入手性

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手に入れやすさは大事

ものの評価をする際に、手に入れやすいかどうかは大変大事だと思います。モノは良いけれど足りない、買えない、そういうものはいいモノではありません。一時的な欠品はあれど、常時その状態というものを評価することはしません。私は容易に買えないものは宣伝しません。

例えば、某メーカーのチェーンクリーナー。使ったことがないですけど、手に入れにくいので、毎回予約なので、そもそも使って試す気がありません。ケミカルはWAKOSがいいです。ホームセンターや自動車系量販に卸さない芯があり、プロ用としてちゃんとした製品しかありません。その上で入手性はすばらしい。これ以外考えらません。バイクメーカーにMERIDAを選ぶのも同じように、自社で精密かつ正確に、精度良く、計画的に生産されるからでもあります。

ウェアにおいてはパールイズミです。

常に着ているわけではないのですが、度々試しています。なぜなら、私にとって無くなっては困るメーカーだからです。品質、価格、入手性が高い合理性によって結合しており、無条件にオススメできます。

デザインの好き嫌いはわかります。とてもかっこいいばかりではないとは思います。しかし、基盤となっているポテンシャルやこれまで長きに渡って日本の自転車界を支えてきたことについては、欠かせないともいますし、感謝をしています。

だから、フラッグシップモデルとして新しくこの春夏にリリースされたばかりの「VISION」を買いました。

自社生地からイタリア製の生地に変わり、カットや細部の作りはこれまでのパールではない様子がひしひしと伝わりました。パッドも大変上質です。

着た感じは、当店で扱っているQ36.5の同価格帯よりは上だと思います。トップモデルはたしかに良いですが、その下の価格にこの製品をリリースできたのは素晴らしいと思います。Q36.5よりは多少窮屈ですが、ごく一般的なウェアメーカーのそれと同じレベルです(つまり、Q36.5が飛び抜けています)。イタリアメーカーにはいい部分もありますが、日本メーカーによる製品チェックに比べると次元が違います。これは自転車ウェアに限りませんね。無駄だと言えるくらいに縫製はしっかりしていて、バラツキもなく、壊れたらすぐそこにメーカーがあります(当店の場合にはパールイズミ本社まで自転車で10分です笑)。

チャレンジは応援します。

世間的にはクラウドファンディングばかりが挑戦としてもてはやされていますが、地味な従来の方法も見てほしいと思います。こちらの方が資金も多く、安定していますね。あくまで”製品としてのクオリティ”と責任は圧倒的に上だと思いますから。

というわけで「VISION シリーズ」、サイズによってはまだ在庫がありますので、ご注文いただければお取り寄せいたします。

パールイズミ
VISION ジャージ 18000円(税別)
VISON ビブショーツ 25000円(税別)