スターライト幕張シクロクロス CM1クラス 6位/25人

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今週の土日にはサイクルモードが開催されていましたが、その会場から数分の場所でシクロクロスレースも開催されていました。


昨年からシクロクロスを初め、幕張は今年が初エントリー。観戦している限りではドロドロなイメージが付きまといますが、今回は前日までの雨の影響があったのは午前試走と最初の数レースだけで、13時10分スタートとなる我々のクラスまでにはかなりコンディションが改善していました。

直前のCM2+3クラス、C3クラスを見る限りではそれが見えていたのでコンディションの不安は減ったものの、レーススピードでの走行はまた別。とりあえず始まってみないとわからないもんです。

ゼッケン6番なので最前列スタート。今回の目標はまたまた無難にシングルリザルトです。表彰台だ優勝だと掲げたいのは山々ですが、現実的に可能な限界というのは自分で感じます。もちろん、何が起こるかはわかりませんけど、あくまでも私生活や仕事がちゃんと出来るように帰ってくることも目標の中にありますし、レースはまだまだ続きます。来年もあります。その中で楽しくレース生活を続けることが大事だと思います。だから、無理をしないようにしています。

自分の場合にはある種のデータや文献に経験を加えてた結果、レース中に出力がMMP(CP)を越えないように気にして走ってます。「それ見てるの?」とパワーメーターについては度々質問を受けますが、見ていませんが気にしています。普段のトレーニングから追い風、向かい風、上り、下り、ダートなどでどのようなペダリングをすればおおよそどのくらいの出力になるということをメモリーしておきます。少なくとも大きくゾーンから外れなければOKくらいに思って、なおかつ広めのゾーンならそれの上か下かくらいまで気にします。30秒、1分あたりは気にしていて、スタートダッシュでもそれを越えないくらいにしてます。レース経験者の方からすれば「それじゃ行かれちゃだろ」と思われると思いますが、一度でもMMPを超えて出力してしまう、しかもそれが無理な踏み方になり四頭筋負荷増大などを生むと、その後のペダリングスキルにも影響し、結局追い上げが出来ないということになります。スタートダッシュでは自分が本来持っている実力以上の順位に移りやすいのですが、問題はその先であり、結果的にはゴールした時が大事だと思っております。

第一コーナーは右なのにアウト側にいてしかもスタートダッシュで負けちゃう私はいきなり遅れます。次の左コーナーでもアウトから抜かれてしまい、6番から10番くらいまで下げてしまいました。

このコースは強い脚も必要だけれどテクニックも試されるので、MTBライダーが強いと思い、その中でもちょうど前にいた須藤さんの後ろでお勉強させてもらいながら一緒に上がっていこう!と他人頼りで走ってみたのですが、どうも須藤さんのペースが上がらない…。その内、”肘で前へいけよ”と合図されて追い抜き、更に前を追いました。

この日はあまり調子が良くなく、なんかイマイチ気乗りしない感じで、アップも全くせずにスタートしました。身体の準備はいまいちだったけれど周回を重ねるうちに何とかかんとかがんばれたという感じです。3周目以降はそこそこ腰や足に来てたんですが、トータルのIFは0.82とそこまで追い込めていないのはそのせいと前半での詰まりが原因でしょう。スタートダッシュと追い抜き、ただこれを実現するためにはもう一つ上のステップに上る必要がありそうです。

なお今回は前回までのレースでの内容を鑑みてDi2仕様へと変更しています。これは大正解でした。シフトミスがほぼなくなり、正確かつ最速のシフト操作をゴールまでし続けることができました。ただ、フロントギアの歯数には検討の余地がありそうです。これは変更予定だったのですが、仕事が忙しくてできませんでした。

2周目中盤からは岡部さんについていきたかったし、抜いた場面もあったのですが、残念ながら3周目での転倒により離された差を埋めることは出来ませんでした。ただ、このあたりでのフィジカルの差はなく、むしろ自分のほうが上だと感じました。その後、ギリギリまで競っていた森さんを追い抜いて6着でゴール。フィジカルに加えて上下に揺さぶられるコースへの対応が自分の強みだと感じました。そのあたりはMTBで鍛えられた結果でしょう。


シクロクロス2年目、MTBの頃からもともとバイクを操るのが上手ではない自分が32Cという細いタイヤ幅や柔らかいタイヤ剛性に徐々に慣れてきていて、どの状況でどのあたりまで無理ができるかできないかという理解が広がりつつあります。その中でタイヤ選びや空気圧の設定、また走り方も含めて一進一退しつつトライアンドエラーの繰り返しをしています。

今回はレースらしいレースが展開としては出来たと思いますのでその点は満足しています。しかし、スタートラップ、中盤での追い越し、さらに後半のもうひと踏みが出来るようにする身体作りと精神力は必要だと感じました。とはいえ、次のレースまでにすぐにどうにか出来るものでもありませんし、総合的な進歩が必要ですから、焦らずに楽しみながらモチベーションに薪を焼べ続けたいと思います。

野辺山、全日本マスターズ選手権には出場しませんので、次戦は宇都宮シクロクロスです。

追伸
来シーズンに向けてマティーノでは、アマチュアシクロクロスチームを立ち上げます。現状のメンバーは私だけでw、そのメンバー募集します。一定の審査や縛りもありますが、経済的な負担は大きくならないようには考えているので、興味のある方は加入条件について相談に来て下さい。カテゴリーは問わずC4からでもやる気のある方なら対象になります。