するのが限界。感覚をリミッターにして感じてみた結果、全体の量は8割くらいが限度。

夏場は熱中症対策も必要だけど、それより走り方を変える事が必要なので、だからまずはスタート地点から遠くへ行かない事はとても重要なのです。中距離の周回を作って走るとか、それをいくつか組み合わせるとかすると良いし、水場がすぐにある所も良いと思います。

遠くへ行かない
長く走らない

これが夏のルール。破ると1〜2週間は自転車に乗っても調子が上がらなくなるし、体調も崩す可能性が増します。もしやるなら、相当な準備が必要です。

もちろん、涼しい場所を走る時間や余裕のある方はそれがいいです。

僕の中では2時間半以上がロングライドの概念です。補給や体調などを整える必要がある時間が2時間半以上だからです。もちろん、色々な人はいるのですが、さらに練習としてこなせる範囲は2時間ちょっとまでという考えです。

自転車の場合、ゲームのプレイ時間がとても長いことに気がついていないか、忘れている人も多くいます。あるいはそれを受け入れすぎているケースもあります。それ自体が美化されてもいます。

やたらに競技時間を長くしたゲームスタイルを持つものもありますが、一般的にはサッカーの最大120分だったり、マラソンの2時間ちょっとだったりが、集中して走れる時間的限界ではないかと思いますし、回復も考えると限度はそのくらいだと思います。野球は3時間以上に及びますが、実際にプレイしている時間は大変短い競技です。あるいはテニスという異常なまでに長い試合が行われる競技もありますが…、普段からそんなに長い練習はしないでしょうね。多分、いずれの競技でも最長3時間くらいのはずです。それ以上練習するのは。体育教育をベースにした部活根性原理主義的なコミュニティだけでしょう。

練習としての効率を重視されるなら2時間程度が妥当な線だと思います。それ以上の時間を走ると、フォームもメンタルも堕落してしまい易いと思います。3時間以上のレースに出る場合、それに慣れていく時間は必要ですが、それが出来る人になるにはある種の素質も必要だろうと思っています。

それと、僕の練習での走行量の目安は”毎日できる”というものです。毎日できない強度だったり、量だったりは、ポイント練習などでのみ行います。

と、当たり前のことをわざわざ書いてみましたけど、意外と出来てないことが多いかと思います。もちろん、自戒を込めて。

トレーニング日記 7/15

トレーニング日記 7/15
前日に行った長時間ライドの影響により、疲労困憊だった木曜日はレストと言うかグッタリ(笑)その翌日はイマイチなライドとなった。パワーが出ないのは結果としてで、身体全体の硬さと疲労がきっと原因。パワーが出ない=疲れている、のだと理解するのだけど、具体的にどの部分がどのように疲れているのかによって、そこからの回復過程でどのように乗ればいいかは変わってくると思う。

土曜日は朝から暑い上に、一昨日の疲労から回復しきっていないがゆえ、”乗ってはいけない”日だ。回復走というのはこの時期に通用する言葉ではない。筋肉へのインパクトは小さいと自覚されているものの、フィジカル全体へのインパクトは小さくない。特に”緩く乗る”というとむしろ長く乗りがちだけれど、それこそ疲れてしまう。たとえ出力するワット数が半分だとしても、消費カロリーは半分にはならないし、それは時間と共に身体を疲弊させてしまう。「じゃあ食べればいい」と思うかもしれないけれど、消費した分だけ食べられる人はいないから、時間が増すほどにマイナスが加算されてしまう。とにもかくにも、長時間ライドをする場合には注意しなければならないことが沢山ある。ちなみに、僕の感覚での長時間とは2.5時間以上だ。これにはちゃんと根拠がある。

というわけで土曜日は筋トレのみ。店bの奥に設置したラックで70キロから5キロ増で80キロまでを6回2セットずつ。最後に70キロに戻してスクワットの動作を確認。一旦休憩後、ルーマニアンデッドリフトを60キロで6回を3セット、その後65キロで6回を3セット行った。その後は時間をおいてからストレッチと筋膜リリース。

そして本日15日は午前中にグループライド。8時半くらいから一人で周回を開始し、テンポからゆっくりとペースアップを行う。この過程ではその後にどこまでどのように出力を上げられるかを推し量ると共に、それのフィジカル的なテストを行い、実際にその推量が正しかったかどうかなど身体を感じる感覚の整合性を確認する。これが僕のウォームアップなんだけど、単純に温める意味合い(と思いきや疲労しているケースが多々)だけのイメージを持っているケースが多いのではないだろうか。ウォームアップ後、約1分間のペースアップに対して3分のレストを数回繰り返し、最後は1分全力プラススプリントで締めた。

グループに加わってからはゆっくりしたペースで3周ほどするが、先々週同様にしてペースがゆっくりなので、その後一気にペースアップすると自分はもたないとわかった。だから、先頭に出てゆっくりペースを上げることにした。それで離れてしまえば逃げるような形になるし、全体がついてくるならそれもよし、そんな展開。結果的にはペースアップ後に後続は信号で引っかかり、S山軍曹のみついてきた。軍曹のスピードはなかなかで、いいペースをキープすることが出来たので3周ほど逃げることが出来た。その後は追走の後ろで休ませてもらいつつ、アタックに反応できるように目と気を配る。レースをしているわけではないけれど、レースをするつもりの目配り気配りが常態化することは欠かせない。それが位置取りを自然に行うためになり、事故回避や楽をするために役に立つし、走る際のストレスを減らすのにも役立つ。無駄足を使う原因は色々なところにあると思う。反応しつつそれに乗って更に仕掛けることを数回やったあたりで、暑さも疲労もそろそろリミットだと感じたので、早めに切り上げた。

[”追い込む”の意味を考える]
この時期ではなおさらだけれど、”追い込む”の意味をよく考えて欲しい。追い込むとは疲労困憊することではないし、ヘロヘロになることでもない。むしろ、元気よく大きな力を発揮することに近い。つまり、思ったように踏めない日は追い込めないはずだから、そのままズルズル走っていてもそれはただ疲れただけになってしまうということだ。正しく追い込むのは悪いことではないけれど、その内容をよく考えてやってやりたい。これは”もがく”のもそうだし、”出し尽くす”のも同じだと思う。疲労困憊する練習も意味はあるけれど、それを毎週やったら強くなるサイクルから外れているんだと気づきたい。

トレーニング日記 6/24、25、26

トレーニング日記 6/24
朝から雨、ということでインドアトレーニング。珍しくVo2MAXインターバルをやってみる。秋冬に向けて強化を行うポイントです。ただ、実走行とは負荷特性が違うため、ペダリングも変わってしまう点は注意が必要。特にインドアメインの場合にはペダリングに癖がつく。実際には均一な負荷というのはなく、毎秒ごとに状況は変わる。ゆえ、ダウンストロークだけではなくアップストロークも上手く使って”回す”必要があるけど、ローラーではそれはない。回すにしてもローラーではちょっと違う動きになる。Wahooのトレーナーには慣性を再現する特性があるので、だいぶマシ。だから、実走行でのテンポ走が大事であり、Vo2MAXでも実走行で回せているかどうかを確認する必要があると思う。むしろ、インドアでは高回転系を混ぜながらテンポやSSTメインにし、実走行でVo2MAXの方がいいと思う。Vo2MAXは週に一度、多くて2度でいい。むしろ、グループライドの中でだったり、それを想定したレースっぽい走行の方が良いと思う。

トレーニング日記 6/25
基本的にはLTR。10分のLT走を2本というイメージであとは適当。適当というのは適当にペダリングするわけはなくて、その場の発想でメニューを作る感じ。終始集中してペダリングすることは常に大事だし、レストも集中してレストする。出力を弱めることを集中した姿勢から発揮するのと、フォームを堕落させるのでは全く違ったものになる。ゆえ、集中力が持つ時間である1時間半がメニューを実行する時間としては限度。前日の影響で爆発力に欠けるものの、テンポ強化のおかげもありLTは苦しくなく続けられる。その時の平均心拍は163程度(最大心拍は180程度)、ケイデンスは92程度。

トレーニング日記 6/26
前日に少しボリュームを抑えめにしたので今日は身体が動きそうな気配。荒川に出るまでの間を走るうちに、ウォームアップしつつ、どういうペダリングができそうかとか、出力の出し方をチェック。うん、今日はいい感じにアップストロークで掛かってるから1分とかもいけるはず。往路をテンポ、SST、LTと上げていき、最後はVo2MAX(AVE290W)で3分。復路は4分休んでからVo2MAX(AVE280W)で5分、レスト5分を3本行った。この辺は適当に気持ちの赴くままに。ただし、レストでもSST〜テンポに留めるように。最後に折返しまだ距離があったので、もう一本Vo2MAX5分で仕上げ(笑)。
おかげで60分のAVE223Wは自己ベスト。出力自体で驚くことは無いかも知れないけど、実は土手で出したのに意味がある。登りでは高出力を数字上は出しやすいし、インドアトレーナーでも負荷装置に耐えればいい。ただ、平坦だと風向き次第で出力に波が出る。もちろん、向かい風で下がる可能性についてはよく知るところだけど、追い風でも出力は下がる。共にペダリングについてちゃんと回せていないと発生する。こういうことはパワーメーターを装備していないとまず気が付かないところだけど、感覚的には知っているであろう現象。

最近になってわかったのは、FTPの数字の裏側。FTPは同じような数字でも出力の発揮の仕方によって実際には違う部分があるのは気づいている人もいるはず。そのFTPが同じだから同じ実力ではないという、その中身について気がついてきた。これがわかってきたので、それ以外の出来事についても納得出来る部分が増えてきた。パワーメーターは偉大である。

トレーニング日記 6/21、22

一時期書いていましたトレーニング日記を再開します
何キロ走ったとか、どこまで行ったとか、そういうことよりもペダリングと向き合う中で感じたことや思うことを書いておきますので、ペダリング探求者たる人たちへのヒントになれば幸いです。

トレーニング日記 6/21
2日前にストレングストレーニングを行った。それは2週間ぶり。シーテッドレッグプレスでは左右とも115キロにも余裕があったが、バーベルスクワットでは75キロは問題なかったものの、6Repsだと多かったか?その後80キロでちょっと腰に来る感じがした。翌日は筋肉痛が発生し、筋肉に張りは多めで動きは硬い。特に骨盤の動きに制限を感じ、走行に際しては腰に負担がかかり、少々疲れや痛みを感じた。しかし、後半には骨盤の処し方を見つかったのか、やや動きだしたのか、スクワットでのインパクトにスピードが復活。骨盤から脚までダイレクト感を伴って、スッと下に降りるイメージが良かった。

トレーニング日記 6/22
前日より筋トレでの疲労から回復を感じる。腰回りの重さも減っているが、まだやや硬い。でも、痛みはない。ペダリングにスムーズさという意味ではまだ不満はあるが、前日後半のイメージは継続していた。走り始めにはいつも気を使う。今日の自分はどういうペダリングが得意なのか?何が不得意なのか?どうすれば希望したメニューを達成できるのか?と考えつつ、徐々に出力を上げるが、その方法は日毎に違う。これを複数パターン持つと、それがアップというやつになる。
風はあまり無く、往路をエンデュランスからテンポでペダリングを見つめ、復路でVo2MAXインターバル。メニューは5分288W(5分レスト)x5本。周囲の状況により力を弱めた場面以外、問題なく完遂。

今年は3月からエンデュランスとテンポを大事にした。単にそのゾーンで長い時間を過ごすのではなく、そのゾーンの出力を如何にしてスムーズにイージーに発揮するか、それがLSDの極意だと感じた。その結果としてVo2MAXは安定する。軽く打っても重いパンチが打てるのと同じイメージ。これ無しに重たいパンチを連打することは叶わず、きっと続かなくなる。Vo2MAXに限らないが、「その領域で目一杯踏んでいると、いつかそれが出来るようになるんだ」との考えは一般的によく聞くが、僕はそれが間違いだと思っている。さっきの例えで言うならば、「思い切りパンチを打っていると、相手を倒せるパンチが沢山打てるようになる」というのと同じなるが、それはあり得なさそうだと理解しやすいと思う。

大事なのは今なんのために、何をどのように動かしているのか、というイメージの継続である。同じことをするにも、意識してやることで身になるが、ただやっていても大きな意味はない。

フォームを変えてパワーを出そう

「パワーが出ない」という悩みはよく聞きます。
練習不足?
疲労蓄積?
色々なリミッターは思いつくと思いますが、フォームがその問題の基礎にあったりする事もあります。

今回もその1つで、体重や筋力を有効に活用できていない状態でした。

わずか1-2時間のフィッティングで全てをガラッと変えることは出来ませんが、今までのフォームの間違っていた点や改善点を意識できる時間になれば、その先のライドでその部分やその感覚について思い出し、改善することが出来ると思います。

どの言い方、表現、伝え方でご本人に伝わるかは毎回違いますし、コミュニケーションの課題なのですが、沢山会話する中でちょっとでも伝わればいいなと思っています。


フィットネステストではフィッティングも軽く触りだけ行ってますが、フィッティングだけを別サービスとして提供しています。
外から見るとすっごく頑張ってるようにみえるけど、そこまで出力が上がらない人の場合(3.5倍くらい?)、ポジションというかペダリングをする姿勢全体と身体の動かし方に根本的な問題があるケースが多く見ます。

このような場合にはフィッティング、つまりフォームの修正が必要だと思われます。

つまり、足りないのは頑張りではないかも知れません。
これって単にポジションの話じゃないので、ステムの長さを変えても余り変化がないし、自転車変えてもホイール換えても一緒だったりすると思います。

要はバットのどの位置を握っても、スイングが変わらないなら一緒って感じです。どの位置を握った時にどういうスイングをするか、あるいはどういうスイングをしたいからどういう姿勢を作るかっていう話。

フィッティングの目的は何?
フィッティングの結果として求める理想を”楽になる”ではなく、”楽に同じ出力で踏める=パワーアップ”として頂くと、イメージしやすいかも知れません。

当店のフィッティングはパワーメーター内蔵ローラー台を利用して数値を計測しながら、感覚的にも感じて頂き、それぞれの方の目的に合わせたフォームについて相談を承ります。

だから、パワーメーターを持っていなくても大丈夫です。その上で、感覚だけでの実感ではなく、数字でもパワーが増すことを知って頂けます。

フィッティングはブランド名とそのメソッドを守ることに徹したサービスを提供するのではなく、色々なメソッドから良い部分を論理的に取り入れ、自転車の考えに偏らない考えに基づき、お客様のフォームをバッサリと切らせていただきます(笑)


昨晩も、写真とは別の方にご相談に来ていただきまして、色々とズバズバ指摘してしまいました(笑)

早速、今朝からローラーでそのフォームをテストしていただいたようで、出力アップへの感覚を得て頂けたということをご報告頂きました。


サービス料金は10800円/1回(90分)です。1-2時間を定期的に診せて頂く方がオススメです。
※自転車の無料点検付き
※もちろん、持ち込み車両でもOKです

営業時間内であれば混雑する時間帯を除いて承りますので、まずはご相談からお気軽にご連絡下さい。きっと、メリットを提供できると思います。

ご希望の方は電話(03-6658-4977)やメール(mailto:info@biciclettadimattino.com)で、まずはお問合わせからどうぞ。

パワーと技術

ゆっくり走って本当に速くなれるの?
http://hiroakinanbu.com/?p=65

南部コーチ(PCG)のブログからです。

結論から言うと、私も無理だと思います。私も速くなるには速く走るしか無いと思っています。誤解のないように詳しく書けば、”楽に走る”というのは速くなることで現状のスピードを楽に出すのであって、結局速くなることを避けて通るのは難しいでしょう。

上記ブログ記事内に記載された実験は”平均VO2max58ml/kg/min”という比較的高いパフォーマンスを発揮することが出来るサイクリストですが、一般サイクリストは50前後やそれ以下の場合も多くありますし、運動を行っていない人の場合には40以下かもしれません。

ちなみに私は58ml/kg/minだと、ガーミン先生は言ってますが(笑)ホントかいな。

つまり、多くの方は有酸素能力自体に伸びしろがあるという状態です。
ただし、記事中にあるように「低~中強度のトレーニングを大量に行っても、高強度のトレーニングとは互換性が無い」のは確かですから、その後の「実際問題、LT領域までのトレーニングだけだとあるレベルから頭打ちを感じます。」のもその通りだと思います。

パワートレーニングへの誤解
しかしながら、これを鵜呑みにして有酸素能力が低いままにVo2MAXなどの高強度トレーニングを行う場合、それ自体にも大きな効果を期待することはできないのです。

そもそも、Vo2MAXはFTPをベースにしたゾーンで測りますから、そもそもFTP自体が低ければそこに無酸素運動を積み上げても大したことにはならないということです。しかも、Vo2MAXでの運動を繰り返し行い疲労すると、どのゾーンでも出力が低下します。タバタプロトコルへの誤解など、まさにその一部でしょう。

継続的なトレーニング習慣がなかったのに、いきなり無酸素運動をしたり、タバタをしたり、筋トレをしたりするのは誤りです。怪我をする可能性も高いと思います。

また、これまでと同じ練習をパワーメーターを付けた状態で行い続けるケースも多くあります。パワーメーターはご自身のいいところと悪いところを浮き彫りにし、それについて検討し、ビルドアップする計測機器ですので、同じことをしているだけであれば、結果も変わることはありません。速くもなりません。

ロングライドにおけるパワーと技術
ロングライドでは低中出力での走行時間が増えますので、基本的にはそのゾーンでのトレーニングを繰り返します。個人が持っているトレーニング時間をどの程度どのパワーゾーンに割り当てるかがポイントとなります。

ゆっくり走る(強度を上げない)のは時期によって有効でまた必要だということです。ロードレースやヒルクライムシーズンをオンとすれば、冬場はオフ。この時期に低中強度でのトレーニングを行います。まさに今の時期です。

効率を上げろ
とにかく最近はこれが多くなっています。雑誌も、ライダーも皆言いますし、求めています。お店がこれを言うケースもありますが、言い方と受け取り方に行き違いがあるのではないかと思います。

これはあくまで私自身の経験に基づいたことではありますが、パワーアップを目的としない限り効率が上がるということは無いと思っています。もし、効率だけを上昇させた実績があれば教えて頂きたいのですが、あくまでも”実用に伴う効率アップ”が目的であって、メーター上の数値を上昇させることが目的ではないということでもあります。

例えば、「踏まずに回す」という言葉がありますが、実際には無理だと思います。3時位置でのピークパワーを出してこそ、6時位置での抜きがあるので、それ無しに”ただ接線方向に力を加え続けて回す”ような事は現実的ではありません。3時位置でのピークを出すには、自転車を漕ぐために理想的なフォームを理解する必要があります。

パワーがなく、技術だけでヒットを量産したり、ホームランが打てたりするかどうか、あるいは他のスポーツに当てはめて考えてみて下さい。どんなに細身のアスリートであっても、筋量と筋力が備わっているはずです。

つまり、パワーアップを果たそうとする過程において、技術向上の必要性に気づき、それを果たすとパワーアップ出来るという順序なので、強く漕がずに技術だけ向上させるというように都合よくやることは難しいということです。

無酸素運動トレーニングの効果
ロングライドやヒルクライムを主体としているから、ロードレースをしないから、だから強度は上げなくていいということはありません。

下の図の様な各パワーゾーンに対してしっかりとアプローチしないとトレーニング効果を出すことができず、効率は下がります。”ハァハァしている”状態の走行時間が効果的なのではなく、狙ったゾーンの走行時間を積み上げることが大切です。ちなみに、”ハァハァしている”では大抵出力は低下しており、自分で思っているより弱い状態になっています。トレーニング効果は薄いでしょう。

その為にもFTPを測定することが大事なのです。

「FTP計測サービス」を行っています
http://www.biciclettadimattino.com/blog/?p=28598

FTPテストのご予約はこちらからも可能です。
※電話(03-6658-4977)やメール(info@biciclettadimattino.com)でも承ります

メールでお早めにお申し込みください。
ご希望の日程はお申込時に伺いいます。

おはようございます

もう夕方ですけどね。
今朝のローラートレーニングはTRAINER ROADにあるものすご~い数のワークアウトの中から、Sufferfestのワークアウトを見つけまして、登りを意識した内容。

そのワークアウトの説明はこんな感じ。
「あなたが昼食を食べていたなら、8分は多くの時間のようには思えません。 あなたがビーチにいたなら、8分しかそこにいるのは残酷です。 しかし、Angelsの8分間の登りの間、あなたはそれが早く終わってくれとすべての神に誓うでしょう。 VueltaでVicenzo NibaliがChris Hornerに対してしたアタックのように、パリ・トゥールでThomas Voecklerと一緒にブレイクするように。」

で、Sufferfestでプレイするとこんなビデオが流れます(笑)

Angels 2015 SAMPLE from The Sufferfest on Vimeo.

Sufferfestは悪くないんですけど、毎回毎回こんな感じなのでオーバーワークになってしまいがちだと思いました。ワークアウトだけなら、他のアプリケーションにも入っていたりしますし、ErgoDBにもあったりするので実行は可能です。

色々使いました
これまでに使ってみたオンライントレーニングソフトウェアは
 ・Cyclosphere
 ・Zwift
 ・Sufferfest
 ・TrainerRoad
 ・Today’s Plan
 ・Rouvy
 ・Hurts Ergo
 ・Training Peaks
 ・ErgDB
 ・Xert
などなど

役割はそれぞれ色々で、何をどうしたいかによってどれとどれを組み合わせるかを考えたりします。パワーメーターには欠かせない情報ですね。

当店においてのパワーメーター購入、またトレーニングについてのご相談をお待ちしております。

ペダリングスキルをアップさせたい

ペダリングスキルをアップさせたいと思う方がとても増えています。
その秘訣はパワーアップにあると言ったら驚かれるかもしれませんが、この2つは連動しています。

「いや、速くなりたいわけじゃない」と反論されることも少なくありませんが、結果的に”効率だけアップさせること”はきっと無理です。

同様にして、ある方に「今のパワーのまま、効率だけアップさせることができれば、実効パワーが増えるはずだから、それを目指したい」と言われたのですが、難しいでしょう。そんなに都合よくいなかいのです。あるレベル以降、効率アップは不可欠ですが、パワーウェイトレシオが3.5〜3.8w/kgを超えるくらいまでは何も考える必要はないと思います。

現役プロ選手を担当しているコーチ達に聞いても、「筋トレすると、効率や左右差はある程度は自然によくなる」と言っています。例外もあるようですが、まずはパワーアップを目指すべきだそうです。

ホームランを打つには技術も必要ですが、最低限度のパワーも必要だろうと思います。それと似たイメージです。
むしろ、パワーを引き出す際に技術が必要になります。そうでないとパワーが出ませんし、怪我も増えてしまいます。

力(=筋力)あっての技術であり、筋力なしに技術を発揮することは難しいと思います。

”パワーアップを目指すプロセスにおいて、効率アップが必要になる”というのが私個人がトレースしたイメージです。

ですから、
 左右差よりパワーアップ
をまずはオススメします。

[注目] 両足データが取得できる最廉価パワーメーター「POWER2MAX Type-NG eco」

パワーメーターを初めて買うなら両足が良い
先日もポストしたのですが、片足計測パワーメーターの欠点は意外と小さくありません。レースをするなら片足でも思っていたわけですが、実際のトレーニング内容を考えると厳しいシーンもあります。

左右差の修正は必要かどうか
http://www.biciclettadimattino.com/blog/?p=29167

上が前回の記事です。初めた買う人でなくても、左右差は馬鹿にできません。「レースで使うなら片足でいい」という話は乱暴だと思います。それはパワートレーニングをしっかりとレースするつもりがなく、独自のトレーニングを行う中で目安にできればいいということでしょう。

しかし、今後はウェブアプリケーションを使用してのトレーニングが、むしろ非レース層では一般的になってくる(既にZwiftやってますよね?)ので、そこでは左右差があると全く別の内容のトレーニングになってしまいますからね。

というわけで両足の出力を計測できる最廉価はこれ!
POWER2MAX 「Type-NG eco」

以下は価格表(税別)です。とても魅力的な価格設定となっています。POWER2MAX自体、もともと堅牢でシンプルで安いというコンセプトだったわけですが、ライバル勢が価格を更に下げる中で優位性を維持しようと、Type-Sを廃盤にし、Type-NG ecoをリリースしました。Type-NGは最上位モデルで、精度が±1%が売りの1つです。NG ecoでもType-S同様に±2%の精度ですから、ライバルと比較しても実用上の問題は出ません。

むしろ、片足計測のままに精度をアピールしたところで、左右差はそれ以上になる場合が多く、センサーの精度どころではなくなります。左右差が4%あれば、300Wで踏んでいるつもりでも、270しか出ていない可能性もあれば、330Wも踏んでいる可能性もあり、全く正確ではなくなります。

クランクもセットにして最も安いのモデルで78000円という価格ですから、他メーカーの片足のみ計測製品と比較すればその優位性がハッキリとわかると思います。唯一、ペダリングモニターのみ”もう片方の買い足し”が可能です。
・STAGES ULTEGRAモデル 78000円※
・GARMIN VECTOR3左のみ 79000円
・パイオニア ペダリングモニター片側のみ 74800円※
・パイオニア パワーセンサー 49800円※
※別途クランクセット購入が必要

肝心要はこの機能
■ 右+左の出力が測れる
■ フレームを選ばない
■ ANT+/Bluetooth両対応
■ マグネット不要なのでセッティング不要
■ 自動校正
■ 温度補正機能
■ ケイデンス計測可能

ダイレクトマウントブレーキ装着車両でもいけますので、MADONEでもREACTOでもイケます。

取り出せるデータの種類の多さからペダリングモニターが最もオススメであることは変わりないですが、片側のみしか取り付け出来ないフレーム等や事情がある場合には、これがいいと思います。

穴を開けてはいけない機能をすべて網羅しています
これらに加えて、
・左右バランス
・トルク
・ペダルスムースネス
を各50ユーロでソフトウェアアップデートし、機能追加できます。
全て追加した場合、1%という精度以外Type-NGとの機能面での差はなくなります。

これらに関しては、どう表示するかはサイコン側の仕事なので、そっち側の対応と合わせて見て下さい。パイオニアのSGX-CA500はペダリングモニターとセットにした場合のみ、トルク表示をNmですることできますが、トルク効率はANT+パワーメーター規格準拠なのでセンサー側に関わらず表示可能です。GARMINの場合、Connect IQ対応であればトルクを表示することでき、その場合にはセンサー側がトルクを計測していれば可能らしいです。そんな感じで、センサーとサイコンとの相性がありますので、ご注意下さい。

左右差が不安定なライダーには両足計測がオススメです
既にこのPOWER2MAX Type-NG ecoは代理店に入荷しています。早速、一点注文してみましたので、店頭で現物をご覧いただけます。

そして、もう一つ(One more thing…)
対応PCDのところに「110-S」という表記があるのにお気づきでしょうか?110があるのに110-S???「ん?SってあのS?」そうです、シマノのSです。

110-Sは現行世代のシマノクランクに対応したPCD110寸法になっているスパイダーで、シマノの純正ギア板がそのまま使えます。ROTOR 2INPOWERを導入したとしても5アーム縛りがありますので、ROTORの(高いだけの)noQチェーンリングを使うしかありあません。

つまり、こうなります!
なんかものすごい改造感!イイ!

FSAの方も4アームですが
FSAの4アームPCD110は独自寸法のため、シマノ純正ギア板は使用できません。ゆえ、Gossamerクランクにも110-Sのスパイダーが設定されています。
※FSA純正パワーメーターであるPOWER BOXはType-NG ecoのOEM製品となりますが、110-S設定はありません。また、Bluetooth通信に対応しておらず、ANT+のみとなります。ソフトウェア・アップデートによりBluetooth対応も可能なようですが、コストが掛かるようです。また、アルミ仕様POWER BOXはGossamer以上に重たく、驚きます。

シクロクロスに使うにもイイんじゃないでしょうか?
対応するPCDも豊富ですからフロントシングルでも組みやすく、さらにはクランクアームの種類も多いので重くても安い方がいい場合から、軽いものまで選べます。いいですね。

ペダリングモニターの優位性もあるんですが…
この後のポストでも申し上げますが、低コストでの導入に関してはある程度の出力が出るようになるまでは左右差よりも合計出力を優先し、それに加えて「効率よりパワーアップを優先」してください。それが効率アップに欠かせません。

センサー&クランクセット 対応PCD クランク長 価格
FSA Gossamer 110/130/110-S 165/170/172.5/175 78000
FSA Gossamer BB386evo 110/130/110-S 165/170/172.5/175 88000
FSA K-FORCE Light BB386evo 110/130/110-S 165/170/172.5/175/180 128000
ROTOR 3D24 110/130/110-S 165/170/172.5/175 104000
ROTOR 3D Plus 110/130/110-S 165/170/172.5/175 128000
Campagnolo 2015 4アーム 198000
センサーのみ 対応PCD クランク長 価格
ROTOR 3D24 110/130/110-S 82000
ROTOR 3D30/Plus 110/130/110-S 82000
SRAM FORCE22/S900 110/130 78000
SPECIALIZED S-WORKS/FACT 110/130 98000
CANNONDALE SL/SiSL/SiSL2 110/130 98000

バロックギアを一言で言うと…

なんか今更なんですけど、バロックギアを一言で言うと「踏み遅れを修正してくれる」のかなって事が、ペダリングモニター(PM)のペダリンググラフを眺めて思ったことです。

これが肝なんじゃないか?と。あれ?説明されたような気もしますけど、数字と感覚で裏付けたものを色々削ぎ落としていくと残ったのがこれって感じです。

本当に今さら過ぎて笑えますけど、PM持ってない人にこの一言を伝えて理解してもらえるかどうかっていうのは難しそうですかねぇ。

踏み遅れはヒルクライムにおいて最大の重し
踏み遅れがあると、踏み直しが必要になります。同じ平均出力であっても踏み直すかどうかはとても大きな違いになります。

上死点と下死点をうまく通過させたい、それにはインパクトを3時位置にしっかり行うことが大事です。それが遅れてしまうと、そのまま踏み遅れます。バロックギアには3時位置の90度以外に100度や110度がありますが、私はあくまで90度を勧めます。踏み遅れてもなお出力が上がるなど、取捨選択の結果であればというところです。

人間はそう簡単に意識だけでペダリングを変えるって難しくて、インパクトが4時なのに6時で力を抜けというのは無理です。ほぼ無理だと思います。なぜなら、ケイデンス90がrpmの時に4時から6時を通過するまでに要する時間は”0.11秒”しかありません。0.11秒の間にすることをコントロールするのはほぼ無理でしょう。

Q-RINGSなどの楕円の場合には3時位置でのインパクトが大きすぎてしまい、むしろ踏み残る印象がありました。3時位置で大きなギアに掛けるほど、6時位置では抜きが派手になるわけですが、残ってしまう感じです。
ゆえ、ダンシングで大変使いにくいのではないでしょうか。だから、TTやTRIには良いと思いますっていうことです。
※その時にはペダリングモニターで見ていないのであくまで感覚ではあります。

180%でのペダリング時のペダリンググラフ

120%でのペダリング時のペダリンググラフ

120%で疲れてくるとトルクを引きずって出力しようとするが、6時位置での抜けは変化がないので吉


当店ではバロックギアの貸出を行なっております。

歯数は36±2、39±2、シマノ4アーム用です。
期間は最大14日間、料金は2700円(税込)です。

 ※ 取り付けとシフト調整を依頼される場合には、別途工賃(4320円(税込)〜)が発生します。貸出期間中の使用あるいは取り付け作業等において、故意・偶然に関わらずギアを破損させたり、使用に差し障る変化を起こしてしまった場合、使用不能になった場合には、製品の定価となる18144円(税込)を頂戴いたします。返却時には清掃頂くようにお願いします。

レンタル終了時、バロックギアをご注文・お買上げ頂いた場合には、レンタル料金を全額返金いたします。


バロックギア所感 その1
http://www.biciclettadimattino.com/blog/?p=22346

バロックギアは楕円ギアではありません
http://www.biciclettadimattino.com/blog/?p=28921