EPTすごすぎ

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EPTとは

防錆系チェーンというと、クロスバイクだったり、おもったるいイメージがありますけど、KMCのはXシリーズに加工したものなので、全然そんなことはありません。

むしろ、防錆を気にせずチェーンオイルを選べるので、油膜のもちだけ気にすればOKです。

EPTとは:塩水噴霧試験650時間に耐える特別仕様で、レースから普段使いまで利用できます

塩水噴霧試験とは、塩化ナトリウム(NaCl)溶液で噴霧した雰囲気に試料を入れ、金属材料、めっき被膜等を施した金属材料の耐食性を調べます。概ね5%中性塩水(PH6.5~7.2)を使うことが多いのですが、海水は3.4-5%程度なので、海水以上を濃度の塩水を650時間、つまり27日間浴びせっぱなしでも錆びない…すごすぎですよ。

値段(税別)は
 X11 グレー 3800円
 X11 NP 4000円
 X11 カラー 4600円
 X11 EPT 6000円
と値段はちょっと高いのですが、使うべきかと思います。

EPTチェーンは変速性能が高い

EPTシリーズはプレートのデザインが変わってまして、変速性能がとてもいいです。これは実感としてあります。

チェーンはシマノ!!!と言っていた私ですが、ここ数年のKMCチェーン性能の向上はめざましく、最近はKMC一択としています。ただ、なにもこだわらない方にはシマノを何も言わずに取り付けてますので、好みを言ってください。

余談ですが、切れにくいとか、切れやすいという話はわかりません。基本的にものは壊れるのではなく、使用者が壊すものだと思うので、運不運ではなくオーバーユースが原因だと思います。チェーンをよく切る場合、チェーンリングやスプロケを換えてないケースも多いはずです。それに汚れっぱなしで乗りすぎれば、切れるでしょう。いい選手はチェーンを切りませんので、そういうことかと思います。


ちなみに、Eバイク用のeシリーズはEPTが無条件に施されており、なおかつ強いピンが採用されているので値段はバカ高いですが、錆びない上に7500キロもつという驚異的な性能を誇ります。Eバイクでは汚れる場所を走ることも多くなり、足代わりに使う場合には整備も面倒になるので、EPTチェーンの利用は強くオススメします。なお、MERIDAの完成車では、一部異なるケースもありますが、KMCのeシリーズチェーンを基本的に採用しております。走行距離がさほどでもない場合、eシリーズではなく、XシリーズのEPT仕様をオススメしています。

KMC eTURBO EPT
e12 TURBO EPT 1万2000円(税抜)
e11 TURBO EPT 1万1500円(税抜)
e10 TURBO EPT 9750円(税抜)
e9 TURBO EPT 7250円(税抜)

・カラー:EPT
・136 リンク
・1/2″×11/128″
・ミッシングリンクの再利用不可 引張り強度:約1000kgf
・ピン強度:約450kgf
・可能走行距離:約7500km