美味しい食べ方

この記事は約 2 分くらいで読めます

ここ数年、試乗車キャンペーンであったり、試乗会を開催されることが多くなりました。しかしながら、試乗車の状態は完璧であるケースばかりではありません。

それは完成車を購入しても、その完成度に差があるのと同じように、です。

私は試乗車をお客さんに乗って頂く前に、洗車や注油、調整などを行った上で用意しております。完成車が完成車として性能を発揮できるように手間をかけています。完璧な状態で試乗車をお預かりできればベストなのですが、そうとは限らないからです。箱から出して、手渡しで受け取って、そのまま店頭に並べるだけの場合もあるでしょう、おそらく。

他店からそのまま引き継ぐ試乗車の中には、汚れたままになっていたり、チェーンオイルすら足りていないものもあります。また、試乗車を運用し始めてから、一度もタイヤ交換していなかったり、チェーンやワイヤも交換しないままになっているケースもあります。それでは完成車の状態から性能が落ちた状態になってしまうでしょう。普段から整備不良車に乗っている方にとっては気づかないケースでも、しっかり整備されたバイクに乗っている方にはわかってしまいます。

それゆえ、面白いことが起こります。あるとき、他の機会に乗ったはずだろう自転車にもう一度乗って頂いたのですが、印象が良くなったと言う事象です。これは乗った後の会話もその評価に影響するのですが、”煽り言葉”ではなく、何かを食べてその美味しさを”スラスラと表現できる”人は少ないはずなのです。そこで手助けを差し上げるのは私です。ゆえに、案内役次第で美味しさを理解することが出来ないケースもあるのです。

お客さんは素材の味を確かめたくて、そのポテンシャルを知りたくて、憧れて、その為にいらっしゃるわけですから、出来るだけ美味しい食べ方をご案内いたします。

完成車ではなく、フレーム組みであればより顕著でしょう。

5件のコメント

コメントは受け付けていません。