真夏にも真冬にも快適なEバイク

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かつて、教習所でこんなことを言われました笑
私が2輪の免許を取得する際、講習が始まる最初の日、教官は私達にこう言いました。「〇〇自動車学校へようこそ、これからバイクの免許を取るための教習が始まります。きっと、免許を取ったらツーリングへ行こう!雑誌で見るように”風を切って””自然と一体になって”などとも考えるでしょう。しかし、残念!バイクに乗って気持ちがいいのは一年でたった2ヶ月位です笑。春と秋、それ以外は暑いか寒いかしかありません笑」

自転車もこれに近いですよね笑

意外と忘れがちですが、自転車に乗ることは運動です。野球をしたり、サッカーをするのと同じ運動です。それをするなら、夏は暑く、冬は寒い。ただの移動ではありません。ゆえ、走れば身体が熱くなります。しかし、Eバイクならばそれをだいぶラクに行うことが出来ます。

「ん?どういうこと?」って思います?
Eバイクに乗ることは、通常の自転車に乗るのに比べて、真夏も真冬も快適に移動できます。それはEバイクがしてくれるアシストのおかげです。

なぜ、真夏に快適なのか?
思い切り漕ぐ必要がありません。特にスタートダッシュ時は、信号が赤から青へ、あるいは減速からの再加速へと、速やかに加速をしたい。その場合に運動強度が上がります。巡航しているときにも運動しますが、一般レベルのサイクリングで言えば、主に加速時に大きなエネルギーを必要とします。走っているときは風を受けて気持ち良いんですが、停まると運動強度が高くなるほど自家発熱と路面からの熱で酷いことになります。Eバイクならば加速時に大きく踏み込む必要がありませんから、思ったよりも汗をかかずに済みます。お店に入るとき、汗が引くまで待つ必要も少なく済みますし、汗だくになることも少なくて済むでしょう。通勤時にも快適度が上がりますし、駐輪後も快適です。

なぜ、真冬に快適なのか?
自転車に乗るとき、真冬で問題になるのは衣類です。暑すぎず、寒すぎないようにしたいけれど、運動強度が高いほど停まると寒く感じます。むしろ、厚着しすぎてしまうと汗だく、ジャケットの中の衣服は汗でビチョビチョです。クロスバイクであっても、暑すぎてしまうことってありますね。特に街中での移動やお店に入る前、あるいは通勤時には困ることが多くあります。Eバイクならば、夏同様にスタートダッシュ時や登坂時に大きな力を必要としないため、運動強度を一定に保つことが出来ます。ゆえ、歩く時と同じくらいの厚着をしていても意外と快適です。もちろん、湿度を逃がす機能性やアンダーウェアの機能性が大事なことに変わりはありませんが、その上のレイヤリングや快適性は大きく変わります。例えば、真冬の峠道。もちろん、凍っていないところです。それでも、ロードバイクやクロスバイクで登ったらハァハァの汗だく、力を出せば出すほど山頂での休憩が必要になり、汗冷えも伴います。しかしEバイクならば、厚着をしたまま登ることが出来、山頂での休憩時間は短く済み、しかも寒くなりません。

さらに、雨でも快適
上の状況に加えて雨が降っているようなコンディションでは、さらに優位になります。雨の状況では一生懸命漕ぐことに加えて、路面や周囲の状況を確認しながら走ることが必要になります。加えてブレーキの効きも悪くなりますし、運動強度が上がった場合には汗冷えと同様の事象も発生します。私も漕ぎが軽くなるだけで、雨でこんなにも快適になるとは思ってもいませんでした。目の前の状況に集中しやすくなるので、楽しさが増すような感じでもあります。

E-MTBではさらなる効果が!
MTBで冬山で遊ぶことが多くなります。夏よりも人が少なく、虫も少なく、草も枯れて快適に走れるからです。しかしながら、冬場問題はここでも同様に発生します。標高が上がるほど、厚着したいけれど上りで暑すぎる問題が発生しますが、E-MTBではそこまで気にしないでOKです。ほどほどの運動強度で登り続けることが出来るので、登山やハイキングをするのと同じくらいの格好でOKです。

さらに安全
このように走ることに対してのストレス軽減され、精神的・肉体的な余裕も生まれ、周囲を見ることにも余裕が生まれます。イラッとする場面でも、再加速に力をそれほど必要としないだけで、心に大きな余裕が生まれます。つまり、事故なく安全に走行することにも大きく寄与します。

Eバイクは女性に最適
昨今、女性にはディスクロードが良いなどと言われますが、レースをしない場合には関してはEバイクの方がラクに、楽しく走ることが出来ます。一般の女性が求める程度のフィットネスレベルなら、十分に運動になるのがEバイクの運動強度なので、むしろ強度が高すぎて走るのがつらいと思うロードバイクより適している場合もありますね。そして、Eバイクはすべてディスクブレーキ装備ですし、フラットバーハンドルなら安心して姿勢も維持できます。

ちなみに、「上りをどれくらいの速度で走れるの?」と疑問をお持ちだと思うんですけど、私の個人的なリサーチによれば”おおよそ2倍”ですね。速度が2倍にると思って良いと思います笑