このタイヤはやっぱりすごかった…「ASPITE PRO RBCC」

ここ最近使ったタイヤの中でもっとも衝撃的
タイヤは転がりを軽くという方向がトレンドになっていて、それでいてコンフォータブルでグリップも良くというように、全方位的な性能向上が好まれています。何かが足りないけど、ある部分だけ際立ったクセの強いタイヤは少なくなってきています。

その意味では差が小さく感じることもありますが、それでもメーカーによっての方向性は比較すると面白いです。

当店でもっともおすすめしているIRCタイヤの特徴は
”タイヤを動かして転がす”
ということに尽きます。

他のメーカーではタイヤの変形量を小さくして転がすように考えたりもしていますが、IRCでは積極的に路面の凹凸やスピードによっても影響を受ける応力を利用します。その方がタイヤが転がるという根拠からです。しかしながら、タイヤを動かしたり変形させるとそれはロスとなる場合もあり、そのバランスが求められます。

今回使った「ASPITE PRO RBCC」はノーマルのASPITE PROにRBCCコンパウンドを採用し、トレッドを刻んだASPITE WET 24Cを26Cにまで拡幅したものです。(どうもそれだけじゃない気がしますが…)

使った印象は私好みすぎる特性のタイヤでした。チューブレスが好きな人にもおすすめできるクリンチャータイヤだと思います。ノーマルのASPITE PROは特に24Cについて縦に硬い印象だったのですが、こちらはもっとIRCタイヤらしい印象です。コーナーリング最中の自由度は際立っており(グリップという表現もできますがちょっと違う気がします)、ノーマルはエッジに乗っているかのような一本レールを縦に縦に曲がる印象に対して、このRBCCは面で捉えている印象が際立っています。

しかし、加速時の軽さは失っておらず、ゼロ加速も踏み直しも良く転がってました。ただ、IRCの癖を好まない方にはタイヤが潰れること自体をロスだと勘違い(感じる)することもあると思うので、体重や空気圧のセッティング次第で印象は異なってしまうでしょうが、上手いところを見つけることができると思います。

加速時にも、高速時にもクリンチャーでは考えられないほど安定しているので、スプリントでも安心してもがけました。安定しているというのも中身は色々ではありますが、ベタつく感じはしませんでした。

使って欲しいタイヤです。
これは良いタイヤです。

※ただ、あくまでもこれは私の印象によるものですので、タイヤの絶対性能を決めるものではありません