骨と筋肉

この記事は約 2 分くらいで読めます

クリス・フルームってクライマーってイメージかも知れないけれど、体重は普段のレースだと70キロあるいはそれ以上あるし、TTがめちゃ速い。70キロで体脂肪率等々を考慮すると、きっと筋肉量は60キロ以上に達するんではないか?と推測してます。つまり、筋肉と骨で出来てるってことではないですか?

先日は170センチ弱60キロの方があと5キロ減量するって言っていたけど、FTPは大きめに見積もって210Wだったので「いやいや絶対減らしちゃダメっす、むしろ増やして」って話になりました。この状態から体重を減らしたら確実にパワーダウンするでしょうから、結果的に遅くなると思います。とりあえず、筋量3キロ増を目標にと。

昨年のジロでのフルームのベストウェイトは68-69キロ。普段から絞り込んでるから1キロで目いっぱいなんですけど、むしろそう簡単に体重を失うことはダメだと分かっています。また、年齢が35越えたら平坦重視?で考えたほうが良いと思います。フィジカルの伸びでカバーできる年齢はその辺りで終わるので(笑)”筋肉を失う=スピードを失う”ことになると思います。

特に危険なのはロングライド。楽しいけどとっても危険で、強度が高いとなおのこと。筋肉を失うには格好の条件が揃ってます。毎年、8月以降に自分が調子崩すのは間違いなくこれです(笑)でも、楽しいライドなので年に1-2度は自分に許しています。これを月イチでやるならば、その分筋量維持もがんばりましょう!

強くペダルを踏めば結構筋トレになっているのでは?と言われますが、かなりしっかり踏まないとそこまで筋肉を育てることはできないでしょう。3時間以上乗る際にそれやったらすぐ脚終わるんで、1時間位のライドでガッツリやるべき。でも、そうするなら筋トレしたほうが早く、確実です(笑)

体重は減らすのではなく、最後に絞るだけです。でも、自分ら普通の人はそこまで絞れません。だって、仕事と生活があるからです。絞ったらストレス過多で死にます(笑)だから、自分の生活スタイルの中で1キロだけ絞ればいいのです。基本的には実用的な出力のアップを考えたいところ。

筋量を失うと、身体の貯蔵できるグリコーゲンの総量まで失うので最悪の結果。極力脂肪を燃焼させやすい身体を手に入れられるのは理想形ですけど、そう簡単ではないし、みんながそうなるわけではないので、ちゃんと生活しながらスポーツをするには乗ってる間は食べるようにしたいですね。

週の中で1時間だけ自転車乗るの止めて筋トレすれば結構な問題が解決するんだけどねぇ…。週に3-5時間くらい乗る人でも30分は充てたい。むしろ、30-45分なら他のことする時間とトレードオフできるできると思います。