持久性アスリートする筋力トレーニングの方法について

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筋トレは効果がある
結論から言ってしまうと、筋力トレーニングと自転車での高強度トレーニングは同時に行うと筋肉の強化を阻害してしまします。

低中強度のトレーニングを行う場合でも注意すべきことはあって、カロリー収支をマイナスにしてはいけないという点です。走行中に収支がマイナスになってしまう場合にはより注意です。持っているカロリー以上に運動すると、筋肉を分解し、エネルギーに変えてしまうため、せっかく付いた筋肉を減らしてしまいます。

ただ、冬は太りやすいので食べすぎにも注意。

・サイクリング時の強度は中〜低
・カロリー収支をマイナスにしない
・2-3回/週(1回/週では効果なし、オンシーズンには1回/週でOK)
・回復も重視する
・低負荷・高回数ではなく、高負荷・低回数
・正しいフォームで行う(行う運動につながるイメージで)
・筋力アップには筋トレしてから持久性トレーニングの順番で

筋トレしつつ体重が増えないのは無理
筋肉量を増やしつつ、体重を同時に減らすのは無理です。ある程度増やした筋肉を維持しつつ、体重を減らすのが第2フェーズになります。筋肉を増やすと、その人が持っている一定の割合に基づいて脂肪も増えますし、それは防げません。ゆえ、バルクアップ時期にはウェイトアップを許容します。

その場合に気にするのは体重が増えてしまうことについてですが、中高年の場合には放っておくと筋肉量が減ってしまうので、筋力トレーニングなしに、筋肉量の増加なしに、持久性トレーニングだけをしないようにすべきです。年齢の増加とともに筋肉量の減少が加速度的に高まり、取り返しがつかなくなります。特に下肢です。「とはいえ、自転車に乗っていれば筋肉付くでしょ?」と言われますが、ハッキリ言ってつきません。膝下に関しては維持すら出来ない可能性も高いです。

筋肉量が無ければいい動きができません。とことん筋肉量がない人を想像して頂き、その人がきれいで力強いペダリングができると思いますか?筋肉量を正しい動きで身につけることは、柔軟性のある身体を作ることを意味します。つまり、筋肉量をアップさせることは身体を硬くするわけではなく、良い動きをするために必要な要素です。

ゆえ、完全にオーバーウェイトの人を除いてはウェイトアップはある程度許容して筋力トレーニングをしましょう。一年間やり続けたとしてもおそらく2-3kg増えるのがが精一杯ですし、増えた筋肉量によっていい動きや力強い動きができると思いますので、そちらの方に未来があります。