実物に驚く

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展示会で実物は見たはずなんですが…、実際に見てもう一度驚いてしまいました。

ANCHOR RS6
http://www.anchor-bikes.com/bikes/rs6sp.html

この時代にあって、珍しくなったこの「ロードレーサー感満点のつくり」にちょっとワクワクしました。

スラっとしてて、ロードレーサーらしさがあって、とてもカッコイイ。しかも、組み始めるととても良く出来ている。すごいな、これ…という思いが強くなりました。

”さすがアンカー”と感じるポイント

1:リヤブレーキはフルアウター
トップチューブを貫くアウターワイヤはフルアウター状態でブレーキキャリパーへ。フルアウターだと水が入らないのでメンテナンス性で有利。入口側はタダの穴(ではありませんが)、出口側はデカ穴を樹脂ではめるだけのグロメット。このグロメットをネジ止めのアルミ製にして、なんやかんやするとコストアップ、あるいは両方穴だとメンテが大変。そこの処理がさすがアンカー。

2:シフトワイヤは外出し
これを中に入れると本当に大変。上手く作ろうとして設計とテストを繰り返すと激しくコストアップします。でも、Di2のEワイヤであれば、どのようなルーティングであってもシフト性能には一切影響しないわけです。RメカとFメカへの出口穴は問題ない位置に無難に開けて、入口側だけは機械式シフトで使うアウター受けを取り外せるようになっていて、Di2にアップグレード後はスッキリ。この気遣い、そしてシフト性能へのコダワリがさすがアンカー。

3:スタンダードに見えるロードレーサー
カーボンになると全体的にマッシブな見た目になってしまうが、金属だからこそできるこのスラっと感。無闇な軽量化をすると、肉薄パイプになりこうならないし、それもコストアップにつながってしまう。ロードレーサーらしさをこの価格の製品で表現してくるのはアンカーらしさ。

4:フォークに手抜きなし
この価格のバイクでフォークのモノコックを使い分けられるメーカーはありません。サイズに対して適切なオフセット4種類を選択し、ハンドリングに対して無理をさせないことは、ビギナー層こそ気づかないけど大事な所。そこを捨てないアンカーはさすが。

5:カスタマイズできる
某社でカスタマイズできるようになったと広告していますが、アンカーは昔からできます。どれをカッコイイと思うかは人どれぞれ。今年からエッジスタイル27カラー、シンプルスタイル30カラーx3コーティングという全117カラーから選択できる上に、フレームへの色塗りやパーツスペックだけではなく、ハンドル幅やステム等など実に関わる部分までワントゥワンでカスタマイズ。これぞアンカー。

6:ティアグラだけどパキパキ動く
なんども書いていますが、シマノ側のパーツが要求するフレーム設計寸法をガッツリ守っていきますので、シマノパーツの性能がホントに100%発揮されます。「え!?どのフレームにつけても一緒じゃないの???」はい、何度も書いてますけど、一緒じゃないです。低クラスコンポーネントがよく動かない理由は、コスト合わせの為のミックスコンポーネントアッセンブルと設計を端折っているからという理由は否定できませんね。

他のメーカーと違って、アンカー製品はモデル寿命が比較的長めで、途中で仕様変更することは少ない。それがゆえ、デビュー時からかなり完成されている印象です。

このフレームの作りで10.5万円は驚異的です。
完成車は14.5万円からです。

ご注文はアンカーフィッティングシステムがある当店へ。

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