パナのタイヤ編 〜2016モデルその10〜

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パナレーサーからは精力的にEVO3となり新しくなったタイヤがリリースされる。今回はラインアップが幅広い。広すぎてわかりにくい。

RACE D EVO 3
 700x23c/230g
 700x25c/250g
 700x28c/確認中

RACE L EVO 3
 700x20c/175g
 700x23c/180g
 700x25c/200g
 700x28c/確認中

RACE A EVO 3
 700x23c/210g
 700x25c/240g
 700x28c/確認中

こんなにある。全部あるとも言える。これは良い面と悪い面があると僕は思っていて、選びにくいのは決していいことはない気がします。

例えば、25Cや28Cでは空気圧を落として使いたいわけで、タイヤを変形させてグリップを作り出すような発想になります。そうなると、TypeLで使った場合どうなのか。もともとLは23でも剛性感に欠けるので、体重が重かったり、スピードが早いとか、荒れた路面では変形量が大きかったり、ピッチングが収まらない感じなると思います。それが太くなるとどうなるのか?あるいはそれに応じてゴムの厚みまで計算されているのか。Lで28Cってそもそも必要なのだろうか???

その点ではType Dだと太めが活きるのは間違いない。

というようにして、広いけど使い道がないタイヤが紛れ込んでいる気がします。開発過程でも削ろうかという話があったそうですが、作れるものは揃えてみた感じだそうです。恐らくは店とユーザー側のニーズがない商品は消していく作戦でしょう。

そして一番手前にあるのがチューブレス。

これはType Aのみのラインアップで、太さは23と25の2種類。重量はまだ未定だということで、おそらくはタイヤ性能含めて決まっていない段階のようだ。しかし、断面形状や設計はクリンチャーと同じだと説明があったので、目指す性能ありきでそれに合わせて設計するよりも、クリンチャーをチューブレス版にしてみたというアプローチのようだと推測できます。

DSC_0127

それゆえ、尖った断面形状もそのまま。果たしてこれはどう出るのか…。6気圧程度で乗るチューブレスは、断面形状変化が大きくなる、それでも転がるのがメリット。となると、このてっぺんだけゴムが厚いことで潰れ方が不均等になりはしないだろうか、と。あるいは空気圧を下げるとベタッとした感じになりはしないか、と。

そこら辺含めてまだまだテスト不足が否めないと私は思いますので、10月くらいにはリリースされるということですが、しばらくは発注せず、テストもせず、静観します。

リリースされたらば、無抵抗に無考察に「わーい、使いたい」とは考えないのです。真面目なサイクリスト目線なので。

DSC_0129

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