メリダをオススメする理由

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MERIDA_LOGO

「こちらではメリダが一番オススメなんですか?」

聞かれることが多い質問です。何の違和感も感じません、なぜってメリダをメインに扱う店は少しずつ増えていますが、情報量としては少ないですから。

それゆえ、「なぜにメリダ?」と感じる方が多いのはすごくよくわかります。

私自身も、3年前まではメリダってよくわからない存在(=知っているとは言えない程度)でした。名前は知っているし、MULTIVAN MERIDAも知っていて、ガンリタが来日したサイクルショーの時には欲しいとも思いました。でも、情報が元から供給されず、よくわからないままだったので意欲は失せていったのです。

ただ、その当時も今もメリダというメーカーの姿勢は変わっていません。

OEM生産を多く受け持って身につけた技術によって、欧州メーカーに対抗できるだけのハイクオリティなスポーツバイクの生産と、それに乗る人が楽しく自転車と生活できること、加えてレース現場で実力を示すことを目標としています。

実際に試乗して頂くことができればわかりやすいと思いますので、当店ではロード、MTBの試乗車をご用意しております。

以前に書きましたこんな記事
「ただいま! 〜メリダ工場内部に潜入!〜」
を読んで頂くと、メリダの生産現場がどんな感じなのかを知って頂けます。

私はこの現場を見て、現場の人に会って、「メリダはただのでかいブランドじゃないし、安いバイクのメーカーでもない」「どうやらものすごいものに出会ったらしい…」と気がつきました。それと「でかいだけじゃないけど、他のブランドに比べれば段違いにでかい…」ことも。GIANTに次ぐ、世界第2位の規模ですからね。

メリダが好きになる方の多くは”メリダグリーン”を多く身につけて頂く事が多くなります(笑)。

それは他の多くのメーカーでは文化的に無いものであるコーポレートカラーをしっかりと早い段階で打ち出し、メリダに乗っている人、作っている人、メーカーの社員、代理店、選手という全てがつながっているんだ=”メリダファミリー”という考え方をわかりやすく表していている結果だろうと思います。ホンダ車に赤バッヂを付けたいと思う気持ちと同じですね。それが”チームカラー”になってしまうと、無くなったチームや変わってしまったチームは年代物になってしまいますし、同じ括りとしての共有感覚がちょっと違うのではないかと思います。

メリダを輸入しているのはミヤタサイクル
日本に最初の自転車が伝わったのは幕末の横浜。外国人居留地に母国から自転車を持ち込んだのが最初。正式に自転車の輸入が始まったのは明治18年、その後明治23年に日本で始めて国産安全自転車(ブレーキ、チェーン、空気入りタイヤが装備された普及型自転車)を作ったのがミヤタです。つまり、ミヤタサイクルは日本最古の自転車メーカーなのです。

しかし現在、技術一筋のミヤタは残念ながら国産の自転車を作る設備を動かすことが出来ていません。巨大な親会社を持つ2つのメーカーを除くほぼ全ての自転車メーカーがそうであるように、です。1万円ママチャリに淘汰され、スポーツ車でも海外ブランド志向の中で消えていきました。そんな中でミヤタはもう一度レースで、スポーツバイクを盛り上げよう!とメリダを選びました。

またメリダは日本に”メリダを伝える”にあたって、そのミヤタを選びました。

ミヤタサイクルは単にメリダバイクの輸入元というだけではなく、メリダの考え方や目的を理解し、それを同じくし、日本のライダーにも伝えていきたいと考えています。当店はメリダMGDディーラーです。つまり、それら多くの意味を理解した上でメリダの良さを知って頂けるようにと想いながら販売しています。

当店がメリダをオススメするのは単に好きだからとか、安いからとか、かっこいいからという理由だけではないのです。

日本でのメリダは現在、ロードに2チーム、MTBにも1チームをしっかりとサポートし、それぞれのチーム体制を一過性ではなく一貫性を持って活動し、その下のアマチュア選手にも数多くのサポートを行い、そのフィードバックを製品開発やユーザーサポートへとつなげようとする”古典的な?”代理店は他に無いと思います。

レースに関係ないライダーにサポート(サービス)を提供することは大事ですが、レース(スポーツ)に投資することの大事さには大変共感します。楽しみ方としてレースありきではありませんが、スポーツとしてはレースは無くてはならないものです。

また、一般の方に向けた試乗車の拡充は年々増しており、ロードやMTBを問わず、各種イベントに出展されたり、我々MGDディーラーの店頭へお借りしたり、スケジュール次第では多くのメリダバイクをテストすることが出来るようになっています。

そんなメリダとミヤタの考え方をサポートして頂けるライダーの方はプロ、アマ問わず、年々増してきていると感じます。一般ライダーにとっても、割り切って考えれば”自転車は機材”です。一般ライダーも、メーカーや代理店やお店や他のライダーがいなければ走ることは出来ないと思います。

お金掛かるんですよ…レースは。それでもそこからアプローチをするスタイル、スポーツが好きなスタイル、それがメリダのやり方です。

ミヤタサイクルがメリダを扱うにあたって、私はこの点に惹かれ、メリダのバイクに乗っている人が増えればもっと自転車を楽しくできる環境が増えるはずだと感じました。メリダをもっと好きになって頂ける方が増えれば、もっとレースを出来る人が増えるはずだ、と。

「グリーンがかっこいいからメリダが良い」でも、きっかけは全然アリだと思いますので、もっとメリダを好きになって頂ける方が増えると良いなぁと思っています。

ぜひ、メリダにご注目下さい。
バイク選び関する様々なご相談を受け付けております。

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