ちゃんと洗って、ちゃんと挿す

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ワコーズ チェーンルブリキッド エクストリーム
1728円(税込)


ウェブストアでも販売しています
https://mattino.theshop.jp/items/4589110

”エクストリーム”とは、際どいコンディションの中でライドする場合の製品という意味で、例えばシクロクロス、マウンテンバイク、ブルベ、雨天時のライドなどで切れること無く、そして汚れずにチェーンを潤滑し続けます。

シクロクロスでは定番化したしてますが、ありとあらゆる過酷な環境のサイクリングには定番になっていいと思います。

ロングライド、ブルベ、MTB、ツーリングなど、自転車は予想しない天候になることがありますから、遠出をするときには「チェーンルブリキッドエクストリーム」がベストチョイスです。

私も最近はロードまで全部これです。800〜1000km/月に1〜2度洗ってから挿し直すサイクルを3度ほど、そしてチェーン交換。シクロクロスの方はそこまで距離を乗らないので、ワンシーズンで1本のチェーンを使う感じです。レース前々日に洗浄し、オイルを挿します。

これを上手に使うコツは洗浄です。このオイルに限らず、洗浄が上手くできないと乗りも悪いし、汚れもまた出て来るので全然ダメだろうとは思いますが、このオイルの場合にはコーティングが上手くいきませんから完璧な洗浄を行うほど効果が出ますし、また逆にもなります。

開発目的はエクストリームな環境下での走行に際して必要な性能です。粘性の高いオイルになると、ゴミを集めてしまいますし、乾いた砂等がオイルを吸ってしまって効果が期待できません。ゆえ、チェーンルブリキッド エクストリームはチェーンに皮膜を形成することによって、潤滑を行うようにしています。

より過酷な環境下、ブルベやシクロクロス、マウンテンバイクレースなどでも最後まで油膜を維持できるように設計されました。

その被膜は超強力。

塗布後は撥水、撥油となり、その性能はハンパじゃないです。

ただし、完全に水分を除去することや、塗布から6時間以上寝かして拭き取ることなどに注意が必要です。使用に際しては手間がかかるのですが、その耐久性を得たい場合にはそれを惜しまないほうが良さそうです。

特に砂によって削られたり、油を吸ってしまったり、その後キュルキュル…ということがありません。スゴイですね。

雨天の300キロファストランでも注油なしに問題なく完走されたと聞いています…

[実際に使用してみての感想]
砂等を巻き込んだ場合、流石にジャリジャリはするのですがその量は少なく、またギリギリとチェーンが傷んでいる様子はありません。15時間程度に渡って雨の中をサイクリングしたケースでもチェーンにサビが出るようなことはなく、最後まで潤滑し続けていました。ただし、走行後は防錆処理を行ったほうが良いでしょう。これまであったコーティング系チェーンオイルと比較して、チェーンの寿命を縮めている様子も無いと思います。というわけで普段から常用しています。