宇都宮シクロクロス遠征レポート その2

シクロクロス宇都宮遠征レポートのその2です。

機材、コース、パワーデータについてちょっとずつ掘り下げます。

[機材は前回までと同じです]
カンチブレーキ仕様のMERIDA CYCLOCROSSフレームに、6800アルテグラ、ホイールも6800。今回のタイヤは前後共にSERAC CX TUBELESSです。前後ともノーマルをチョイスしました。

シクロクロスのホイールにはロードみたいに派手なやつをチョイスしちゃう方も少なくありませんけど、私はあまりお薦めしません。オフロードの場合にはフレームやホイールの剛性にゆとりのようなものが必要で、ハンドルの遊びみたいなものだと捉えてください。ディープリムにすることでスポーク長が短くなり、レスポンスは増します。その代わり縦に硬くなり、捻れにくくもなります。それを利用できるフィジカルがレースの最後まで維持できる人は少なく、むしろリム外周の重さが足かせになることでしょう。

空気圧は試走を前1.8、後1.7で行い、そのままレースまで走りました。前のアツを高めに設定したのは、コーナーであまり潰れないようにするためです。確実な根拠があってのことではなく、何となくそんな感じを意識して使ったというところ。

相変わらず、メリダのシクロクロスフレームは使いやすくて、軽いし、速い。シクロクロス車らしく瞬間的な加速が得意です。重量も軽いですが、走りが軽いのはすごく好印象。低身長なのでホリゾンタルのバイクは振りが重いのでロードでも好きではないですし、シクロクロスの場合には加速命なところがあるので余計にそれは気にしています。ホリゾンタルにすると担ぎやすいとカタログには書いてあると思いますが、実際に大きな差がつくのはそれ以外の区間だろうと思います。乗れる区間で差が付けば、それを担ぎ易いからと逆転できるもんではありません。

先週、2017年モデルのディスク仕様フレームを入手しておいたので、頃合いを見計らってカンチ仕様からディスク仕様へと乗り換えます。フレームのカラー、ジオメトリまで全く同じ(笑)乗り換えやすいのは良いことです。

やはり、ディスクになりますとブレーキそのものの制動力やクセ(ロックしやすいかどうかやレバーのサイズなど)についての話題が多いですが、実際には自転車の走らせ方が違うんです。フォークは自転車のフォークとしての従来の役割から、強力な制動力を支える骨組みへと変わります。リヤはまだ2本のステイに因って役割分担が出来るのですが、フロントフォークではそれができません。

それでも、その味付けに関してはメーカーによる差が非常に大きくなっています。ですから、一概に”ディスク仕様”だと十把一絡げには出来ないでしょう。それに加えて、ホイールの役割も変わってしまうので、カンチ仕様とディスク仕様で乗り方も走行ラインもブレーキングポイントも全く違うものになるでしょうね。特にはディスク仕様にした上、ディープリムを使い、それにチューブラータイヤを履かせているケースではとても乗りにくくなる場合もあるのではないかと思います。あ、これはディスクロードも同じです。基本的には剛性の塊方向へ振れたものをどこでどうやって従来のバイクに近づけつつバランスを取るかというところがポイントになります。

ペダルの件についてはその1に書きましたので概ね割愛します。Qファクターは大事なので、MTB用でも狭められるものをリリースして欲しいです。今一度、全メーカーのペダルを総括しておきましょう。


[コース]
今回のコースは基本的にスピード&パワーのコースでした。ただし、キャンバー区間(スキーで言う片斜面のようなもの)をトラバースする際や砂セクションや激坂登りではパワーとテクニックの両方が必要になりました。特に差がつきやすかったのはキャンバー区間でしょう。乗るか下りるか、はたまたどこで乗るか。難しい判断です。

荒川の河川敷の法面を走るようなイメージですが、路面コンディションは泥なのでスリップダウンしてしまう感じが続きます。法面の上を走るか、下を走るか、それも選択ですし、どのギア比やケイデンスを選択するかも課題です。あるいは一度自転車から下りてしまうと、ドロドロなので漕ぎ出そうと思っても前輪が埋まってしまったり、横に流れてしまうので漕ぎ出せない状況でもあります。難しいですよね(笑)

私の場合には前がクリアであれば乗っていける部分が多かったのですが、ラインを塞がれてしまったり、あるいは焦っていたりすることでミスを誘われました。そういうところでのミスは大きいです。ちゃんと前を抜くタイミングで抜いておかないとダメです。

それにして楽しいコースでした。難しさがちょうどよくて、挑みがいがありました。コース幅は広くて追い抜きもしやすかったです。


スタートループでは800〜600Wを6本インターバル。1分47秒の平均ワットが346W。その後の通常ラップはNP:83-87%FTP、AVE:90-100%FTPという感じ。通常ラップ中はいつもどおりのギザギザっぷりでオンとオフの繰り返し。その他に20-30秒踏み続ける箇所が2箇所ありますけど、全体的にメリハリを効かせることができなかったという点を反省しています。今後は有酸素域の強化を行うように考えています。

次戦は「1/7 CX千葉 第1戦」です。

こちらはレースデータです。