ちょっとしたこと(メリダの場合には)

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完成車販売は完成車のままメーカーから送られてこらず、7部組み状態で我々ディーラーまで届くと言うことはご存じの通りかと思います。まだ知らぬ方もいらっしゃるでしょうけれど。

その後、店頭で組み立てますが、家具の組み立てや家電のセットアップとは違いまして、個体差も含む出来不出来等を修正、均一化し、乗り手の隠されたニーズに合わせて一台一台セットアップしていきます。

わざわざ言うことでもないのですが、これが他の人に聞いてみますと、「いや、意外と普通に組んでるだけってトコあるよぉ〜」なんて言われるものですから、珍しくわざわざ書いてみました。

ただこのように書くと、”とにかくばらしたモン勝ち”のような様相を呈すのがとにかくいやでして…、「BBまでばらしますーなんて毎回必要あるのかなぁ?」というのは私の認識です。チェックはしますが、全部バラすのであればその不完全なメーカー組み立てが問題であって、やってる人はただ働きですよね。それに、それって元々の組み立てが信頼できないからじゃないの?そっちの問題は?

幸運なことに?いや、そこまで考えてやってますけれど、メリダの場合には組み立てに関する精度や品質が大変良く、以前扱っていたあれやこれやのようにばらして組んでという必要がほぼありません。メリダの工場における工員さんのスキル管理によって、車輪組みも大変よく出来ています。”Handmade by …”とステッカーを貼っても良いレベルです。なお、スペシャライズドのハイエンドバイクの組み立てと出荷はメリダが行っています。つまり、メリダはハイエンド(カーボンフレームを使用したバイクなど)にフォーカスしたプレミアムなブランドなのですね。

組み立てレベルで心配のあるメーカーであれば、フレームの中身も心配でしょうねぇ。

さて、当店で背の小さいお客様が多いです。私が165センチだから、でしょうか。180センチを越える方って、ほとんど記憶にないくらいです…。

というわけで?手も小さいもんですから、太いバーでは握りづらかろう…と思い、バーテープをちょいちょい巻き直します。

直径が約4ミリ細くなりました。外周距離にしますと、12.56ミリにもなります。

12.5ミリ大きな輪を手で作るのって大変ですよね。

でも、この事は納車時に伝えることは少ないです。ほかに大事なことが沢山あるので、わざわざ言ってません。あ、たまには言います(笑。他にも気遣いをして組んでいるので、バイトくんが「おい、これ組んどいてよ」なんてパッと先輩社員に頼まれたバイクとの違いが出ると良いなぁなんて思ってます。

あとは、食べる方が味わって食べて頂けると嬉しいですね。

BEFORE
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AFTER
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