シクロクロスのススメ

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昨日のレースから一夜明けて
直後の悔しさを消化したのはリザルトを見てから。他カテゴリーの結果や自カテゴリーの前後の差を見て、納得するものがありました。自分のレースでの改善点を加味すれば、まだやれるし、やれたはず。それと合わせてパワーデータが大事になってきますね。ふむふむ…

シクロクロスは面白いですね
シクロクロスを初めた理由は
 「時短トレでなんとかやっていける」
からです。

これからそれを説明します。

[ロードレース]
まず転倒リスクが大きいこともありますが、レース時間と内容を考えた場合にトレーニング時間の確保が難しい。集団走行など高いバイクスキルが必須。チームやクラブにしっかり所属しないと、結果を出すトレーニングをすることが実質的にできない。

[ヒルクライム]
ロードレースほどではないにせよある程度の時間確保が必要ですが、生活の中での精神的負荷が高くなりがち。極端にこれに特化する場合には、普段のサイクリングに支障をきたす場合がある。

[ブルベ]
それこそ最もトレーニング時間が必要になるので、ロングライド同様にかなり無理。加えて身体の総合的な強さが求められる。機材消耗が激しいので、コストは相対的に大きくなる部類。

[シクロクロス]
競技時間が短いので、一度のトレーニング時間も同様にして確保の必要性が薄い。コース特性を加味する場合、成績を上げるのに必要なフィジカル、メンタル、フィットネスの各スキルが分かり易く、トレーニング時間を割り当てる場合に効率化しやすい。ゆえ、時間がない生活をする人でも可能。それに加えて、割と近場にレース開催が点在していることで、レースを選ぶことができ、遠征費用が大きくはかからずに済む。レース全体に言えることではあるけれど、シクロクロスに関しては特に”高級品”は必要ないので機材コストは相対的に小さい。


なぜレースなのか
私は元来レーサーではないですが、自転車に乗り続けていて”乗り続ける理由”を探し始める時期に来ていたので始めてみました。

「今の実力でできるかな…」と思うのはみんな一緒ですが、練習せずに出てみるのは間違いです。私は「エントリーしちゃえ!」とは思いません。無理なく、まずは練習してから、やってみようという自信が少しだけついてからで良いと思います。私も同じでしたし、その方が結果がちゃんと出ますし、それへの評価もちゃんとできます。

レースにエントリーすると、生活に張りが出ます。メリハリというやつです。これがとても良い効果を生みます。

体力がつき、筋力もつき、頭も冴え、ポジティブな気分になることが多くなると思います。なんだか自己啓発的ですが、そういうもんなのです。

自転車に乗りに行くにしても、しっかりとした目的意識が根付けば、その時間は充実したものになるでしょう。これまでは3時間も4時間もあるいはそれ以上の時間を費やさないと満足が得られなかったかも知れませんが、シクロクロスのトレーニングであれば一度に1-1.5時間で十分満足が得られます。むしろ、それ以上の時間のライドは必要ないと割り切って楽しむことも可能です。もちろん、トップを目指すにはより大きな努力と時間の確保が必要ですが、”レースを楽しむ”レベルであればそこまで大きな負荷を生活に掛ける必要性はありません。半日や一日のライドに出かける場合、約5-8時間/日もの確保が必要になるでしょう。しかしシクロクロス用のトレーニングであれば、平均4-5時間/週でなんとかやれると思います。もちろん、6時間/週以上確保できればベストです。

もうシクロクロスをやってるけど成績が上がらない場合には、何か無駄なことがあるのだと思います。それに関しても、お気軽にご相談下さい。

なので、今はロードに乗ってるけど
 ・そろそろ機材にも飽きた、あるいはそこそこ充実させた
 ・いつも同じ走り方をしていて、目標は特に無い
 ・いつも1人で走る
 ・以前は毎週乗ったけど、乗るチャンスが減ってきている
 ・オフロードに興味がある
そんな方にはシクロクロスレースのある生活をオススメします。

どうせやるなら成績を出しましょう。買って、遊ぶだけだと、結局はロードと同じことになってしまうかも知れませんよ。