トレーニング日記 7/15

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トレーニング日記 7/15
前日に行った長時間ライドの影響により、疲労困憊だった木曜日はレストと言うかグッタリ(笑)その翌日はイマイチなライドとなった。パワーが出ないのは結果としてで、身体全体の硬さと疲労がきっと原因。パワーが出ない=疲れている、のだと理解するのだけど、具体的にどの部分がどのように疲れているのかによって、そこからの回復過程でどのように乗ればいいかは変わってくると思う。

土曜日は朝から暑い上に、一昨日の疲労から回復しきっていないがゆえ、”乗ってはいけない”日だ。回復走というのはこの時期に通用する言葉ではない。筋肉へのインパクトは小さいと自覚されているものの、フィジカル全体へのインパクトは小さくない。特に”緩く乗る”というとむしろ長く乗りがちだけれど、それこそ疲れてしまう。たとえ出力するワット数が半分だとしても、消費カロリーは半分にはならないし、それは時間と共に身体を疲弊させてしまう。「じゃあ食べればいい」と思うかもしれないけれど、消費した分だけ食べられる人はいないから、時間が増すほどにマイナスが加算されてしまう。とにもかくにも、長時間ライドをする場合には注意しなければならないことが沢山ある。ちなみに、僕の感覚での長時間とは2.5時間以上だ。これにはちゃんと根拠がある。

というわけで土曜日は筋トレのみ。店bの奥に設置したラックで70キロから5キロ増で80キロまでを6回2セットずつ。最後に70キロに戻してスクワットの動作を確認。一旦休憩後、ルーマニアンデッドリフトを60キロで6回を3セット、その後65キロで6回を3セット行った。その後は時間をおいてからストレッチと筋膜リリース。

そして本日15日は午前中にグループライド。8時半くらいから一人で周回を開始し、テンポからゆっくりとペースアップを行う。この過程ではその後にどこまでどのように出力を上げられるかを推し量ると共に、それのフィジカル的なテストを行い、実際にその推量が正しかったかどうかなど身体を感じる感覚の整合性を確認する。これが僕のウォームアップなんだけど、単純に温める意味合い(と思いきや疲労しているケースが多々)だけのイメージを持っているケースが多いのではないだろうか。ウォームアップ後、約1分間のペースアップに対して3分のレストを数回繰り返し、最後は1分全力プラススプリントで締めた。

グループに加わってからはゆっくりしたペースで3周ほどするが、先々週同様にしてペースがゆっくりなので、その後一気にペースアップすると自分はもたないとわかった。だから、先頭に出てゆっくりペースを上げることにした。それで離れてしまえば逃げるような形になるし、全体がついてくるならそれもよし、そんな展開。結果的にはペースアップ後に後続は信号で引っかかり、S山軍曹のみついてきた。軍曹のスピードはなかなかで、いいペースをキープすることが出来たので3周ほど逃げることが出来た。その後は追走の後ろで休ませてもらいつつ、アタックに反応できるように目と気を配る。レースをしているわけではないけれど、レースをするつもりの目配り気配りが常態化することは欠かせない。それが位置取りを自然に行うためになり、事故回避や楽をするために役に立つし、走る際のストレスを減らすのにも役立つ。無駄足を使う原因は色々なところにあると思う。反応しつつそれに乗って更に仕掛けることを数回やったあたりで、暑さも疲労もそろそろリミットだと感じたので、早めに切り上げた。

[”追い込む”の意味を考える]
この時期ではなおさらだけれど、”追い込む”の意味をよく考えて欲しい。追い込むとは疲労困憊することではないし、ヘロヘロになることでもない。むしろ、元気よく大きな力を発揮することに近い。つまり、思ったように踏めない日は追い込めないはずだから、そのままズルズル走っていてもそれはただ疲れただけになってしまうということだ。正しく追い込むのは悪いことではないけれど、その内容をよく考えてやってやりたい。これは”もがく”のもそうだし、”出し尽くす”のも同じだと思う。疲労困憊する練習も意味はあるけれど、それを毎週やったら強くなるサイクルから外れているんだと気づきたい。