僕のスタンス

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僕は自転車を買う人にある程度はいじって欲しいと思っています。それは出来ないより、出来た方が良いからです。

しかし、いじれないといけないとは思っていません。

つまり、料理を作ることが出来ないと食べることを楽しめないとは思っていないんです。料理は食べるだけの世界もあります。しかし、より美味しさを知ったり、楽しみを深くしたり、腐ったものや美味しくないものを食べないようにする為には、”どうやって作ったか?”とか”何出てきているか?”などを知ることが必要になります。それが料理という文化を楽しむことになるからです。

自転車でも、自転車の文化を楽しんで欲しいと思っています。

構造や特性は最低限知っておきましょう。

そして、一人で走れるようになることを目標にしましょう。

カーボンとはなんなのか?を知っておかないと、「とにかくカーボンは弱いんだ」という適当な嘘情報に騙されてしまいます。

今回のこんな記事を鵜呑みにしてしまうと、文章中には一切ないメッセージすら信じてしまいがちです。

http://cyclist.sanspo.com/180903

「速いことが「是」ではなく、ひとりで走れないことは「非」ではない」とメッセージを出していたのに大変驚きました。是か非かという文化の争いではなく、公道を一人で走行する為に最低限知っておくべき事に変わりはないんですね。上のメッセージは女性に対してのようなんですが、性別など関係ありません。

釣りをするなら自分で餌をつけられないとダメでしょ?って思います。じゃないと1人で釣りが出来ません。全て出来ないとダメなのではなく、せめて餌くらいつけましょう。一人で釣りをする、旅をすることを目標にしましょう。

色々な楽しみ方をしている事は結構なことですから、誰かにくっついていって、餌をつけてもらって、「はい、どーぞ」。まぁ、楽しいんでしょうね。しかし、これのどこが自立した状態なんでしょう?ラインだって結べないとだめですし、それが出来てはじめて1人で旅にいけるのが楽しいんだと思っていますし、それを前提とした2人が一緒に走るから楽しいんじゃないのかなぁ?と思います。

女性は女性らしく、かっこよく走るのが楽しいのよ、私は。とこのご婦人は仰っているのであって、誰かにくっついて走ってもそれで良いじゃない?とは仰っていないと思うのですが…。ヨーロッパでもそうですけど、こういうメーカーさんの奥様達って日本人が想像するよりずっとタフで走るんですよね。普通にグランフォンディスタだったりしますから。Livの素晴らしいコンセプトとも大きくずれた勘違い記事だと思いました。