Daily Archives: 2018/05/03

165mmのその後

クランク長を165mmに変更したその後
先のポストで紹介したPOWER2MAX NGecoのクランク長は165ミリです。変更する前のR8000も同じく165ミリでした。私の身長は165センチ、脚長は760ミリです。

以前、カンパニョーロコンポーネントユーザーだった際、165ミリクランクから170ミリへと仕方なく変更したものの、慣れてしまった問題なかった…のですが、さらにトレーニングを本格的に開始するとその差に悩むことになりました。

当初、短いことで”回しすぎる”傾向が表れ、それによって疲労したり、ネガティブな症状を得ました。しかしながら、短い期間に順応することができ、今では全く違和感なく使用し続けることができています。ただこれは170ミリに戻すべきということではなく、変化がなかったということではありません。

きっと、170ミリに戻すとかなり大きな変化を得ることでしょうね。

高ケイデンスへの勘違い
高ケイデンスとはケイデンスが高い状態です。もちろんその通りです。しかし、ケイデンスを上げることを目的にしたものではなく、結果的に高くなったというのが正しい順序です。高ケイデンスはケイデンスを上げることが目的ではなく、出力を上げ、それの維持を容易にすることを目的とした手段です。その為の適切なクランク長ですから、短くしたことで表面的なケイデンスの”数字”を上げられること(上げやすいこと)にかまけていてはいけないのです。

ちなみに、高ケイデンスは出力を上げるための手段ですから、自分の最大有酸素出力に対して高くない状態を長時間維持したい場合には、間違った方法だと言えます。ゆえ、長い時間のライド(ロングライド全般)では、ケイデンスは高すぎないことが適しています。

高ケイデンスにしない(しなくてもいい)場合、クランク長を適正よりも長い状態でも問題ないだろうという意見もあるのですが、165ミリに慣れた私の意見としては、”どのような目的においても、適正より長くすることで得られるあらゆるメリットが見つからない”と言えます。つまり、良いことなしです。

長いほうがより大きなパワーが出るというのは誤り。
以前は”長いほうがより大きなパワーが出る”と言われていたのですが、これは全く間違いであることが分かっています。とは言え、その実験は1983年に行われたものなので、”今まで何してたの?”っていう感じですけど、自転車では特に保守的な考え方(軽いほうが速いとか)が支配しているので仕方ないかもしれませんし、それくらいクランク長を決定する過程は複雑だということでしょう。

1983年にOmri Inbarが行った実験では22歳〜27歳の13人の被験者に対して、125ミリ〜225ミリまでのクランク長においてシッティングで30秒間の平均とピーク出力を測定しました。この中で最適なクランク長は164ミリと166ミリまであることがわかり、最適な長さは足の長さに依存する事がわかった。また、そこから5ミリ短い場合と長い場合のデータはそれぞれ0.77%、1.24%しか変わらなかった。

また150ミリより短いか200ミリより長い場合には大きなパワー変化はなく、125ミリと225ミリの両端では2-5%の出力変化しかみられなかったというものです。

また、2002年にMcDanielらにより行われた研究ではサイクリングの代謝コストは出力、ケイデンス、ペダル速度に大きく依存していることを明確に示し、145/170/195ミリのクランク長による代謝コストの差は殆どなかったとしています。

さらに2017年、Ferrer-Rocaらはより長いクランクが関節の屈曲を増加させ、股関節と膝関節の両方で必要とされる運動範囲を指摘し、より短いクランク長を選択した方が怪我の受傷リスクを減らすことが出来るとしました。

「出力にも代謝にも変化なしなら、長くていいじゃないか」と思われそうですが、実際には身長が低いほど、脚長が短いほど、股関節の可動範囲を広く利用する必要があります。先の実験でも身長差は考慮されていませんが、同程度の身長であろうと思われます。しかしながら、身長が低いほどに関節が柔軟であるという法則はなく、個人差や経験差に応じます。つまり、適正よりも長いクランク長を使う場合には、やはり苦労が多いということになるでしょう。

個人的な感想としては、”明らかに出力維持をすることが楽”だと言えます。

大事なのは回し方
大事なのは回し方や踏み方なので、ただ単純に短いクランクを取り付けてしまえば終わりではなく、むしろ違和感を解消できずに元に戻すケースが多いようです。フォームやペダリングの正解は1つではありませんが、理想的な身体を動かし方やその準備には共通点があります。それを無視して、闇雲にペダルを回すことで正解が得られるなら自転車も簡単なのですけどね(笑)

POWER2MAX NGecoの印象

POWER2MAXについての第一印象です
それまではパイオニアのペダリングモニターをシングルパワーモードにし、ANT+でWahoo ELEMNT BOLTへ送っていました。その場合には、ところどころ数字がゼロになったり、数字の変化が鈍かったりしたので気になっていました。SGX-CA500と組み合わせてペダリングモニターモードで使用する場合には、その様な問題は起きませんでした。

それがきっかけではなく、そもそも変えるつもりでした。

パワーメーターは機種によって色々な癖はありますが、現状ではどの機種でも性格な測定はほぼ可能になっています。しかしながら、片足計測という壁があり、それが目的によってはボトルネックになるケースもあります。

その上で今回は低コストで両足計測できるパワーメーターであるPOWER2MAX NGecoのテストをすることにしたわけです。やはり、自転車屋は実際に使ってみないとダメです。特にパワーメーターは使わずに語っても、空想に過ぎません。

いい感じですよ
先にあったようなゼロ表示もなく、出力値はリニアに変化し、非常に安定もしています。正確性にも問題はなく、取り付けるフレームを選ばないことやマグネット要らずであることも加味すると、やはりPOWER2MAX NGecoは優れたパワーメーターだといえると思います。ベストなチョイスの1つであり、筆頭にも挙げられそうです。

ちなみに、R8000からROTOR 3D24へクランクアームが変わったわけですが、硬い硬いと評判のクランクによる差は一切感じず(笑)R8000から変わっても全然わかりませんでした(笑)

今後はもっとパワーメーターを装着するサイクリストは増えるでしょう
パワーメーターはレースユーザーだけが必要とするものではありません。 走行量を距離ではなく、疲労度合いで管理したり、無理なライドをする前に計画を変更することができます。また、ポジションやペダリングフォームを検討する際に出力を見ることで、より効果の高いフォームを検討することもできます。

 

GOSSAMERならセンサーとアームのセットでなんと84,240円(税込)です
※センサーに貼り付けるステッカーは、色をユーザーが選べるので貼っていません
この価格で右と左を足した出力を計測できるパワーメーターは他にないでしょう。他メーカーであれば、左右どちらかの脚の出力しか計測できず、それを2倍にすることになります。GOSSAMERだとチェーンリングは?PCDは?と思うでしょうけど、これはシマノ4アーム仕様のセンサーがあるんです。だから、シマノのチェーンリングをそのまま使えます。アームの長さは165から5ミリ刻みあるのもうれしい。170ミリの店頭在庫もありますので、今使っているシマノ4クランクからチェーンリングを移植し、すぐに取り付けて帰れます。

サイクルショップ マティーノ ウェブストアでも購入できます
https://mattino.theshop.jp/items/11051502

本日〜6日は営業しています

昨日は定休日、その前はお休みと、久々の連休でした。

本日3日〜6日まではほぼ通常どおりに営業します。

5/3(木) 11時〜19時
5/4(金) 11時〜19時
5/5(土) 11時〜19時
5/6(日) 11時〜17時


ここからは私信です。

2日間、娘と二人旅を初めてしまして、とても楽しめました。4歳ですが、2歳程度の言語能力・運動能力と4歳同等の認知能力を持つので、しゃべれないからと子供扱いしているとダメです。これからどこへ行くとか、何をするとか、お話して説明しないとゴネます。

自分が何をするかも気にしますけど、私が何をするかもすごく気にします。周りの人が何をしているかもすごく気にしますから、自分が何をするかを忘れてしまうほとです。

「◯◯◯しようね」というと、「パパ?パパ?」と私はどうするのかを気にするのです。着替えも、ご飯も、何をするにも全部です。また、「◯◯◯するけど良い?」「◯◯◯して良い?」と聞くと、ほぼ「やだー」というのですが、実際にはイヤじゃないこともあります(笑)

ですから、説明するときには
「これからパパとあなたは一緒に◯◯へ行きます。ママは行きません。」
(この間に「ママ?ママ?(ママは行かないの?という意味)」というやり取りが数回)
「パパは◯◯します。あなたも◯◯します。行くのは二人で、いっしょに行きますよ。その後で◯◯に行って、◯◯をして、ご飯を食べて、お家には帰りますよ」
と言います。

PWS児は比較的静かです。内にこもる性格もあり、積極性は低い性格です。会話もたどたどしく、運動能力も低く、自己表現が上手ではありません。ゆえ、どこへ行っても「静かにしててエライねぇ」「お行儀いい子ねぇ」と言われます。うちの子もゴネることはあるのですが、とにかくすべてを説明してあげれば聞き入れて素直にしています。ただ、それは私が子のペースと親のペースとのバランスをとっての行動計画を伝えるからで、こちらの都合だけで勝手に行動するとすぐにゴネます(笑)

それが難しいんですが、きっと普通の子も同じだと思うんです。

本人に許容力があれば他人に合わせることもできるように見えて、実はストレスを感じているんだろうなぁと思います。なので、この旅の途中でもゴネている子を見ると、どこかで行き違ってしまったのだろうなぁと思うわけです。説明して、納得していないのに行動を強要すればいつかは破綻します。

段々とおしゃべりできる単語も増えてきましたし、今回の旅でも多くの体験をさせることでき、多くの笑顔を見ることができました。今は店の前の道路だけでですが、一緒に補助輪付き自転車に乗ることも楽しめるようになりました。