新生ヴィットリアのMTBタイヤ

ヴィットリアは変わった(しつこい笑)

ヴィットリアが嫌いだった方、使わないようにしていた方、そんな方にも使っていただきたいのです。

MTBタイヤについても、コンチネンタル的なものが幅を利かせてきたように見えます。反発は多々高め、摩耗に強く、経年劣化にも強い、そんな感じ。どちらかというとハードな路面に強く、ウェットやマッド、あるいは濡れた岩には弱いイメージ。

日本のIRCは健在ではあるものの、最近の開発はレースタイヤに振りすぎており、様々なコンディションでのグリップと転がりをバランス良く支えてくれるようなものは見つかりません。欲しいのはとりあえずこれ履いておけばいいというようなもの。

購入から30日以内なら交換できます

「こんなはずじゃなかった」
「つかいにくい」
そんなことはMTBタイヤでよくあることです笑

どんなタイヤも一長一短であり、物は使いようです。しかし、あまりにもイメージと違うものは困ります。

今回仕入れたタイヤは
「MTB タイヤ 30日間交換プログラム」
の適用品です。


つまり、購入してから30日以内であれば、別の製品と交換することが出来ます。これはめちゃくちゃ便利ですし、親切なプログラムだと思います。太さの変更も、後輪だけの変更も可能。

このチャンスにヴィットリアタイヤを試すのは得策です。

スタンダードなパターンともっちりコンパウンド

MTB用タイヤは奥深い。私もわかっていませんが、何年乗ってもわからないものでもあります。大きく言えば何でも使えるんですが、それは乗り手のスキルが有れば…という話。スキルに欠けるライダーは安定したタイヤを望み、スキルに長けたライダーは速いタイヤを望みます。インプレを読む際にはそれもポイントです。

私が重視するのは安定性。転がりや速さも捨てませんが、転んでしまえばオシマイです。また、バイクに乗って通過できる部分が多いほうが有利だし、楽しい。だったら、MTBタイヤに求めるのは軽さよりも安定性とバランスです。

特に最近はレーシング系リジッドより、120-140ミリストロークのフルサスやE-MTBがメインになってきており、それに向いたタイヤが増えている感じはします。

個人的には太くてグリップするタイヤを履いたほうがMTBは楽しいと思います。ロードバイクと同じ様に考えてしまい、バイクもタイヤもホイールも軽くしてしまうと、舗装路では速くて軽いものの、ぬかるんだトレイルの上で泳がされてしまいかねません。

もっちり系では他に、ハッチンソンやミシュランが挙げられますが、いずれもフランスタイヤらしく経年劣化に著しく弱く、買った当初としばらく後では全く別のタイヤになってしまいます。ヴィットリアはグラフェンを使用するようになってから、とても劣化や摩耗に強く、パンクもしにくいタイヤになっています。

世界で唯一の4C

ヴィットリアは現在、世界で唯一4種類のコンパウンドで構成しているメーカーです。「4Cテクノロジー」といい、トレッドのセンター、サイド、ショルダー部あるいは表層部、ベース部、ノブの芯や表層部などに異なるコンパウンドをレイヤーにして利用し、細かな設計を行っています。

TNTかTLRか

他社ではクリンチャーかチューブレスレディ(TLR)かという選択肢がありますが、ヴィットリアではもう一つ、TNTという選択肢があります。

GEAX時代にはTNTしかなく、全体にタイヤが重たい印象でしたが、TLRが登場。タイヤサイドをゴムで覆わず、その分軽量でしなやかに仕上げています。しかし、普段使いにはTNTがおすすめ。ゴムで覆うほうが強いのはもちろんなのでカットしにくく、むしろコシが出るので低圧でもヨレない印象があります。

簡単に言えば、TLRはレースタイヤ、TNTはトレイルタイヤ。同じパターンで2つ持っているのはヴィットリアの強みです。これって素晴らしいことですよね。

このパターンは良いけどサイドが弱いとか、ガッツリグリップが欲しいけど重たいからレースでは使いたくないとか、その両方をすべて選べます。


迷ったらBARZO

VITTORIA BARZO TNT 29/27.5 x 2.1/2.25/2.35/2.6
7300円(税別)


丸いタイヤに沿って等間隔に配置されたブロックは、その場所ごとに最適な形状にカットされており、コンパウンドはソフトでモッチリ。バランス良く使えそうです。このようなタイヤと比較して、さらに軽いMEZCALを”転がりが軽い”と表現するが、その分だけグリップを失うことになるので要注意。ビギナーや遊びで使うにはこのくらいが良いと思います。

PEYOTEという選択肢

VITTORIA PEYOTE TNT 29/27.5 x 2.1/2.25/2.35
7300円(税別)


もう一つ紹介したいのはPEYOTEです。GEAX時代にSAGUAROという代表作から作ったMEZCALという選択肢もあるものの、ここはPEYOTEを選択しました。SAGUAROの時から、細かいブロックが多く入りされているので舗装路でやや重たく、ブロックの間が詰まっていると泥つまりに弱いので日本ではこっちかな?というところ。PEYOTEはもともとハードパックにフォーカスしているものの、オールラウンドに使えるでしょう。

今年は開催されませんが、王滝ではPEYOTEが良いでしょう。林道メインで使うなら、私ならこれを使います。サイドノブはBARZOに似ており、センターが低く配置されています。林道を走って、時折根っこや岩などミスドセクションを走るなら、フロントにBARZO、リヤにPEYOTEという組み合わせもありです。女性や軽いライダーには前後ともPEYOTEもオススメです。