E-BIKEでのグラベル走行について

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E-BIKEでのグラベル走行について
まだまだ普及の入り口にいる段階なので、そんなことしてる人は日本に何人いるの?っていうレベルだと思いますが、今後の日本のスポーツバイクの核になるだろうE-BIKEで何ができるのか?何をするのが楽しいのか?について掘り下げて行く私です。

その中で先日グラベルを走ってみたので感想を述べておきます。

使用した車種はすでに何度も書いておりますが、
MIYATA CRUISE
のオリジナルカスタムモデルです。

カスタム前と後では全く乗り味が違うので、ぜひカスタムの相談もお待ちしております。

おおよそ、通勤カスタムならサドルとタイヤ、ツーリングならそれに加えてキャリアやバッグを加えるくらいでも十分です。ポジションを変えるにはステムがあればよいので全体的に車体本体以外にかかるコストはロードバイクより低く済みます。ホイールを変えるにしても、それほど高いものは必要ありません。

登りは登れちゃいます
砂利道の登りはスキル次第ではあるので、誰でも登れるわけではありません。しかし、もし私がEアシストなしのクロスバイクに乗っていたら、きっと同じコースを上ることは出来なかったでしょう。ギア比は今回フロントが44、リヤが11-34でした。完成車だと32までなので、最新のMTBコンポへ変更したほうが良いと思います。フロント44はかなり大きめですが、10速でも36、11速なら40以上ありますし、Eアシストがあるのでイケると思います。

下りは癖がある
下りはタイヤとジオメトリとスキルが大事です。もし、登ったのと同じだけ下るようなコースなら35C以上のサイドノブがあってソフトなタイヤが良いでしょう。今回は登ってしまえば下りはほぼ舗装路でしたので、32Cのほぼスリックを4.5気圧で走りました。そう考えると、この場合でもチューブレスタイヤは有効です。ジオメトリはフロントセンターが長めのバイクがあればその方が良いと思いますが、今はあまりバリエーションがありません。MIATAのCRUISEは比較的フロントセンターが長めなので、グラベルには向いていると思いますし、走ってみても十分走れる感じでした。ただ、その場合フォークは換えたほうが良いと思います。車重があるのでちょっとクセがあります。その点をタイヤ選択や空気圧の調整に反映させるのはコツです。

あとはジオメトリ
これは個人的な感想ですが、アメリカでのグラベルは完全にレースですけれど、日本ではツーリングが主体です。もちろん、ユニークなタイプのグラベルもありますが、あまりにジャンルレスなので数えられるほどではないでしょう。そう考えると、グラベルバイクはE-グラベルになったほうが楽しいと思います。メリダで言えば、E-SILEXですね(今はそのような車種はありません)。つまり、E-BIKEが普及するに従っていろいろな車種が登場すると思います。グラベルを含めてオフロードはジオメトリが結構大事で、安定性や操作性を大きく左右します。単にタイヤの太さだけ太くすれば走れるというものではありません。

まとめ
すでにオフロードに慣れている人であれば、Eアシストの登坂力を利用して様々な地形へのチャレンジも良いでしょう。しかし、オフロードを走り慣れない方はアシストを利用してどんどん登ってしまわないように注意したほうが良さそうです。”行かないほうが良い”のではなく、下りのことも考えて登るようにしましょうということです。少なくともEアシストなしの自転車よりも、E-BIKEによって多くの道や地形や景色を楽しむことができるのは間違いないと思います。