FUSION 5 GALACTIK 11STORM Tubeless Ready 700x25C

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FUSION 5 GALACTIK 11STORM Tubeless Ready 700x25C
これまでIRCのロードチューブレスタイヤを常用してきたので、それとの比較とタイヤとしての絶対評価と交えて、とりあえずは第一印象です。

これまでユッチンソンを常用していたのはFUSION3の頃でその時にはもっちりしたコンパウンドを好んでいました。ただ、フランスタイヤはミシュランと同様にして経年劣化が早く、それには印象が良くなかったものです。しかしながら、そのグリップ感というか、路面を捉える様子とそのキャパシティの広さは特筆モノだったという印象があります。

チューブレスはその頃に試したのですが、クリンチャー以上に良い印象が薄かったのは、あまり知識がなく使えていなかったことと、タイヤ自体が初期の製品ゆえ進歩が不足していたからでしょう。

その上でこの新しいFUSION5 TLを試しました。
まず装着から。ホイールはBH WHEELSのEVO 38 ULTRA。IRCを使用して問題ない実績のあるホイールで、寸法はETRTO準拠。MAVICのTLタイヤをOEM生産しているユッチンソンは技術力も上がっていると聞きました。結果的にはIRCほどの安定感はないものの、現状としては及第点だと言えます。私の手元に届いた2本の内、片方はシーラントの乗りが悪く、タイヤサイドから漏れてしまい、翌朝にインストールをやり直しました。このため、保険としてタイヤ内側を洗剤で洗ってから再インストール。気持ちシーラントは多めですね。こういう場合にはギリギリまでシーラントを絞っても抜けたら意味がないのです。重量増に関しては気にしません。実際になんのネガにもほぼならないレベルです。タイヤ、ホイール、ハブもですが、地面から浮かせて”空転”させるのと、凸凹の路面の上を”転がる”のは全く別の運動です。

転がりがものすごく軽い
第一印象で際立つのは軽さです。重量なのかなんなのか、理由は分かりませんが、軽さが際立ちます。IRCのような丁寧に変形して転がるのとことなり、路面を滑っているような感じに近いので、好き嫌いは出ると思いますが、一般的にはこちらのほうが軽いと言われるんだろうと思います。個人的にはIRCの方が低反発な感じで好みですし。コーナーリングでの安心感も勝ります。ただ、このあたりはトレードオフなのでどちらを重要視するかの違いだと思います。安心感と安定性のIRCに対して、速さのユッチンソンという印象でした。あくまで私個人の印象です。

レースタイヤである
その意味でIRC FORMULA PRO RBCCのようなツーリングからレースまでと言った幅の広い用途はカバーできず、レース向きという印象です。そういうタイヤの中ではかなり好みですね、私は。とにかく速いので、ヒルクライムにもクリテリウムにもいいと思います。

最後に残る装着に関する安定感
これに関してはもう少し何本も買ってみないと約束できませんが、IRCの方に軍配が上がるのは間違いないと思います。つまり、装着してすぐに安心して使える可能性がほぼ百発百中だからです。レース現場で交換も可能ですから、ロード、MTB、シクロクロス会場でIRCはとても頼りになるパートナーだと言えます。その点でユッチンソンだけではなく他のタイヤメーカーは必ず不安が残りますから、最低でも翌日まで放置しないと抜け具合を確認できません。1週間放置して抜けるエア量もIRCは大変優秀ですしね。

これ以上のことはお店で
チューブレス大好きな私は、持っている自転車すべてがチューブレスタイヤ対応。これ以上の詳しいことはお店で聞いて下さいね。今ならユッチンソン付きEVOホイールを試乗も可能です。