発想と意識がリミッターになっている

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基本的に自分で自分を褒めるのは得意な方です(笑)

これは先週のシクロクロス千葉での写真を撮っていただいたものなのですが、階段を登る際の姿勢がいいなぁと思ったので貼っておきますね。
※Takashi Saitoさんありがとうございます

ポイントはまるで自転車が無いかのように、ただ階段を走って登っているかのような動きと姿勢にありまして、顎が上がってしまったり、背中が極端に反ってしまったりしていないということです。

この次のシーケンスでは右腕を前へ振って、左足を上げそうでしょ?

レース中は姿勢のことまで気にしていません。決して、「正しい姿勢で登ろう」と思って動かしているわけではありません。普段の無意識にやっている動きがこういう時に出てしまうのだと思います。

自然な動きは普段の生活から始まっています。

私は接客の中で、あるいはフィッティングの中で”階段を登る時の姿勢と動き”について、ペダリングとの共通項についてお話するのですが、それを意識して繰り返しつつ普段から生活をすることで、ペダリングにもこのような場合にも無意識レベルに刷り込むことは可能です。

一週間の中でバイクの上で過ごす時間よりも、むしろ普段の生活の方が何倍も長いはずですね。

筋力が疲労により低下すれば、姿勢維持は難しくなり崩れますが、そうなるまでの時間を引っ張ることは可能です。

私のフィッティングはハンドルやサドルの位置や高さの修正だけではなく、乗り手の力やポテンシャルを低めてしまうリミッターを発想と意識から解除するのが目的なのです。