ペダリングフォームの参考に

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ペダリングフォームにも色々あります
今回はローラー台で私がペダリングをし、そのフォームについて簡易に解説を加えました。この日の身体の状態は、前日に行ったストレングストレーニングのせいで可動域が十分ではなく、やや硬い部分があることはご了承ください。つまり、これは最高のペダリングです!というわけではありません。むしろ、私の中では最低レベルなのでスイマセン…

もう一つ見てほしいのは3:15から10秒間だけ出力を上げていますが、その際のフォームとその前後の低出力でのフォームです。身体の状態が硬いことでやや力んでしまっていますが、基本的な機能性は変わらないことをご理解ください。つまり、低出力時のフォームのままペダルを強く踏んだのではなく、高出力時のフォームで低い出力の時も回しているというイメージです。実走行ではバイクを左右に振ることが出来るので、実際にはもう少し楽に走れると思います。


ところどころにキャプションをつけています。それはよく見かけるフォームの間違いを指摘したものです。もちろん、個性のレベルで取得したものと間違いを区別するのは難しいですが、結果として出力が出ていなかったり、維持できなければ間違いであるか、そのフォームを獲得していないと判断して良いのではないでしょうか

フォームには個性がありますし、その教え方も細かいところでは多様性がありますが、基本的なイメージとしては同じようであると思います。ゆえ、これを見て「それは違う」と思う方もいるでしょうが、もっと言葉を深くすると根っこのところでは共通点があるものだと思います。

練習時にはペダリングに際して思い切り踏む前に、ウォームアップの時間を利用して、今日の体の状態を確認してから本格的に走り出します。


当店で行っているフィッティングでは、基本に忠実なフォームを学んで頂きます。その後、そこから個性を獲得するまでを長期的にフォローさせていただくなら最良だと思われます。

ペダリングするフォームに変化が現れなければ、ステムやハンドルの高低差や長さが変わっても出力に大きな変化は起きないでしょう。バットを短く保つ場合、短く持つ理由とそれに合わせたバッティングフォームを獲得してこそ意味があり、ただ短く持つだけではプレーに変化がないのと同じです。

出力を増したペダリングを速い球を投げるのに例えれば、全身がスムーズに動くことが欠かせないとイメージが湧きますか?

何か質問があればどうぞ。
また練習会では同じようなレクチャーもやったりします。