フィッティングを受けてくれたお客さんがブログにその感想を書いてくれました

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フィッティングを受けてくれたお客さんがブログにその感想を書いてくれました
ニュアンスや言い方には気をつけているんですが、すべて伝わるということはありませんし、誤解されることもあります。しかし、色々な葛藤がありながらも一定程度受け入れて頂けた事には有り難く思います。

どうしても、フィッティングをしますと仰ることを肯定することばかりではなくなり、むしろ否定されたことの方が(直接的でなくても)気になってしまいますし、頭にこびりついてしまいます。努力されている方ほど、それは顕著だとわかっています。私にもその経験は何度かあります。”モヤモヤ”するものです。

しかしながら、どこかで方向を修正して差し上げたいという気持ちから、極力優しい言葉で(でも、ついビシッと言ってしまう時もあります…)、でも”伝えなければならないことは伝えたい”という気持ちでお話しています。それは勇気を持って私に伝えてくれた人達に対しての感謝と、わざわざ私のところまで訪ねてくださった方への感謝からです。

スポーツ自転車の入り口は浅く、しかし奥は広い
自転車はペダルを回せば前に進み、それで一応自転車に乗っていると言えますが、スポーツやアスリートレベルで”乗れている”状態になるには他のスポーツと同様の努力が必要です。自転車の場合、ペダルを回すことが上手になればバランスを取るのも上手になり、結果的にスピードはあがり、視野が広がり、安全に乗れるようになります。それには一定以上の積算乗車時間というものも必要だと思います。どんなに技術が優れていても、初めて1年の方は1年間に蓄積可能な経験値によって培われた感覚による解釈となり、3年乗った方にはもう少し進んだ別の解釈があるはずです。

フィッティングの方法はその方次第で変えております
この方はトライアスロンでというある程度の目標設定がありましたので、最も奥の深いパターンで中長期的なお話しています。ゆえ、パフォーマンスアップの天井は最も高くなる想定です。しかし、時間は掛かると思います。乗る頻度が少なかったり、経験値が浅い方の場合には、もう少し短中期的な改善を感じられるようにお話しています。ただ、自転車に乗るという基本的なことや内容は一緒ですので、いずれの場合にもカバーするようにしています。そうでないと、その先の細かい寸法を調整する際に障害となってしまうからです。どこまでを個性として認めるかは際どい判断ですが、入口の部分の基礎的な認識は共有しておいたほうが良いと思います。そうすれば、どれを個性として発揮すべきかは自ずと個人で判断ができるはずです。それが自分のフォームを理解したという状態かと思います。

ブログの最後に書かれていらっしゃいますように、私のフィッティングに限らずパーソナルトレーニングコーチングだと言えると思います。”フィッティング”という寸法の調整だけで済ませるのは実際に無理なんです。どの程度具体化されているかは異なりますが、各々の方には目標があるから”どうにかしたい”と思われているでしょう。しかし、それは寸法の調整だけで実現できないのです。特にパフォーマンスアップに関わる部分はより一層です。ゆえ、回数を重ねれば重ねるほど感覚の摺合せに終止したり、実際のトレーニングや走行プランへの修正作業にもなったりします。

またお待ちしております
この度は詳しく書いて頂きましてありがとうございました。またのお越しをお待ちしております。いつか、目標に達することを願っています。


ロードバイクのフィッティングサービス初体験@サイクルショップMattino
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