自転車通勤をより有意義に楽しくする為のコツを動画で解説します

この記事は約 5 分くらいで読めます

「通勤したいんで自転車欲しいんですけど」

この一言から、さらに深いニーズをどうやって掘り返すか、それが自転車店の役割だと思っています。

必要なものを必要なだけ、それもいいですが、”余計なお世話”をするのが好きなのです。

自転車通勤の目的は通勤することです

あたりまえですけど、それでしかありません。”時間通りに到着すること”が最大の目的です。

”電車でするのはストレスだから自転車で”という動機は大変ポジティブで、前向きなのですが、実際には”何でもいいから着けばいい”というところで済ませてしまいがちです。

安ければ安いほどコスパがいいと思いがち

ゆえ、そこにかけるコストは”できる限り安いほうが良い”と考えがちです。しかし、自転車通勤のコツは楽しく走ることでもあります。

普通のクルマに乗っていてもドライビングプレジャーは感じないと思います。スポーツカーならそれを感じます。それがロードバイクでの通勤です。

またEバイクでは、速くラクに移動できますし、寄り道も楽しくなりますし、衣服を選ばなくなるので通勤を時間を楽しく過ごせます。バリューが一気に高まり、充実した時間を過ごせます。つまり楽しく通勤できます。

そのようにして如何に通勤時間の価値向上を望むかというのが、自転車通勤への投資を有効にするコツです。

このチャンスを積極的に生活を変える手段に利用する

ウィズコロナの時代においては、生活を楽しく、健康的に、活動的に楽しむということに対して自転車を活用するという動きが多くなってきていますし、世間的にも注目を集め、それに対して政府も支援や推進を行っています。

現在まで、あるいは今後数年に渡って打撃を受ける観光産業においてはもはや無視できない存在、それが自転車であり、Eバイクになるでしょう。

駐車場が無くても、好きなところへ、好きなだけ移動できますから、一極集中させないマーケティングが可能になります。

これまでの自転車では、”体力ありき”という制限の中でしたから、暑い、寒い、坂がつらいと自転車を使い続ける気力を失っていくことが多くありました。また、身体が不自由な方にとってもそのハードルはあまりにも高いものでした。ゆえ、サイクルツーリズムを実現するなど夢のまた夢。結局はクルマ頼りだったわけです。しかし、これでクルマの時代は終りを迎えるかも知れない、そんな岐路に今の我々は立っています。

東日本大震災直後に自転車を移動体として購入した方々のうち、どれだけの人が今もその自転車を活用しているんだろう?と考えると、かなりの人が乗らなくなってしまい、今になってその自転車を整備に出しているという状況もありそうです。

つまり、今回も同じです。

・安く済ませる
・とりあえず買う
・短期的で衝動的

このような買い方はきっと、その投資を無駄にする可能性が高まります。それは自転車に限りません。たしかに、短期的には目的を果たすのでしょうけれど、新型コロナウイルスに対しての画期的な治療・予防手段が確立される補償はなく、客観的に事実を見れば、その可能性は低いのだと理解した上では、このチャンスをもっと有意義に活用することもできます。つまり、”インフルエンザのようになっていく”とはそういう事です。

今回の外的な変化をチャンスにして、”ただ安い自転車を買って通うだけ”ではなく、”もっと楽しく生活する、遊ぶ”というところまでバリューを引き上げるためにコストをさいてこそ、ほんとうの意味でのコストパフォーマンスを実現できるのではないでしょうか?

今後、何を楽しむかを考えるチャンス

ただ安いだけのものを通販で買って、最後には腐らせる。生活の足や通勤の足は、言い方を変えれば下駄です。ただの下駄に無駄な投資は無用。だから、買う時も値段で決めてしまいがちですし、整備も怠ってしまうことになりがちです。

動画でも言っていますが、いくら安くても4、5万は出します。決して安くないと思います。しなし、私ならもっと意味のあることに10万円出したほうが良いと思いますし、30万で休日も楽しく、健康的に過ごせるならそうしたいと思います。「4-5万を整備して使えばいいじゃないか」と思うかも知れませんが、残念ながら”ちゃんとした自転車”をその価格で作るのはとても大変です。ほぼ無理と言っていいでしょう。今のトレンドや利便性を考えればディスクブレーキ一択ですから、6-7万は必要です。安いものにも限度があります。メリダやジャイアントのコストバリューバランスがもっとも合理的ですから、それを価格で下回るものは怪しいと思います。バランスが崩れます。

最終的な選択は人それぞれにとってのベターがあります。

軽快車よりクロスバイクやロードバイクのほうが速く、Eバイクは圧倒的に楽に通勤ができます。

通勤だけに30万もかけるわけないのは皆同じですが、それはロードバイクでも同じです。目的は別にあるのです。

このチャンスにただ自転車を買うだけではなく、もっと有効な投資効果を得るために、自転車を買う本当の目的を考えてみませんか?

自転車通勤への投資を有意義に行うコツ

散々喋って書いた挙げ句、それをまとめるとシンプルでして、つまりは「通勤を目的ではなく、過程にすること」なのです。通勤は何でも出来ます。動けば出来ますから、そこに投資するのはバカバカしいとそう考えるでしょう。

ただ、今は時代が変化を求めています。次の時代に対応するために、楽しく過ごすために、幸せな時間を作るために、そのためにちょっといい自転車やEバイクを活用してみませんか?