内外価格差のなく、優良な予感のするホイール

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新しいブランド「ワンエアー」

このONE AER(ワンエアー)は先日も紹介しましたが、新しいブランドです
http://www.oneaer.com/index.html

私が使用しているBH EVOホイール、そこでメインに携わっていた技術者が何人か引き連れて独立し、興したまったく新しいブランド。なので、まだ知名度はありません。

にも関わらず、早速サーベロの完成車に採用されるなど、新鋭にしては数段上からのスタートになっています。

BH EVOホイールのできの良さを考えつつ、今回の製品のスペックなどを見ますと、どうしても気になります。特に、これからディスクロード用ホイールの買い替えなどを考えている場合には、要注目だと思います。


ラインナップはカーボンのみ
ラインナップはディスク版はD3/5がDT370ハブ、DX3/5がDT240ハブ。リム版はRX3/5で、どちらもハブは240です。D2XというCX・グラベル用もあり、ハブは370となります。

リムハイトは2が32ミリ、3が38ミリ、5が48ミリです。リム幅は概ね26ミリです。

グラベル&CX用としてはD2Xというモデルになっているんですが、3や5でもグラベルやCXで使えると書いてありますので、耐久性的には問題ないようです。

すべてチューブレスレディに対応したリムです。BH EVOでの実績があるので、これは信頼できるリムだろうと思えます。

リムプロファイル

とりあえずモダンでコンサバティブな形状なので、文句なしの印象です。対応しているタイヤ幅は25〜40Cまで。


[ディスクブレーキ/DT 370ハブ]
D3 735g/875g/1610g 158,000円
D5 768g/895g/1663g 158,000円

[ディスクブレーキ/DT 240ハブ]
DX3 610g/710g/1320g 208,000円
DX5 630g/740g/1370g 208,000円

[リムブレーキ/DT 240ハブ]
RX3 638g/767g/1405g 218,000円
RX5 640g/782g/1442g 218,000円
※すべてホイールバッグ、シーラント、TLRテープ・バルブ付属
※リムブレーキモデルにはQR、シュー付属


かんたんに総括
使ってみないと感触ばかりはわかりませんけど、例えばスペックで見た場合には、驚異的な価格設定です。大きくはハブの違いで370か、240か。3本爪式かスターラチェットという違いもありますが、370はJベンドスポークなのに対して240はストレートプルになっています。

20万円前後では350ハブが妥当なラインです。FFWDのF4D-FCCは50ミリハイト、350ハブ、1550gで197,000円。ROVALやAeolusでは240を使った同程度のスペックだとおおむね前後で35万円前後が相場でしょうから、どう考えてもおかしい価格です。それに対してワンエアーのD5Xは50ミリハイト、240ハブ、1370gで208,000円。

軽くて安いばかりが正解ではないですし、繰り返せば使ってみてからの判断になりますけど、触手が伸びないわけがないと思います。めちゃくちゃ気になりますね。さすがに価格差が10万を超えると比較しようとは思いません。

下位モデルのD3/5にしても、税別15.8万円。この中に1600gの重量と信頼を詰め込んでいるので、まさに日常使用できるホイールになると思います。ディスク用となれば、もはやこの値段をだしてアルミリムを選択する理由はないでしょう。

DX3を装着した様子