BRM321鴨川

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いつも来てくれているお客さんと一緒にブルベに挑戦しよう!という今年の目標。まずは1発目。今回は私だけスケジュールを決めて、行ってきました。

コースはこちら
http://ajtamagawa.org/2015brm/2015brm321/

ブルベの何たるかに関しては私はまだまだわかりませんが、私の中での解釈としては「究極のロードサイクリング」という感覚です

サイクリングは自転車でする”旅”です。旅をつつがなく、楽しく過ごすには準備が大事。自由な旅も良いですが、基本的なことは知っておいたり、逃さぬようにしないと苦労してしまいます。機材、身体、持ち物、現地までの往復、食べ物、飲み物、宿泊など様々なことを準備し、完走の為に計画を立てること全てが僕にとってはブルベで楽しめることです。

準備している時点で完走できると思えなければ(思い続けなければ)、ダメでしょう。

準備は足りなければ、目標となるタイムに達しません。競争でもレースでもありませんが、私は速く走れないより走れた方が自分に余裕が出ますし、結果的に安全に走行できると考えています。その為の準備ですね。

今回の目標タイムは9時間。と言いたいけど、9時間半かなぁ…というのは練習不足から。あるいは、今回のコース設定ゆえでもあります。ここ1年半くらいの間は100km超のロードライドって数えるほどだったし、今年の最長距離は70キロくらい…だったので。最長でも10時間は掛からないだろう…という幅広い弱気な設定。

結果的には9時間22分で完走。スタートゴール前後の信号ラッシュによって大きくタイムロスしているので、ペース的には9時間切りペースで進行してました。2段階右折10回で30分くらいロスしますからねぇ…

辛かったけど、楽しかったです。一緒に練習しているお客さんと、今年のウチに200や300を完走したいと思っています。

他にもブルベやロングライドをはじめたい方をサポートしますので、何なりとお聞き下さい。

で、今回の準備。

■ バイク
ライド7000は走りの質が優しくてブルベ向き。重量の軽さはあまり影響しないので、ある程度軽量であれば問題なし。ホイールはカンパニョーロのシャマルが非常に良い。伸びが気持ちよくて、ジンワリ踏めるのが好きです。ハンドルとバーテープは完成車ままの仕様だったが、走行中に後悔。FSAのコンパクトはショートリーチなのは良いのだが、ショートドロップなので下ハン部分からレバーまでが遠い。バーテープは滑るので雨の時には不向き。

■ タイヤ
選んだのはMASSA T2601T。あの三船さんが自らブルベを走るのに開発したタイヤで、実際使用されている。僕にとってロングライドの定番品で、とてもオススメ。カットのしにくさはなぜか理由もわからないほどだし、パンク自体も全くしないんじゃないかと思うほどしない。そうなると、GP4Seasonみたいに表面が硬く感じたり、あるいは空気圧を落とせないほどトレッド面とサイドの硬さに差があったりするのだけど、それはこのタイヤにあたらない。杉目やすり目を組み合わせたクラシックなトレッドパターンは適度に心地よく転がるし、何よりタイヤ断面の丸さは素直なコーナーリング感覚を発揮してくれる。もう23Cを使うことはないです。今回は空気圧を6.0にしたけれど、失敗。平地で中高速巡航出来る区間がとても少ない上に路面の荒れ方を考えると、あと0.2低い方がベストだった。

■ 自転車への装備品
 携帯用ポンプ(バルビエリ NUDA)
 サドルバッグ(アランデル DUAL)
 ボトル2本
 ヘッドライト1個(キャットアイ VOLT300)
 テールライト(IPF HIDE ARC)

■ 補給食
持っていったのはショッツ11個。これ以外にコンビニでおにぎりなどを購入予定していた。前日はカーボローディングで準備し、2300kcalを想定すると、1時間あたり400kcalを消費し、最大10時間走る予定をしていたので、消費カロリーは4000kcal。4000-1700-300=2000なので、2000kcal摂取する必要がある。ショッツ1個113kcalなので、870kcalをショッツ以外で摂らなくてはいけない計算。ところが、寒さのせいだったり、細かに右へ左へ動き回るコースのせいだったりで、補給計画に失敗。結果的にはショッツ6個しか食べられず、その他コンビニのおにぎりを3個とドーナツ類を2個。これを800kcalとすると、1478kcalしか摂取出来ておらず、522kcalも足りない。これじゃ動けるはずはないということで、最後の最後にはガス欠をメイク。ざっくり見積もって、最後の1時間あたりでプツリと切れたので、4〜500kcal程度足りなかったであろうと、自分の感覚でも思っているので、計算した数値は正しいはず。この計算がとても大事。意味がわからない方はお店へどうぞ。自分の車のタンクにガスが入っているかどうか、それが大事です。

■ ウェア
当日の天気は微妙。温度は最高でも10度台前半だが、雨が降る予報もある状態。その場合には体感気温が一気に下がってしまう。ウインドブレーカー程度でも雨を多少は防げる(もちろん結局は染みるが)ので、一応前日準備には持参。雨予報は薄くなったのでウインドベストだけ持って行った。防風ジャケットとタイツは暑すぎるので却下し、ビブショーツとウォーマー類などを組み合わせる。ウインドブレーカーなどは来たまま走ると暑いし、風を受けるのでよほどのことが無ければ着ては走ることは無い。
 サーモドレス長袖ジャージ(パールイズミ)
 夏用ビブショーツ(パールイズミ)
 夏用メッシュアンダー(ゴールドウイン)
 光電子前側防風アンダー(ゴールドウイン)

■ ウェア小物
Buffは基本。ちょっと寒いときにも良いし、下りがあるときだけ首に被って走るのも良い。体感気温が明らかに上がる。バルムも基本中の基本。シューズカバーとソックスは蒸れないものをチョイス。もう冬用では暑い季節。
 ネックウォーマー(Buff)
 メリノウールソックス(Defeet)
 蛍光カラーグローブ&シューズカバー(Defeet)
 スポーツバルム スタートオイル

■ アイウェア
発売前のアイウェアをテスト。調光レンズ最高。ただ、ちょっと曇りやすいか。
 ビナートX フォトクロミック(オージーケーカブト)

■ ヘルメット
ウインターパッド装備で冷たくなりすぎず、軽くて快適でした。
 KOOFU WG-1

■ 持ち物
チューブ2本、携帯用工具、緊急連絡先カードを小さめのサドルバッグに収納。他は全てオーストリッチのバックパックライト5.5に収納。ジャージのポケットには一番左と真ん中にショッツを3個ずつ、一番右はゴミ用に空けておく。カードホルダーを首からかけ、そこには財布、各種カード類、ブルベカード、筆記用具、携帯を装備。

走りの方は…

PC1のちょっと手前までは前後にスタートした4〜5名の方と一緒に移動。脚を使えば出られそうだけど温存させて頂く展開。PC1手前の上りでばらける流れで一人になり、そこからずっと一人。

今回のコースは下りでダートがあったり、林道が数カ所もあり、路面の悪さと下りでの安めなさが目立った。上りは低い山しかないからこその急勾配が定番。200kmで1900mアップはなかなかなもんですな。

距離がかさむごとに辛くなる。残り100ある段階で四頭筋がピクピク(笑)PC3から先は追い風で35km/h以上での巡航をするも、エネルギー切れ。もう頭が回ってないので、食べるかどうかという判断すら出来ない。もう全然ダメです(笑)

街中に入るまで9時間切りペースだったけれど、信号の連続にあってあっという間に20分上乗せ。ゴールのコンビニでは「あ〜ついたぁ〜」と思わず声が出る。

もっと修行しないといけませんね。色々改善点はあります。300までは出来るかな…、それ以上の距離はきついな…(笑)

次はだいぶ先、7月と8月の予定です。その間にはロングライド色々とと企画します。

基本的にキューシートで走ります。わからない箇所や不安な箇所になったらガーミンEdge1000Jを地図モードに切り替えてチェック。あるいは間違えると「ビビ!」と教えてくれるよい子。ずっと地図にしているよりバッテリーの消耗を抑えられる気がするので。
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今回のバイクはメリダ ライド7000。ホイールはユーラスに。
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ショッツは11個。これでも足りません。
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こういうもので顔をぬぐうだけでリフレッシュして元気に走り出せます。
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この日は寒かったので、途中で塗り直せるようにスポーツバルムのスタートオイルを小分けに
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もし雨が降ったとき、荷物が濡れてしまうと結構悲しい。だから、ザックカバー。ちょっと大きめだけど、大丈夫。
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これからの季節、脚や腕を出していると汚れるのもモチベーション下がりますんで、タオルも便利。油汚れなども拭き取れます。
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スタート前。船橋の運河沿いにて。
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折角なので海沿いで…と思ったらホワイトアウトw
上の写真と比べると、調光レンズの使用範囲の広さがすばらしい。
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走ったら洗車、これ基本。
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アワアワ開始。
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終了。この間15分。ホイールも洗ってありますし、チェーンもキレイキレイ。洗車は手際よく、キレイに。この後オイルアップに5分以内、拭き取り5分以内、ブレーキシューの清掃やタイヤ表面のチェックを含めても40分あれば終わるでしょう。今回はダートを走ったので飛び石と巻き込みでリムのブレーキ面に傷がいくつか入ってましたので、丁寧に磨き作業を含めて1時間程度です。
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