やっぱりシャマルなのね

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今回、ブルベをはじめるにあたって「さて、ホイールどうしようかな」となった私。

選ぶポイントはこれ。
 ・30〜35km/h前後での巡航性=速度の戻しやすさ
 ・コンフォート性能
 ・整備性
 ・商品の継続性
 ・走行環境への汎用性

ゼロ加速は気にしないので、出足で無理に踏んでホイールを回す必要はない。僕がやるのは長丁場だから。ロングライドの人も同じはず。信号と信号の間のダッシュなんて都内だけだし、やればやるだけ事故を起こす確率が増えるだけ。

G3の良さについては過去記事を検索して頂けると助かります。振れにくくてホントに良いホイールなのです。

で、結局シャマルを買い直すことに(笑

これらのポイントにおいて、シャマルは本当に最高の性能。選んで間違いは起きない。

ホイール選びは珍しいものを選んでぶら下げるのが目的ではなく、使えるときに使えて、なおかつ乗り味も良いものがよい。小さな代理店の商品はその理由で却下。

ちなみに他選択肢に関しても、これは私の経験と実績からの感覚的評価なので、その点はご了承下さい。ま、自転車では感覚が一番大事だと思いますけれど。

さて。

ディープ系は全て却下。リム高によるエアロ効果も確かにあるのだろうけれど、スポーク長の短縮による剛性アップが選手がディープ系を使う主な理由だろうと思う。

その中で唯一選択肢に入るのはボーラG3、それも旧ボーラ。新ボーラはいわゆるボーラらしさを失っているので光速で却下。ボーラではないボーラに用はない。ボーラがなぜ良いかと言えば、スポーク長が短いのにちょうど良さの範囲内に収まった乗り味だったからで、ノービスライダーが使える唯一の?ディープリムだったと私は評価しているし、同様の声はよく聞く。”なぜボーラなのか?”と。しかし、新ボーラはボーラに非ずなのだ。

現在もいろいろなディープリム完組が発売されているが、FFWDは私には硬すぎて進まない感じがしたし、他はパーツ供給含めて心配事が多すぎる。使用している人が少なく、修理実績や使用実績が不足した、スペアがいるような機材は一般の人には勧められない。新ボーラも現在の標準的相対スペックに準拠しただけで、ここ最近のホイールしか使っていない人は慣れてしまっているのかも知れないが、旧世代にはちょっと違和感を拭い去るのに厳しい。

さて、旧ボーラはチューブラーの為に却下。チューブラーは運用時のコストが大きいので、サッと持ち出して使えないがゆえ。

クリンチャーでもディープ系は硬い感じのホイールが多いので却下。

シマノ製品も選択肢にはいれた。WH-9000 C24シリーズ。CLは外周が軽いので却下、上りにフォーカスするわけではない。TLは真剣に考えた

フルクラムは何度も使っているがレーサー向け。ゼロも1も買ったけれど、すぐに手放したのを覚えている。スポークの組み方が原因であろう。あれが好きな人もいるが概ねレーサーに偏る印象だ。

ユーラスも可だが、ゾンダ以下は不可。フルクラムでも同じなのだけど、ゾンダとRACING3というのはどうにも好きになれない。これも私の感覚だし経験なので、何とも言えないかもしれないけれど、スポークが切れやすい印象がある。それと、柔らかい。ユーラス以上を使ってしまった身体では脳が拒否する。ユーラスとシャマルに使われているアルミスポークは出足もそこそこシャキッとするので一般レベルでは十分。それでいて硬くなってしまうのであれば困るが、そんな事はないので安心だし、速度も伸びを低いパワー域であっても体感できる。

切れやすい(とすれば)のは何でだろう?と考えると、単純にスポークが柔らかいのではないかと思っている。グッと加重した際に、パキン!とニップルの根元から折れるケースに何度か遭遇している。乗り方によるのだろうと思う。折れた人はいずれも体重が重たかったし、ハンドル加重が目立った。ただ、無理にブレード形状にしなくても、丸形状の方が一定方向からの力に弱くならないし、良いと思うのだけどどうだろう?

MEGA G3になる前のシャマルは絶品だった。その前のユーラスでも同じだったし、アルミスポークになる前の旧ユーラスも魔法の絨毯だった。糸魚川ファストランではハイペロンよりユーラスの方が楽(笑)ああいうところでは外周が軽いと、脚を回しすぎてカロリー消費が増え、脚が終わる。

シャマルはMEGA G3になったことで過剛性になっているかと思いきや、出足が少々鋭くなった程度に留まっており、シャマルらしさはいたって健在である。

最後に検討に入れたシャマルミッレは表面処理のせいなのか過剛性になってしまい、シャマルらしさを失ってしまうので途中で却下した。それゆえのノーマルシャマル。

チューブレスタイヤも使用したいので2WAY-FITを選択するのは当然。

というわけで、いまさら?ですが、シャマルは良いホイールなので一度は使ってみて頂きたいホイールです。

多段化が進むにつれて、2対1のリヤパターンはその妥当性を証明しつつあります。シマノや他社も採用したほどですから。ただ、フィーリングにおいてのアドバンテージはやはりカンパにありという印象です。

G3はなぜかよく走る。

カンパニョーロ シャマル ウルトラ 2WAY-FIT
シマノ用 179280円(税込)

カンパニョーロ ユーラス 2WAY-FIT
シマノ用 145800円(税込)

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