ニバリのために用意された「REACTO KOM」

この記事は約 1 分くらいで読めます

新しいTIME WARP TT以外に、BAHRAIN-MERIDA PROサイクリングチームの武器にはもう一つの特別な自転車があります。

SCULTURAに乗っていたVincenzo Nibaliはミラノサンレモで勝利を得るためにREACTOを選択しました。理由は総合性能と空力特性での利点です。彼は古いタイプの選手でしたが、それでもなおREACTOを選ばざるを得ませんでした。

チームが使用するREACTOは7.2kgの重量があります。それはUCIの重量規定に対して400グラム重たく、これはニバリのように軽量な選手にとってハンディになってしまいます。ニバリからUCI規定重量である6.8kgにすることができるならば、ツールでREACTOに乗りたいと伝えられたMERIDA R&Dチームは「REACTO KOM」を生み出しました。

標重量6.8kgを達成するために、R&Dチームは次の点を検討しました。

■ フレームは標準的なレイアップのままですが、大きく乗り味を損なわない範囲での可能な限り軽量な繊維の採用をしました
■ チームはFSAとCONTINENTALがKOMプロジェクトのために超軽量なコックピット、チューブラータイヤ、ホイールとペダルのためのチタンアクスルを提供しました
■ 塗装で大きく軽量化を施していますが、そのデザインには特別なこだわりを込めています。ヴィンチェンツォ・ニバリのREACTO KOMは、Tour de France 2014、Giro d’Italia 2013&2016、Vuelta aEspaña2010でのステージ優勝を挙げたことモチーフにし、それを象徴する色を示しています。
■ 銀の「歯」はヴィンチェンツォのニックネームである「メッシーナの鮫」を思い起こさせるものです。