Wahoo KICKRが他のスマートトレーナーと比較して優れている点

”スマートトレーナー”というものがあることはご存じの方も多いと思いますが、それが何なのか詳しくはご存じないでしょうし、その値段を見て「うわ、高ぇ…」と腰が引けてしまって記憶から消してしまう方も多いでしょう。
ZWIFTというワードを知っている方なら、「あ、ZWIFTしやすくなるやつかな?」と知って頂けていると思いますが、残念ながらそれだけではありません。

「スマートトレーナーはZWIFT専用機ではありません」
ワークアウト、つまりローラー台の上で行う練習メニューを実行する際、それを指定のファイル形式にし、アプリケーションに読み込ませれば、Bluetoothで接続されたKICKRはそのワークアウトで指定された出力へ自動的に負荷調整を行います。

例えば、インナーローでもアウタートップでも、どちらを使っても指定の負荷に調整してしまいます。むしろ、ワークアウトに指定された負荷以外のペダリングができません。

これがERGモードです。
最初はびっくりしますね、「ハイテクすげー」と昭和の人なので驚いてしまいます(笑)例えば下の図のようなワークアウトを行う際にも、最初から終わりまで一切シフトレバーもリモートレバーをも触る必要はありません。そうです、あなたは只々ペダリングをしていればいいだけです。ものすごく集中できますし、KICKRシリーズにはパワーメーター(精度は±2%)が内蔵されていますので、負荷をかけたいパワーゾーンに対して100%の時間を費やすことができます。

外に出て、荒川まで走って30分、河川敷を1時間、帰りもまた30分。合計2時間のライドになりますが、その中で自分が強化したいパワーゾーンで走れている時間はどの程度になるでしょうか?パワーデータを持っている人ほど実感できるでしょうが、それは非常に不安定です。

しかしERGモードを使えば、それを100%にすることができます。

ERGモード以外にも、皆さんの多くがお使いのローラー台のように
 1:シフトチェンジして負荷を任意に調整する(スタンダードモード)
 2:リモートレバー等(KICKRの場合にはスマホアプリ)で指定した負荷に調整を行う(レジスタンスモード)
という使い方もできます。

WAHOO KICKRの特徴
・とにかく頑丈で重たい(約20キロ前後)ので安定している
・足の部分の微調整が可能で、折りたたむと小型になり場所を取らない
・独自のフライホイールシステムによる慣性の再現
・十分に静か
・2012年にデビュー以来大きなモデルチェンジをしていない
・高い信頼性(チームSKYが当初から使用)
・あらゆるアクスル径とエンド幅に対応


WAHOO KICKRと他メーカーの決定的な違い
上に挙げた特徴の中で最も大きなものは”フライホイール”でしょう。これによって、ローラー台における”実走感”を本質的な視点で実現しました。

実走感の正体は負荷の掛かり方です。それをローラー台の上でも実走行と同じようにすることをしていましたが、従来型のそれはどれも似たり寄ったりで、革新的な製品はありませんでした。ゆえ、いつの頃からかローラー台における実走感というのはあまりピックアップされなくなった気がします。

実走行における負荷の掛かり方というのは、登り、平坦、下りで異なることがわかると思います。同じ出力でペダリングしても、脚への感じ方が変わります。感じ方が違うということは踏み方そのものも異なり、使う筋肉も違います。分かりやすいところでは、同じワットで踏んでいても上りのほうがケイデンスが上がりにくく、維持しにくいでしょう。

WAHOO KICKR独自のフライホイールによるシステムはこれらを再現することができます。
同じ出力をインナーで踏む場合とアウターで踏む場合を比較すると、フライホイールの回転速度に差が生まれます。アウターで踏んだ場合のほうが、フライホイールはより多く回転し、ペダリングを止めてから自然に停止するまでの時間は長くかかります。フライホイールが回転している間、一度止めたペダルを再度踏み込むことは、実際のペダリングにおいてギアを変えずに遅いスピードから再加速することと同じです。

それをビデオで再現下のが下の動画です。

この違いを使い分けることで、ロードレースとヒルクライム、あるいはシクロクロスやロングライドなど、それぞれに必要なフィットネスを再現し、実際のトレーニングを行うことができます。

同じ出力を、同じケイデンスで回しても、ペダリングの内容は違うのです。
特にローラー台でトレーニングを多く行う場合、好みの負荷を好みのケイデンスで回すことが多くなり、実走行におけるペダリングにバリエーションができず、”回し疲れ”するケースが少なくありません。ただ、一般的なローラー台でケイデンスを高めたり、遅くしたりしても、負荷も変わってしまう為に出来る運動に限りが出てきます。

「じゃあ外を走ればいいじゃないか」というのは一つの正解ですし、補完手段ですが、それが出来ない時期(雨季や猛暑期)であったり、土地柄(積雪など)の条件がある場合には、簡単ではありません。

以上の理由から、他のスマートトレーナーと比較してWAHOO KICKRが最も優れていると言えるでしょう。


以下のウェブサイトには代表的なスマートトレーナー4機種を比較しています。WAHOO KICKRが見事1位に輝いています。


ちなみにダイレクトドライブタイプのWAHOO KICKRは155000円(税別)、タイヤドライブタイプのKICKR SNAPは69285円(税別)です。
タイヤドライブタイプでも負荷装置は同じく、またパワーメーターも装備しているため、使用環境がタイヤドライブを許すようでしたらコストダウンが可能です。

「15万あればホイール買えちゃうよね」と思われるかもしれませんが、ホイールを換えても走り方が一緒で変わらなければ、あるいはトレーニングの質が上がらなければ、実際には速くなると思えません。あくまで目的がトレーニングという方しか買わないのがローラー台なので、その価値観においてはホイールよりも大変秀でた価値提供は可能だと思います。

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