登りでも転ぶ

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転けるのは下りだけかと思いきや、下りが苦手な人は登りでも転けることがあるのでご注意を。

日曜日のブルベで、山伏峠を登坂中に追い抜いたライダーが頑張って追走してきました。あそこって中盤過ぎまできつくて、そこを抜けるとギアアップできるんですけど、その中間あたりのポイントで消えていきました。その後のコンビニ休憩で「登りでついていこうと思ったんですけど、速いですね〜」と言われまして、ちょっとコミュニケーションタイム。

コンビニを早く出た私、ところが、その後の平地で追いついたようで、定峰の途中からまた一緒に登ることに。定峰峠は裏側です。初めて登ったんですが、傾斜は緩くて登りじゃないくらいなんですね。でも、結構ハァハァと後ろから息遣いが聞こえてきまして、中間辺りでキュキュッっとも音が聞こえました。なんだろう?と思ったら、その人がタイヤを滑らせていたんです。

アスファルトのヒビ埋めにこんな感じのグニュッとしたものを使っているらしく、そこが濡れていて滑ってるみたいでした。
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そこを後輪が通過する瞬間に滑っていたので、思い切りペダルを下に踏んでたんでしょうね。それに気がついてからは私も気にして、後輪が通過するタイミングでペダリングを弱めるように、また抜重するように回してみたんですが、それ以前から滑ってないので必要無かったかも知れません。あるいは、見た目でそういう物を踏まないように自然と避けていたのかも分かりませんが、無意識なので覚えていません。

とグルグル考えていると、後ろでガチャ!

振り向いたら転んでいたので、「頑張りますねー」なんて声かけたからそのせいで集中途切れちゃったかなぁ〜とか思って、「あ〜、話しかけちゃってすいません。僕が悪かったかな?」と一旦停止。Uターンを余儀なくされ、「大丈夫?」と声掛け。はすっちゃったかなぁ〜とか考えたんですけど、イヤそれはないなーって。聞くと、白線を踏んだ時に転けたとのこと。

あ〜、そりゃそうだろうなぁと内心で苦笑い。

分かっている人にとっては当たり前のことでも、想像すら出来ていない人には思いもよらないことなんですね。転けた人が大怪我じゃなくて良かったですけど、たとえ少しでも一緒に走るってことはそういう事まで共有することになるので、自転車で誰かと走るときにはお互いに気をつけないといけません。

転けた時にタイヤチェックしたら、ちょっと古いタイヤだったかも?とも見えましたし、空気圧はどのくらいにしていたのかなぁなんて考えました。そこまで聞きませんけど。雨上がりなので、それ考えたタイヤチョイスとタイヤ選びをしましょう。もちろん、走り方ありきで。

その方は上りの途中で追いついてきましたが、下りに入ったらあっという間に消えて見えなくなってしまいました。50キロも出さずにゆっくり下っていただけなんですが、安全マージンをちゃんと確保した上でその人がついて来られないように前半に差をつけました。登りで何度も追いついちゃうほど頑張るった挙句に転んじゃう人だと、無理して下られても危ないですからわざとです。無理してついてくる人がいたら、頑張らせてあげるのか、ちぎってあげるほうがよいのかって私は判断します。

誰かと一緒に走る機会は訪れますが、その場合にはお互いのことを察して、まずは自分を守るべく行動しましょう。

例えば、今回のようではなく、声掛けせずに後ろについてくる人の場合には、私は手信号も気にして出しませんし、そこまで気を使いません。そうやって付かれるのも好きではありませんので、離れてくれるように会話でアプローチします。あるプロライダーさんは「手信号出せよ危ない!」と後ろから怒鳴られたそうですが、何も考えずに自らの安全を他人で担保しようとする事の方が理解できません。

平坦をペダリングしているだけで、それを見ただけですけど、その人がクルマ=自転車に乗るのが上手かどうかはすぐに分かってしまいますよ。免許取り立てだったり、普段運転していない人が自動車を走らせているとすぐに見分けられてしまうのと同じですね。

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