シマノの新しい電動アシストユニットE8000

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このE8000はMERIDAの次期Eマウンテンバイクに搭載されるパワーユニットです。

Eマウンテンバイクとは、単なる電動アシスト自転車ではなく、これまでのマウンテンバイクでは不可能だった超低重心化に27.5+の2.8インチタイヤを加え、スーパーなトラクションと運動性能を発揮するマウンテンバイクです。

人間の力だけで走るマウンテンバイクでは不可能な領域の乗り物になることは、マウンテンバイク経験者であれば想像に容易いと思います。

ドイツでのE-BIKEマーケットは、当初日本と同様に活発ではなく、老人や力のない人が買うに留まり、用途はツーリングやレクリエーショナルだけでした。しかし、今では新しいマウンテンバイクのジャンルとして認知され、販売台数は大変増えています。2016年の統計では、ドイツ国民の100人に1人は何らかのE-BIKEを購入したというデータがあります。

日本での展開
現在、シマノではこのユニットを日本国内の法規に則ったものへアレンジする作業を行っており、2018年以降に日本国内でもEマウンテンバイクが販売される予定です。

下位モデルであるE6000に対してより軽く、パワフルで、まさにマウンテンバイクファンの為の、またマウンテンバイクの名に恥じないパワーユニットです。E6000はユニット重量が3.2キロ、出力が50Nmだったのに対し、E8000は2.7キロ、70Nmになりました。

当初、MERIDAはBOSCH社のユニットを採用していたのですが、ロジスティクスの問題があり、また今後はシマノのユニットが最も優れていると理解し、シマノのユニットを全面採用するに至りました。

新しいマウンテンバイクのジャンルとして
これまで登りが不得意だった方や体力がない方はもちろん、前に進む力と最新のフルサスペンションフレームによってライダーのスキルやテクニックをも大きくアシスト。Eマウンテンバイクはこれまでマウンテンバイクを充分に楽しめなかった方にも、山を走る楽しみを味わって頂ける自転車になるでしょう。

アシストが要るか要らないかではなく、完全に新しい乗り物に進化する自転車、それがEマウンテンバイクです。

このバイクを楽しむ場所は専用フィールドやパーク、あるいは専用トレイルなどです。パークなどではとてもいいギアになりますし、車での搬送が不要だと考えると、ガイド業等で取れるルートは増すことになります。

ディスクブレーキ然りなんですが、個人的な要不要を主張するよりも、新しいマーケットの拡大を考えて頂くと自転車の楽しみは増え、よりサイクリストが楽しめるのではないかと思います。

ご期待ください。