シーラントの使い分け

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適材適所

ひとことで言えばそうなります。”何も考えずに使えるもの”という評価のされ方は、割と面倒が多い自転車関連では時折聞かれますが、やはりミスチョイスをすると良くないと思います。

とりあえず使うのに適したチョイスはありますが、それでも欠点がないわけではないということです。

シーラントはスタンズで間違いないと思います。使っていてエア抜けがするとか、走行に差し障るトラブルが出るということは無いと思います。しかし、一定期間以上に渡って使用した場合、固まってしまうのでリムやタイヤに付着して除去するのが面倒だということになります。

フィニッシュラインのシーラントはそこを改善できます。半年以上経過した場合でも、固まることなく留まり続けます。ゆえ、掃除がラクです。例えばMTBのXCやシクロクロスなどで、コースやコンディションによってタイヤチョイスを変える場合、フィニッシュラインの方が水洗いしやすく手間がかかりません。

あれはめちゃくちゃ面倒ですね。こびりつくとかなり。固まったリムセメントくらい面倒です。私はリム側は適当にして、タイヤ側は放っておきます笑。やってられないので。それと比べると、フィニッシュラインのは水でサッと流せます。

フィニッシュラインはなぜか「エア漏れがひどい」と酷評している方もいるわけですが、使い方だと思います。そもそも、正しく使えているのかどうか?それを考えさせられます。そこまで機能しないものをリリースするかどうか、それも考えてしまいますね。特にチューブレス関連は、正しい知識なく思い込みで適当に作業するケースは世界的に多いです。どの製品を使う場合というより、チューブレス関連全般へのコツの無知であったりします。もうホイールを売る側も、どのタイヤと寸法が合うかなどしっかりテストした方がいいと思いますね。タイヤ幅拡大を考えると、チューブレスにするメリットが大きいですからね。それって、フレームがエアロになるとかならないとか、そんなことをあっという間に帳消しにしますね。

エアを長期間塞ぐ性能はスタンズのほうが高いと思います。塞げる穴の大きさは変わらないと思いますが、スタンズのほうが固まるために塞いだままキープされやすいでしょう。私が使いやすいと思うのはフィニッシュラインですが、場合によってはスタンズも使いますので、適材適所で利用しています。